癒やしの言葉
■03
んん~?
お兄ちゃん、どうかしたの?
うん……ちょっと疲れちゃった?
そっか、お兄ちゃんは毎日頑張ってるもんねっ。
うん、頑張ってるよ。
凄いよ~、とっても素敵♪
だけど、お兄ちゃんは神様じゃないから、疲れる日だってあるよね。
ううん、神様だって週に一回は休んでるんだから、お兄ちゃんがお休みしたっていいんだよ。
うん、いいの。
だから、私がゆっくりと休めるようにしてあげるね。
いつも頑張ってるお兄ちゃんに、私がいい子いい子してあげる~、んふふっ。
ほら、肩の力を抜いて?
まずはゆったりとしよっか。
いい子いい子。
お兄ちゃんはとってもいい子だよ~。
いつも頑張ってるお兄ちゃんには、ゆっくりとしたお休みが必要なの。
ゆっくりとして、ゆったりとする時間が必要なのよ。
あぁ、そうだ。
肩の力だけじゃなくて、横になって、全身の力を抜いちゃおう。
さぁ、私の膝枕でね?
仰向けに寝て、目を閉じて、深呼吸しようか……吸って~、吐いて~。
ゆっくりと、深く、吸って~……ゆっくりと、たくさん吐く~……吸って~、吐いて~……たくさん息を吸い込んで~、体の中の悪いものを全部吐き出しちゃうつもりになって。
吐く息に、疲れを全部乗せちゃって……新しい空気を取り込んで、心の中の重たいものを全部吐き出しちゃおう。
気持ち良くなる空気を吸って~、疲れや思い気分を吐き出す~。
吸って~、吐いて~……吸って~、吐いて~……自分のペースでいいからね。
ゆっくりと吸って、ゆっくりと吐く……次第に呼吸は浅くなっていって同時に心が軽くなっていく。
悪いものが出ていけば、次第に呼吸が軽くなって、体も軽くなってくる。
心の重みを吐き出せば、体も軽くなっていくの。
どんどん軽くなって、体の力が自然と抜けていく。
そうしたら、ほら。
肩の力が抜けていく……胸のつかえが取れていく……お腹の重たさがスッキリしていって……脚が軽くなっていく、体が軽くなっていく……フワフワする。
私がいい子いい子してあげてる頭も軽くなって、顔の強ばりも取れて、ちょっとだらしなくて、可愛い顔になってくる♪
リラックスしたお兄ちゃんの顔、私は大好きだよ?
だから安心して、ゆっくりとして、ゆったりとして、全身の力を抜いて、心の強ばりを溶きほぐしてね。
お兄ちゃんはいい子だからね?
とってもとってもいい子、いい子~。
私は、頑張ってるお兄ちゃんが好きよ。
いつも一生懸命なお兄ちゃんが大好きよ。
だけど、無理はしなくていいの。
無茶して頑張らなくてもいいし、無闇に頑張らなくてもいい。
万能になろうなんて思わなくていいのよ?
何から何までお兄ちゃんがやる必要はないの。
お兄ちゃんは、お兄ちゃんにできることを、やれる分だけちゃんとやればいいだけ。
お兄ちゃんの両手で抱えられるものだけ抱えるだけで、十分なんだからね?
重たすぎるものを持つ必要はないの。
こぼれちゃうものを拾い集める必要はないのよ。
えぇ、そう。
お兄ちゃんは、もう十分に頑張ってるからね。
私はそれを知ってる。
他の誰が知らなくても、私だけはお兄ちゃんが頑張ってることを知っているからね。
一生懸命な姿を見てるからね。
とってもいい子で、とっても素敵なお兄ちゃんのことを、私が知っていてあげる。
私がみんなに教えてあげるから、お兄ちゃんはこれまで通りでいいのよ……ううん、これまでよりも楽にしてくれていいの。
これからは、頑張りすぎなくていいからね?
