Chapter14_年越し側(ソバ)
■チャプター14:年越し側(ソバ)
[大晦日~元旦・0時・朱音の家の居間]
あけましておめでとうございます!【※正面近距離】
今年も一年、よろしくお願いします。
……ふふ、かしこまってこんな挨拶してみるのも、なんだか面白いわね。
こんな風にコタツで並んで年を越せるなんて、とっても素敵だと思わない?
もうこんな何気ない日常の中にもあなたが居るんだって思うと、本当に私って幸せ者だなって思うの。
えへへ、愛してるわ。
こんな毎日も、この空間も、あなたが居るこの世界も、全部愛してる。
ねえ、あなた……【※顔を近づける】
よかったら、血、舐めさせてほしいな……
「今日はずいぶん積極的だね」?
えへ、そうかな……
今日はうちの両親がいないから、気兼ねする必要もないものね。
お正月はハワイで過ごすからーって、二人で旅行に行っちゃったの。
いい年してラブラブで羨ましい……
そうね、私たちも同じ。
私の家で、二人で年越しそばを食べて、二人でごろごろして……
そして一年の始まりという大切な瞬間を、あなたと二人で迎えるの。
一年の計は元旦にありって言うもの。
あなたと一緒の元旦は、この一年も二人とっても幸せでいられるってことかしら?
えへ、ちょっと話がずれちゃったわね。
うん、さっきの話。
今までは指とか手首とかから、血を貰ってたじゃない?
だから今日は、いつもと違うところから欲しいなって思ったの。
せっかくの元旦なんだし、ちょっと変わったことをしてみるのも面白いかなって。
えっと……じゃあ私の膝の上に頭を置いて?
【※真横、少し離れた距離】
うん、そう。
体はコタツの中に入れていていいわよ。
冷えちゃうといけないし、体が暖かい方が血の巡りもいいって言うしね。
そう、そんな感じ……
じゃあ、ちょっとチクってするけど我慢してね……がぶっ(耳に噛み付く)【※徐々に耳に近づき、至近距離へ】
(/耳たぶに噛み付いたまま、舐めながら喋る)
んふ……ちゅ、ちゅる、んぷぷ……
うん、耳たぶから貰ってるのよ。
耳は他の部位と違って血が止まるのが早いって言うし、傷も目立たないと思うし、どうなのかなって思ったの。
どう?痛くない?
んふふ、よかったぁ……
ん……ぢゅる、ちゅぷ、ちゅる、ん……んぷ
はむっ……なんだか、思ったより血が出るんだね……
美味し……ちゅる、ちゅぷちゅぷ……
あなた、体とってもビクビクしてる……んぷ、ちゅる……
そんなにいいの?気持ちいい?
えへへ、それじゃもっとしてあげる……んぷ
んちゅ、ちゅる、れる、れぇろ、れぷゅ、んちゅむ……
耳たぶから血を吸われて気持ちいいなんて……あなたってやっぱり変態さん……
いいえ、私に血をくれてる時点で、それを咎める理由は私にはないわ。
それに、不快な気持ちにさせるよりも、悦んでもらった方が私も嬉しい……んちゅる、ちゅぷ、つぷ、んぷ……
大好きよ……ちゅる、んく、んく、ちゅぅ……だいしゅき……
この前もそうだったけど、私この距離大好きなの。
私の想いが、言葉が、外気にほとんど影響されないままにあなたの鼓膜へ届く……
これは純粋な私の想いよ……ちゅる、んちゅ、大好き……大好き……【※ゼロ距離】
はむ、んぷ、れる、ちゅ、ちゅぷ、れりゅ……
んむ?ぷぁ……
(耳たぶに噛み付いたまま、舐めながら喋る/)
もしかして、耳たぶじゃなくて耳を舐められてることに興奮してる……?
