お仕事の前
;【】部分はモノローグです。
「……はぁ……今月も厳しいなぁ……」
【和嘉恵】
「家計簿を付けながら、溜息が漏れる。毎月恒例の事といえ、頑張っても少し……ほんの少しだけ足りない。多分、色んな家庭で良くある問題だろう……ただ、問題は我が家は母子家庭で消費者金融に借りるという選択肢が無い、というだけだ」
【和嘉恵】
「夫は10年前に病死してしまった。人間、どれだけ元気だったとしても病気になれば弱い物で……まぁ、あまり当時の事は思い出したくない。ただ、風邪知らずで体調不良とも縁の遠かった夫の体力をあたしも彼も過信しすぎていた……その後悔だけは今もハッキリと残っている」
【和嘉恵】
「それからは息子と2人で暮らしている……両親は居ない。あたしも夫も、いわゆる施設育ちだ……だからこそ、あたしの様な人間が夫と結婚出来たとも言えるけど……おかげで何かあった時に頼れる人間が1人も居ない……そう、ここで借金などすれば後は転がり落ちていくだけ。それは……過去の経験から判っている。だから、それだけはしないと決めている」
【和嘉恵】
「と、意地を張ってもお金がどこかから沸いてくる訳じゃない。足りない分はどうにかしないといけない……行政に頼ったが、あたしの収入だと生活保護とかも難しいと言われ、すげなくされている……どうした物か。せめて家賃がもう少し安い場所に引っ越せれば……もっとも、その為の引っ越し費用が無いのだから、考えるだけこれも無駄である」
【和嘉恵】
「身体を売る、という選択肢が脳裏をよぎる。あたし1人ならともかく息子が居るのだ。親として、どんな事をしても息子に苦労は……ただでさえ父親が居なくなってしまい、負担をかけている。これ以上の苦労は……そう考えもするが……考えるだけ無駄だろう」
【和嘉恵】
「さて……そろそろ息子が帰ってくる。とりあえず、家計簿はしまっておかないと……これを見られたら、また息子に余計な心配をかけるだろう……もっとも、そんな事をしてもいずれバレるのは判っているけど……せめてもの抵抗、という奴である」
;3秒程度間
「……えーとぉ……はい、今月も厳しい……かな? で、でもでも、お母さん頑張ればきっと……あ、はい……はぁ……本当、しっかりした子よね、あんた……ううん、素直に感心してるんだって。こんなチャランポランな母親からよくもまぁ、こんなしっかりした子が、ってね……あ、気づいた? ふふ、そういう事。遠回しな自画自賛、ってね」
「……でも、本当に気にしなくて良いんだよ? あんたがバイト始めてからお小遣い要らないって言うからあげて無いんだし、あんただって自分が頑張って稼いだお金使いたいでしょ? ……はぁ、もう……はいはい、判りました。その代わり、ちゃんと家計簿に付けておくから……あったりまえでしょうが。あんたが独り立ちする時……は無理でも、結婚する時にご祝儀で纏めて返してあげるわよ」
「……だーめ。これは譲らないわよ。どんだけかかってもあんたから借りたお金は返す。いつものは……その、利子みたいな物よ。そこまではちょっと無理そうだし……そういう事。ま、忘れた頃に返してあげるから、期待しないで待ってなさい」
「……はぁ……いや、返すって言っても家計を息子に助けられるってのはホント、親として情けない限りで……しかも学生っていうね……こっちとしては、学生の間はそういう事考えずに楽しんで貰いたいんだけど……あー、はいはい。そうね、そう言ってらんないってのもその通りよ……はぁ、もう……本当、正論過ぎて泣きそうよ……ん……あと1時間あるけど……えっと……今日も?」
「イヤとかそういうのじゃないけど……もう、判ったわ。でも、本番はダメ……あのね、お母さん、見た目はそこそこ若い自信あるけど実際は良い年なのyよ? シた後に仕事なんてしたら、へばっちゃうに決まってるでしょうが……だから、今は……その、お口でシてあげるから、それで我慢なさい」
「ん……それじゃ、時間も無いし……早速シよっか……ほら、出して……まだ弄って無いのにこんな大きくして……最初からそのつもりだったわね? ……はいはい、そうですねー。助けて貰った直後なら断りづらいですからねー……子供だと思ってたのに、汚い大人の交渉術まで覚えちゃって……あんたの将来、安心すると同時にこんな事してる今が心配よ、もう……ほら、舐めるよ……ん、ちゅ」
「れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、えろぉ……はぁ、ふぁ……ん、ちゅぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅ……れろ、ちゅぱ……ん、ちゅぅ……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……くちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅぱ……ん、ちゅ……」
「……ん……シャワーくらい入って貰えば良かったかも……匂い、すっごいもん……れろ、ちゅぱ……ん、はぁ……れろ、えろぉ……くさいんじゃなくて、匂いが濃いんだって……それに味も……まぁ、急かしたのお母さんだし、良いけど……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……ふふ、ちょっと気になるけど無理って程じゃないし……あんたにやり返せる数少ないチャンスだしね」
「れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅぅ……れろ、えろぉ……そりゃねぇ……お金の面でも助けて貰って、最近じゃ口でも勝てなくて……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……親としてはこういう時くらいはリードしないと? ま、こういう事してるのはそもそもどうなのよ、なんて思うけどね……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……はいはい、判ってるって……止めたりしないから、安心しなさいって」
