1A/1B
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1A(状況説明)
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「あらゆる困難を科学で解決しようとする平成のこの時代。だけど、管理・格差社会によって人の心は乱れる事も多く、様々な凶悪な犯罪などは依然として残っているわね」
「貴方はそれをする人が悪いと思う? それとも社会や世間の方が間違っていると思う?」
「……くすくす……ええ、そうよ。それは全部、社会や世間が悪いの。あなたは何も悪く無い……なーんにも、悪い事なんてしてないのよ?」
「悔しかった事を思い出して? 苦しかったことを思い出して? 悲しかったことを思い出して? それは全部あなたのせいだった?」
「違うわよね……そう、違うの。そうよ、あなたは悪く無いの……何も悪く無い……悪いのはこの世の中、社会、世間、あなたを認めてくれない世界が悪いの」
「だから我慢なんてする事なんて無いわ。私があなたに会いに来たのは……そんなあなたに少しでも良い思いをさせてあげる為なんだからね……くすくす……」
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1B(導入)
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「ん、ちゅぱ……れろ、くちゅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅるぅ……ちゅぱ、れろぉ……くちゅ、ちゅぱ……ちゅる、ちゅぅ……」
「ん、こく……あは……唾液、とっても美味しいわ……もっと飲ませて? くすくす……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅぱ……くちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ちゅ、ちゅぅ……」
「ん、はぁ……ふぅ……キス、美味しかったわ……ふふ、あなたの涎、素敵な味ね……夢中になっちゃたわ」
「あら、どうしたの? 驚いた顔して……ふふ、言ったでしょう? 私はあなたに良い思いをさせてあげる為にやってきたのよ。なら、一番判りやすいのはやっぱりこういう行為……セックスでしょう?」
「くすくす……どうしたの、急にそんなに慌てて……もしかしてあなた、童貞さんなのかしら?」
「まぁ、そうよねぇ……今日だって好きな女の子に出したラブレターを晒されて、みんなの笑い物にされてしまったものねぇ?」
「今日は知らなかった人も明日にはそれを知る、明日知らない人は明後日に……人の噂は、なんて言うけどあんなのは嘘。何年経っても覚えてる人は覚えていて、その事で貴方のことをずっと、死ぬまで、バカにする」
「くすくす……ええ、知ってるわよ……あなたが今日どうしていたか、どうして気落ちしているか、全部知ってる……辛かったわよね? 悲しかったわよね? 苦しかったわよね?」
「私はそんな思いを忘れさせてあげる為に来たのよ……ふふ、天使? 私が? ふふ……くすくす……そうね、それにとっても近い存在よ」
「さぁ、難しい事は考えるのを止めましょう? そんな事よりも、もっとキスをして、抱き合って、絡み合って、一つになって……気持ち良い事をしましょう?」
「あんな現実、間違っている。あなたは素敵よ……とてもとても素敵……キスしただけで私がうっとりしてしまう程に……くすくす……ええ、あなたとのキス、凄く気持ち良かったの……嘘じゃ無いわ、本当よ?」
「ふふ……自信を失ってるのね? 判るわ、あんな事があったんだもの……でも、あなたはそんな卑屈にならなくて良いわ。あなたは素敵よ、とても……とっても、美味しそうだもの……ふふ……くすくす……」
「もっと難しい話したい? それよりも気持ち良い事したくない? 私はあなたを気持ち良くしてあげたいのに? あなたは私を好きに出来る。あなたは好きに出来る……ふふ、そうよ……好きに、出来るの……ええ、好きにして良いのよ……ふふ、素直で嬉しいわ……くすくす」
「それじゃ、おいで……最初は私がリードして、教えてあげるから……ええ、気持ち良くしてあげる……くすくす……」
;1~2秒間