エピローグ
;夜
【小夜子】
「日が落ちて、涼しくなったくらいにようやく息子は満足してくれたのか、私の中からペニスを抜きました……ずっと繋がったままキスをして、動いてないにも関わらず時折射精していた息子のペニスは私の愛液と精液でテラテラと光り、年頃の物とは思えぬほどの迫力がありました」
「んぅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅぱ……くちゅ、ちゅぱ……んふぅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……んふぅ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ちゅぱ、くちゅるぅ……んふぅ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……」
【小夜子】
「そのペニスを丁寧に舐め、愛液と精液を舐めとり、飲み下していきます……口の中だけじゃなくて、お腹の中から獣の匂いがして……身体の奥がうずきそうになるのを必死になだめ、すかし……堪えます」
「ぷぁ、はぁ……はい、綺麗になったわよ……んぁ、はぁ……もう、駄目よ。ずっとセックスばっかりだったでしょう? 夕ご飯もあるし、汚したところキレイにしないと……お父さん、明日の夜には帰ってくるんだからね」
【小夜子】
「夫を口実にしたのは、これ以上すると私自身が歯止めが利かなくなりそうだからです……明日の夜なら、明日掃除しても間に合うのに、そうと自分に言い聞かせないと……夫のことすら忘れて、息子のペニスの虜にされてしまう……そういう危機感からの言葉でした」
「ん、ありがと……って、本当に? ……嬉しいけど、どうしたの? いつもはそんな事しないのに……」
【小夜子】
「私の言葉に息子は素直に頷きました……ただ、驚いたのは夕食は自分が用意する、と言い出したことです……料理なんてした事がないはずの息子の言葉に私が驚いたのも無理はないことだと思います」
「嬉しいけど、料理なんてした事ないでしょう? 怪我したら大変だし……ん、ふふ……もう、ばかね、あなたったら……でも、嬉しいわ、ありがとう」
【小夜子】
「今日は母さんを疲れさせたから、休ませてあげたい……息子の言葉に先ほどまでとは全く違う温かい気持ちが胸に広がります……女として屈服させられ、母としてここまで愛情を持たされ……まったく、自分の息子の事ながら……そんな事をされては、全て許すしかありません」
「ん、ちゅ……大丈夫よ、お母さんこれくらいじゃまだ大丈夫だから……でも、そうね。そう言うならお掃除お願いしようかしら。こことか、さっきの廊下とか、汚れちゃったから雑巾で床拭きしてもらっちゃおうかしらね」
【小夜子】
「私の言葉にえーーー、と大げさに息子が言います……とはいえ、表情は笑っているので本当に嫌、ではなくポーズなのでしょう……息子のレイプから始まったこの関係ですが……今では私自身、失いたくないと思ってしまう。そんな関係になってしまっています」
「だーめ、汚したあなたも同罪なんだから、ちゃんとやってもらうからね……ふふ、大丈夫よ、ちゃんと出来たらご褒美あげるから……ん、そうそう、やる気出たみたいね……それじゃ、母さん夕飯の用意するわね。何食べたい? ……ん、判ったわ。それじゃ、用意するわね」
【小夜子】
「息子が食べたいものを聞くと、まだ子供なんだな、と思います……もっとも、親から見れば子供は何歳になっても子供なので、これはきっと一生変わらないでしょう」
【小夜子】
「歪んでいる、と端から見れば思われるでしょうが……私と息子の間で言えば、不思議とこの関係が始まる前よりも健全な関係にも思えるのです。思ったことをきちんと伝えあい、お互いの要求を理解し、お互いの立場でやるべき事をやる……それは簡単なようで難しい事です。少なくともこの関係が始まる前は本音を言える事は少なかったと思います」
【小夜子】
「私は母として家を守り、家族を愛する。息子は息子として、学生の本分を忘れず、たまに我が儘を言い、たまに親を思いやる……肉体関係があるから不健全なのは承知ですが、それでも……私としてはこの関係がある事を悪いとは言えず、むしろ本音で話し合うことも出来る……そんな素敵な環境にも思えてしまうのです」
「ん、もう……しょうがないんだから……それじゃ、ご褒美の先渡しのキス……ん、ちゅぅ……ふふ、頑張りなさいね」
【小夜子】
「私のキスに機嫌を良くした息子が洗面所に向かうのを見て、私も立ち上がります……膣から零れる精液は女として彼の情欲を受け止めた物……でも、今のこの温かい気持ちは間違いなく母としての私の気持ちです」
「……それじゃ、私も頑張らないとね♪」
【小夜子】
「この関係がいつまで続くか……それは判りません。ただ、それでも、今の関係を自分から壊すつもりはない。都合の良い事を言っているのは承知してますし、夫を裏切っているという思いもありますが、それが私の偽りない本心です」
【小夜子】
「私はこれからも母として……そして時に女として……息子を愛し、守り……愛し合っていきたい……我が儘な願いだとは思いますが、そう思うのです」
;3秒程度間