「ちゅぱ、ちゅ……れろ、えろぉ……くちゅ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅぱ……はぁ、ふぁ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……ん、ちゅぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅ……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……はぁ、ふぁ……ん、ちゅぅ」
「くすくす……いや、こういう時の反応は子供らしいというか……大人しくされるがままでかわいいなぁ、ってね……ん、ちゅぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅぅ……それは無理かなー。あんたは私の息子なんだし、例え独り立ちしても、30、40になってもあたしからすれば子供だもん……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅぅ……あんたも子供作れば判るわよ、多分ね、ふふ……」
「れろ、えろぉ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……ん、若いっていうか、反応早いわよね……ちょっと舐めただけですぐ大きくして……れろ、えろぉ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅぅ……ふふ、変に粘られるよりはこういう反応の方が助けるけどね……ちゅぱ、ちゅ……れろ、えろぉ……ん、ちゅぅ……くすくす……ま、お母さんも割り切ってるつもりだし、あんたも楽しんじゃいなさい」
「れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅ……れろ、えろぉ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……はぁ、ふぁ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅ……れろ、えろぉ……はぁ、ふぁ……ちゅぱ、ちゅぅ……ん、ちゅぅ……れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅ……れろ、ちゅぅ」
「はぁ、ふぁ……くすくす……何言ってんだか……あんたってさ、普段はちゃんとしてるのにこういう事してる時はだらしないわよねぇ……ん、ちゅぅ……れろ、えろぉ……ん、ちゅ……嬉しくない訳じゃないけど、言われてもちょっと困るから……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……そういう事考えずにさ、お金のお礼にお母さんがしてる。それくらいで考えておけば良いのよ」
「ちゅぱ、ちゅ……はぁ、ふぁ……れろ、えろぉ……というか、要はそういう事考える余裕があるからいけないのよねぇ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……ん、ちゅ……んじゃ、そういう余裕も無くしてあげましょうかね……ほーら、このまま咥えちゃうわよ……ふふ、期待しすぎよ……ま、こういう事でそうそうあんたには負けない、ってね……ほら、食べちゃうよ……あーーー……んぅ」
「んちゅ、ちゅぱ……れろぉ……くちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅるぅ」
「ん……ふふ、舐めてたから匂いも味も薄くなってるし、これなら咥えても全然平気、ってね……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……言ったでしょ、こういう事じゃあんたには負けない、ってね……年期も経験も違うっての……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……そういうのはせめて、お母さんの余裕を無くしてから言うことじゃなかしら、ふふ……」
「れろ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……ん、それにしても……あんた、本当に元気よねぇ……毎日してるのに今日もこんな元気だし……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……若いから、ねぇ……若さが憎い、とは言わないけど自分の年を感じるわ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……ん、ちゅるぅ……若さを補給って、息子から出来る訳ないっての」
「れろ、ちゅるぅ……んふぅ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……くちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅ……れろ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅ……くちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅぱ、えろぉ……」
