Track 4

④一日目 ~バックヤードで手コキ&クリトリスオーガズム~

私は今、バックヤードで椅子に座って、俯いている… 隣には店長が立っていて、でも喋る気配がない… トイレのカギは、中でなにか問題があった際に開けられるようになっていて… 取っ手の溝の部分に、硬貨を差し込んで回せばいいと教わっていたことを思い出す… 店長は、店内を見回っているときにトイレの中から苦しそうな声が聞こえて… 緊急時と判断して、それを実行しただけだった… ノックも、ちゃんとしてくれていたらしい… 私がオナニーに夢中で、気づかなかっただけで… 店内にはちょうどお客様がいなかったらしく、大事にはならずに済んだけど…… 重苦しい沈黙が、私の心を徐々に蝕んでいって… 泣きそうになるのをじっとこらえた… 【理紗】 (わたし……クビ?  そう、だよね……休憩時間とはいえ、トイレで、あんな……) 歯を食いしばって、スカートを強く握る… 初めてのオナニーを…それに、だらしなくイクところも見られて… でもそれ以上に…信頼を裏切ってしまったことが悔しくて、悲しい… せっかく選んでくれて、育ててくれて…… それを無下にしてしまったことが、ひどく辛い…… 【理紗】 (謝っても、だめ……だよね……  あんなの見せちゃったら……一緒に、働けないよね……) 完全に諦めかけたとき……店長が、沈黙を破って喋りだした 顔を上げて、店長の顔を見て……でも視線を下ろすように言われて、下げていって…… 【理紗】 (……えっ……? どういう…こと…?  えっ、と……なん、で……?) 店長の股間がこんもりと膨らんで、苦しそうなほど圧迫されているのがわかって… 【理紗】 (この状況…私、知ってる…つい、このあいだ…さとちゃんにやってあげた、ときに……) 彼氏と身体を重ねて知った、男性の生理現象と興奮…… それが今、目の前にあって……思考が一瞬、マヒしてしまった 店長は「これじゃ売り場に出られないから、なんとかしてほしい」と言ってきて… さらに頭が混乱して、わけがわからなくなって… でも、理屈はちゃんとわかって… 私の責任だっていうことも、理解できて… 今度は縋るように見上げると、「うまくできたら、クビにしないよ」と言われて… 私の心はフワフワと浮き立ち、なにが正しくて、なにが悪いのかが、わからなくなっていく… 彼氏がいるのに、そんなことしちゃいけない、とか… 私のせいで働けないと言われたら、償うべきだとか… 頭が沸騰しそうなほどに悩んで、悩んで… その間も店長は、微動だにせず待っていてくれて… 【理紗】 (仕方、ないよね……私のせいなんだし……それに、お金も稼がないと、いけないし……) (ごめん……ごめんね、さとちゃん……  私、ドジだから……責任だけ、取っちゃうね……) 自分に言い聞かせながら、震える手で店長の股間に手を伸ばし…… チャックをゆっくりと下ろした…… 【理紗】 (う、ぁ……っ!? お、おっきぃ……よね? これ……  パンツの上からでも、わかっちゃう、くらいに……っ) 思わず生唾を飲み込んで、パンツの切れ目に手を突っ込んで… そこにある、勃起したオチンチンを握ってみた… 【理紗】 (あつ…っ!? それに、すごく、硬い……っ  さとちゃんのよりも、ずっと……) 無意識に彼氏のモノと比べた自分に、心の中で蔑んだ目を向ける… そして、そんな状況に陥ってしまっていることにも… 店長は、私に机の上に移動するよう指示してきて… よくわからないまま、椅子から立ち上がり、机に腰掛ける… その状態で、再びオチンチンを握って… 店長の顔色を伺いながら、ゆったりと上下に動かす… それなりに気持ちよさそうだけど、物足りないといった表情… でも、これ以上のことは知らないし、できれば口は使いたくない… 戸惑っていると、店長の右手が動いて、私の下半身を捉えた 【理紗】 「えっ? あっ、あの……ひぅっ、ん!?」 