へぇ~そうなんだ~……
(/耳を舐めながら喋る)
ちゅる、ちゅぷぷ……んぷ……ちゅ、んちゅ……
かわいいわ……あなた。
大好きな人のこんな可愛い一面を見れるなんて、今年はいい年になりそうな予感がするわ。
もちろん、あなたと一緒に過ごせるのならいつでもどこでも、私は幸せなんだけど……はむ、っぷ、んぷ、ぷちゅぅ……
ふぁ……もう血が止まっちゃってる……
うーん、でも、もっとあなたのかわいいところ見たいわ……
そうね……耳たぶだけじゃなくって、耳全体を舐めてあげましょうか。
ん……はむっ
んぷ、んるる……耳って他の体の部分と比べると、結構冷たいわよね……はぷ、んちゅ……
ひんやりしてて、不思議な硬さで……んちゅ、りゅちゅぷ、れるれる……
えへ、ゾクゾクするのかしら。あなた、いい顔してる……んちゅ、んりゅ、ちゅ、んぷぇ……
私、これ好きになっちゃいそう……はぷ、はぷぁぷ、ちゅるる……
んぅ?ちゅる……逆の耳もして欲しいの……ちゅぷ、んぷ……
(耳を舐めながら喋る/)
もう、わがままね……いいわ、してあげる……
そのまま逆を向いて?そう、私の方を向いてくれればいいわ。【※左右の耳の方向転換】
うふふ、なんだかこの体勢、私があなたのお母さんみたいね……
なでなで……えへへ、とって幸せ。
うん、じゃあ舐めるね……はぁむ……【※徐々に耳に近づき、至近距離へ】
(/耳を舐めながら喋る)
はぷ、ぁぷ、ちゅる、ちゅぷ……
どうかな?こっちもいい?
もー……んちゅぷ……あからさまに気持ち良さそうな顔してる……
いいえ、嬉しい……とっても嬉しいのよ。
れる、んちゅ、ちゅぷ……気持ちいい?
ふふ、そんなに頷かなくても……
れりゅ、ちゅぷ……
感じていてくれるのは、十分わかる……
だってあなたは今、私の胸の中にいるのよ?
どんなことを考えて、どんな気持ちかくらい、わかるわよ……
んぷ、ちゅる、ちゅむ、んちゅ、ぢゅ、ちゅる……
やぁ……あなたの息、熱い……ぢゅぷ……
私の服を通って……ちゅ、ちゅる、んぷ……お腹のところに直接感じるの……れりゅ、んちゅ……
んぷ、ちゅ、ちゅぷ……
ふふ、こっちの鼓膜にも伝えてあげる……
れちゅ……しゅき……ちゅぷ……だいしゅきよ……んぷ、んちゅ……【※ゼロ距離】
ねぇ?こんな風に……ちゅ、ちゅっ、んちゅぅ……って、お耳にキスされるのが好き?(キス系の音)
それとも……れりゅ、れるれろぇろ、んむ、れる……って、お耳の溝に沿って舐められるのが好き?(舐め系の音)
「私にされることならなんだって好き」?
そんなの……ずるいわ……
はぷ!んちゅ!ちゅる!ちゅぷっ!んぢゅ!ちゅぷぇ!(少しはげし目に)
はぁ……はぁ……
ちょっと激しくされるのも、いいの?
うふふ、そう言ってくれると思った。
私は……好きよ。
あなたが「私のすることならなんでも」って思うのと一緒。
私も、あなたのためにしてあげること。
あなたが喜んでくれることならなんだって大好き。
だって、あなたのことを愛しているんですもの。
(朱音の頭を撫でる主人公)
ん、ふゅ……頭撫でるの……反則よ……【※ゼロ距離から至近距離へ】
ちゅぷ、ちゅるる……ふぇ?私の髪?
私の髪がどうかしたの?
「触り心地がよくて、好き」?
(頭から髪を重点的に撫で回す)
ふふ、そうなの。そう言ってもらえると嬉しい。
だって、毎日しっかりお手入れしているもの。
知ってたのよ?あなたが時々私の髪をじーっと見てるの。
だから、もしかして髪フェチさんなのかなぁって、思ってたの。
そっか……私の髪、好きでいてくれたんだ……
よかった。いいわよ、もっと触っても……
あなたに撫でられるの、とっても気持ちいいから……
んぷ、ちゅる、ちゅむ……えへへ、なんだか不思議……
私がしてあげてるはずなのに……れりゅ、れちゅ、ちゅるる、んぷ……
あなたにもしてもらってる……はぷ、あむあむぁむ……ぷゅ……
とっても……ちゅぷ……気持ちいいわ……はぷ、ちゅる、ちゅむ……
(指にからめとった髪を軽く引っ張る主人公)
んゃ……あんまり引っ張られると……ちゅる、んちゅ……痛いわ……
好きでいてくれるのは嬉しいけど……優しくして……?
はぷ、んちゅ……んふゅ……そう、そんな感じでお願い……ちゅるる、んぷ、んちゅ……
ん……気持ちいい……これ、好き……ちゅぷぷ、ん、んぷ……
ふふ、指で絡め取って……巻きつけて……れる、れりゅ、んちゅる……
まるでパスタみたいね……はぷ、れるれりゅ、んるりゅ……
あ、でも食べちゃダメよ?……んぷ、ぢゅるる……
舐めたい……?
……もぅ……変態……
(朱音の髪を舐める主人公)
れりゅ、ちゅる、ぇるれる……んゃぁ……本当に……舐めてる……
なんだか息も荒いしぃ……
私の髪、そんなに美味しいの?