「ん……元気なのは良い事だけどね……その発散相手が母親じゃ無ければ、なおさら言う事は無いんだけど……んちゅ、ちゅぱ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……別にどーしても嫌って訳じゃないわよ。もし本気でそう思ってたら、何があっても断るしね……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅるぅ……ただ、母親としてはちょっと心配しちゃうなって話……ま、あんたが良いなら良いけどね」
「んちゅ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……で、まだしばらくかかりそう? ……我慢してたりしてないでしょうねぇ? ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……もう、しょうがないんだから……んじゃ、終わらせる為にも少し頑張らないとね……んちゅ、ちゅぱ……ん、はぁ……これくらいじゃ刺激が足らないなら、もっと強くしないとね……ほら……根元まで咥えてあげる……あむ、ぢゅるぅ」
「んぐ、ぢゅるぅ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……れろ、えろぉ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……れろ、えろぉ……んふぅ、ぢゅるぅ……ぢゅぱ、ぢゅっぱ……れろ、えろぉ……んふぅ、ぢゅるぅ……れろ、えろぉ……ぐぢゅ、ぢゅぱ……れろ、ぢゅぱ……んぢゅ、ぢゅるぅ……」
「ん、本当好きねぇ、これ……あんま顔見ないの、ちょっと……ううん、かなり恥ずかしいんだからさ……れろ、ぢゅるぅ……んぐ、ぢゅるぅ……れろ、えろぉ……てか、あんまりそういう事言ってるとあんたの情けなくなってる顔も言うけど? れろ、ぢゅるぅ……んふぅ、ぢゅるぅ……れろ、えろぉ……ふふ、なら大人しくされてなさい……てか、あんま粘ってるんじゃないっての、もう……」
「んぐ、ぢゅるぅ……れろ、えろぉ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……そりゃ、判るって。気を抜いてたら、もう終わってるでしょうが……れろ、えろぉ……んふぅ、ぢゅるぅ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……あんたの母親だよ? それくらい、すぐに判るって……れろ、えろぉ……んぐ、ぢゅるぅ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……そういう事……出来るだけ頑張るけど、本気で粘るならこっちにも考えがあるからね?」
「れろ、えろぉ……んふぅ、ぢゅるぅ……ぢゅぱ、ぢゅっぱ……れろ、えろぉ……ぐぢゅ、ぢゅぱ……れろ、えろぉ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……れろ、えろぉ……んふぅ、ぢゅるぅ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……ぢゅぱ、ぢゅっぱ……んぅ、ぢゅるぅ」
「ん、そうねぇ……別に気持ち良くする方法じゃなくて、例えばこのまま止めちゃったり……ふふ、反則って言われても仕事が大事だし? れろ、えろぉ……んふぅ、ぢゅるぅ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……時間がかかるようなら後でゆっくりって言った方があんたも良いでしょ? れろ、ぢゅるぅ……んぐ、ぢゅるぅ……ふふ、そゆこと。大人はね、らしい言い訳させたら上手なの……覚えときなさい」
「ぢゅぱ、ぢゅるぅ……れろ、ぢゅるぅ……んふぅ、ぢゅるぅ……ほら、このまま気持ち良くなっちゃいなさい……お母さん、もうすぐ仕事だから……れろ、えろぉ……んふぅ、ぢゅるぅ……ぢゅぱ、ぢゅっぱ……あんまり我慢してると、途中で止めちゃうよ?、ふふ……んぐ、ぢゅるぅ……れろ、えろぉ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……モヤモヤした感じで終わらせたくないなら、出しちゃいなさいよ?」
「れろ、ぢゅぱ……ぢゅぱ、ぢゅっぱ……んふぅ、ぢゅるぅ……れろ、えろぉ……ぢゅぱ、ぢゅっぱ……れろ、ぢゅるぅ……ぐぢゅ、ぢゅぱ……んふぅ、ぢゅるぅ……れろ、えろぉ……ぢゅぱ、ぢゅっぱ……んぐ、ぢゅぱ……れお、ぢゅぱ、ぢゅる、ぢゅるるぅぅぅ」
「ん、んぅぅ……んふぅ、んぅぅ……んぐ、んぅ……れろ、ぐぢゅ……ぢゅぱ、ぢゅるぅ……れろ、ぢゅぱ……ぢゅぱ、ぢゅっぱ……れろ、えろぉ……ん、ぢゅるぅ……れろ、ぢゅぱ……ん……ぢゅぱ、ぢゅ……んふぅ、ぢゅるぅ……れろ、ぢゅ……ん……ぷぁ……」
「ふぁー、はー……ん、はー……ティッシュ……ろっれ……ん……はぁ……本当、よく出すわよね……ん、やーだ……これから仕事よ? 飲んだらしらばくそういう匂いが取れないもの……はいはい、んじゃ、休みの日とかそういう時にね……そうねー、年末年始は稼ぎ時だから、しばらく先かなー……ふふ、ま、お互いお仕事が忙しいから仕方無い、ってね……んじゃ、お母さん準備するから」
「……ん、ありがと。じゃ、コーヒーよろしく。そ、濃いめのキッッツイ感じの奴ね。仕事前はお母さんブレンドが一番……なっ……あ、あのね。確かに濃すぎて胃もたれ起こしそうな感じだけど、むしろそのおかげで仕事中も気が張ってミスが少なくなるっていうか……うぐ、相変わらずの正論を……良いの、お母さんはずっとそれでやってきたんだし、今更変えられないんだから」
;フェードアウト
;3秒程度間