さっき初めてのオナニーでイッたオマンコの表面をパンティの上から撫でられ… ヘンな声があがってしまい、ハッとなる… 慌てて空いているほうの手で口を覆い、監視カメラに目をやる… 深夜ということもあって、幸い今は、お客様は店内にいない… このままでいると不安定になってしまうので、口から手を離し、机の上に置く… それを見計らったように、店長の指がパンティの中に入ってきて… 本格的に私の大事な所を愛撫し始めた… 【理紗】 「や、ぁあっ……っ…んぁっ、あっ、く、ぅう……っ……!  んっ、はっ……っ……あぅっ、ぁ……っ、はぅっ、んぁっ…っ、はぁっ、ぁぁあ…っ」 ぬるぬる、ぬるぬると…彼氏以外の男性の指が蠢くのを、耐える…… 気持ちいい声なんて上げたら、絶対にダメ…… 仕方なくやらされてるだけだから…… とんでもないことをしちゃったことへの、罪滅ぼし、だから…… 【理紗】 (はやく……っ、はやく、射精させ、ないと……!  どんな理由があったって……こんなの、良くない、もん…っ) 快感を知ってしまった身体を叱咤して、右手で握ったオチンチンに意識を集中する… でも、いくら擦っても、一向に射精する気配がない… 彼氏なら通用することでも、店長には刺激が足りないみたいで… 必然的に、手の動きに変化を加えていくしかなかった… どうすればもっと気持ちよくなるのか… 店長の顔色を伺いながら、擦り上げていく… 少し緩急をつけてみたり…強く握りながら擦ってみたり… 敏感そうな部分に、重点的に指を這わせてみたり… そうすると、店長の顔が明らかに綻んで… こんな感じでいいんだと、愛撫している手が覚えていく… 私の変化に応じるように、店長の指の動きも多彩になっていって… 敏感になっている身体に、強烈な刺激を与えてくる… 【理紗】 「んぁっ! てん、ちょ…っ…や、め…っ!  あっ、あふっ、んっ、んひっぃっ、んぁっぁあんっ!」 甘美な声を上げてしまってハッとなっても、もう遅い… くちゅくちゅと這い回る店長の指の快感は止まらない… 【理紗】 「あひっ、んんっんんん……っ! んっんっ――ふぁっ、ぁ、くふっ、んぁあ…っ!  あぅっ、く…っぅあ、ぁ…ッ…ひっぁ、あっ、あっ! はぁっ、ぁああッ!」 お客様がいないとはいえ、バイト先のバックヤードの… 皆が使う机の上で、エッチなことして、エッチな声を上げて… 罪悪感が首をもたげてきて…でもそのシチュエーションすらも… 快感を倍増させてる気がしてきて、さらにブルーになる… 【理紗】 (はやく……イカせ、ないと……っ  白いの出させて、いつも、どおりに…っ!) 気ばかり焦って、動きが単調になっていたのを直そうとして―― 【理紗】 「んひゃああぁぁっ!?」 店長の指がお豆さんに触れた感触で、私のちっぽけな考えなんて、全て吹き飛んでしまった… 【理紗】 「やっ…あふっ、ふあっあぁぁっ!?  あんっ、あっあっ、くっぅぁ…ッ…っ、んっ、やっ、あっあぁぁぁぁッ!」 【理紗】 「てん、ちょ、ぉぉぉ……っ!  そこ…ッ…そこ、ダメなん、です……ッ、お豆さんいじっちゃ…だめっえぇぇッ!」 お豆さんの上で躍動する指を止めようと、机から手を離しては、バランスを崩して戻し… 結局は、店長の成すがまま、弱点を責められ続けて…… 【理紗】 「ああぁっ!? く、る、うぅぅっ!?  きちゃう、からっぁああ! あっあっあっ――んひっぃあああああッ!!」 私は……彼氏じゃない指で……他人から初めて、イカされた……