……れりゅ、ちゅぷ、ちゅぴちゅぷ……
んぅ……これ……なんだか恥ずかしい……ちゅる、ちゅぷ、れる……
「耳を舐めるのも髪を舐めるのも一緒」?
そんなこと……うん……確かに間違ってないのかもしれないけど……
でも、こんなのおかしいわよ……ちゅ、ちゅむ……
ちゃんと後で、はぅっ…………ちゅ、拭いてよね?
それとも……ちゅぷ……洗ってくれるかしら?
「ぜひとも洗わせてほしい」って……
あなたって本当に私の髪が好きね……
私の髪が好き?それとも、こんな風な長い黒髪が好き?
「どっちも好きだから余計にキてる」?
なぁに、その言い方……はぷ、ちゅるる……
でも、嬉しい……んぷ、んちゅ……
いいわ……れりゅ……もっと愛して……
んちゅ、ちゅ、ちゅぷ、ちゅるる……
私の髪も、声も、音も、私の全部を……愛して……
んちゅ、ちゅぷ、んぷ、ぢゅる、ちゅるる……
好き……私も……あなたの全部が好きよ……
愛してる……あなたの声も、指も、お耳も、血も、全部……全部……ちゅぷ、ちゅるる……
好き、好きなの……んちゅ……大好き……んぅ……大好き……!
(耳を舐めながら喋る/)【※少し離れた位置へ】
ふぁ……はぁ……はぁ…………はふぅ……(息も絶え絶えに)
ごめんなさい、ちょっと興奮しすぎたみたい……
(相変わらず髪を撫で続ける主人公・それに反応する朱音)
はふ……もぉ……ずっと髪を撫でてる……
あなたに触れられてるところ、とっても熱いの……
まるで毛先まで神経が通ってるみたい……
気持ちいい……
ねえ、初詣に行きたいって……ん……言ってたわよね?
それって、朝からじゃダメかしら……?
ちょっと……私……疲れちゃった……
(髪を触るのを中断する主人公)
少し……お休みしたいわ……
あなたも一緒?ふふ、じゃ、このまま寝ちゃいましょうか。
「コタツで眠ると風邪をひく」?
ふふ、いいじゃない。
せっかくのお正月なんだし……ちょっとくらいだらだら過ごしたって……ね?
電気もテレビもつけっぱなしで、ちょっとだけうとうとしましょうよ。
ふふ、じゃあお隣、失礼しまーす……
(コタツの中へ潜って、顔だけ出してる状態の二人)【※背面へ】
えへへ、こうやって一緒に添い寝するのって初めてね。
まだ、ドキドキしてる……
さっきのあなた、とってもかわいかったわ。
私も?うふふ……
ほら、もっと体寄せて……【※背面至近距離(肩越しに方耳に話しかけるように)】
えへ……零距離。
後ろからぎゅってしちゃう……
この体勢、私の心臓の鼓動が聞こえちゃいそう……
「聞こえないけど、振動は伝わってる」?
やん……恥ずかしいからそんなこと言わないで……
それにあなただって、ドキドキしてるじゃない……
あなたの背中ってとっても広い……
くんくん……それにあなたの匂いもする……
とっても心地よいのよ。
ここが私の居場所、なのかしら。
「違う」?
あ……こっちに向いて……ぎゅって……【※この段落中に背面から正面至近距離へ】
(朱音を抱きしめる主人公)
ふふ……素敵。
そうね、私の居場所はあなたの胸の中……
逆もまた……ってことね。
(先ほどのように髪に触れようとする主人公)
あ……髪触るの……やぁ……
んむぅ……さっきの思い出しちゃうから、今はダメ……
それよりも、キスして欲しいわ。
ん……んちゅ……ちゅ……(軽く)
……えへ、大好き。大好きよ……
え?腕枕してくれるの?
ありがと。じゃ、お言葉に甘えて……【※方耳近距離】
んふー、なんだかこれ、とっても大切にされてるなぁって気持ちになるわ。
いつも私を大事にしてくれて、愛してくれてありがとう。
うん、私も大好き。
(囁き声)【※ゼロ距離】
何度だって言うわ。好き、好き、大好き。
今まで何度好きって言ったかしら?
今まで何十何百と言ってきたと思うし、これから何千何万も言うんでしょうね。
それでもきちんと受け止めてくれる、あなたが好き……
(好き、好きと耳元でささやく主人公)
もう……ん……真似……しないでよ……
うん、嬉しい……
ふあぁぁ……
幸せでいっぱいで、眠くなってきちゃった……
ん……おやすみなさい……
………………(寝息)