これからは前だけ向いて、お兄ちゃんの進むべき道だけを見ていいからね。
お兄ちゃんが興味のない、脇道なんて見なくていいの。
お兄ちゃんは、お兄ちゃんの好きなことだけ頑張ればいいのよ。
自分の大切なものだけ守ればいいの……そう、例えば私とか♪
んふふ、私も、お兄ちゃんが世界で一番大切よ。
大好きなの。
世界で一番好きよ。
お兄ちゃんが、私の一番大切な人よ。
大好き、だから、いい子いい子してあげる。
ナデナデして、ナデナデして……スリスリして、スリスリして。
頭をこう、ナデナデして、ナデナデして……スリスリして、スリスリして……髪の毛をサラサラして、サラサラして……クシャクシャして、クシャクシャして……撫でてあげる。
私はいつでも、お兄ちゃんを撫でてあげるわ。
私はいつでも、お兄ちゃんを認めてあげるわ。
私はいつでも、お兄ちゃんを許してあげるわ。
いっぱいいっぱい、愛してあげるわ。
こうしてナデナデして、スリスリして。
優しくして、気持ち良くしてあげる。
ゆっくりと、ゆったりと、頭を撫でて……そして、お顔も撫でてあげるわね?
軽いマッサージよ。
顔をさわられるのって、ちょっと気持ちいいでしょう。
私の細い指でモミモミされると、ちょっと気持ちいいでしょう。
優しくモミモミされると、ちょっと気持ちいいでしょう。
おでこをモミモミ、おでこをモミモミ。
頭のてっぺんからさすって、おでこをさする。
両手でモミモミしながら、両手を左右のこめかみの方へ……ほら、モミモミ、モミモミ。
おでことこめかみを行き来しながら、モミモミ、モミモミ……サスサス、サスサス……揉んで、揉んで、さすって、さすって。
そして、目の周りへ。
敏感な目の周りは、優しく。
特に優しくね。
モミモミ、モミモミ……フニフニ、フニフニ……目の周りをクル~ッと回りながら、プニプニ、プニプニ……ムニュムニュ、ムニュムニュ……揉みほぐしていく。
お目々が疲れてると、頭も疲れちゃうからね。
目の周りをマッサージして、目の疲れを解きほぐして、頭の疲れも取っていく。
頭の中の重たいものをほぐして、取り除いていく。
モミモミ、モミモミ……サスサス、サスサス……スリスリ、スリスリ……フニフニ、フニフニ……優しく、気持ち良く揉んで、さすって、お目々を楽にして、頭を楽にする。
頭の中が楽になれば、同時に心の中も楽になるからね。
頭の中が気持ち良くなれば、心の中も気持ち良くなるからね。
そして、心の中が気持ち良くなれば、体も気持ち良くなる。
体全体があったかくなっていって、体全体を揉まれているような気分になって、私の手で、お兄ちゃんの体全部が気持ち良くなる。
気持ち良くなっちゃうの。
全部ね、ぜ~んぶ。
お兄ちゃんは私で気持ち良くなる。
お兄ちゃんは私に気持ち良くされちゃう。
お兄ちゃんのことが大好きな私のこの手で、体も心も気持ち良くなっちゃうの……いいでしょう♪
遠慮なんていらないわ。
私にモミモミされて、気持ち良くなっちゃってね?
おでこを揉まれて気持ち良くなって?
お目々の周りを揉まれて、いっぱい気持ち良くなって?
ほっぺたを揉まれて、くすぐったくなっちゃって、体中くすぐったくなっちゃって……全部気持ち良くなっちゃうの。
体も心も全部、ぜ~んぶ気持ち良くなっちゃうのよ。
ほら。
ほっぺがフニフニ、フニフニ……ほっぺがプニョプニョ、プニョプニョ……ほっぺからアゴのラインに沿って、さすってさすって、撫でて撫でて。
サスリサスリ、サスリサスリ。
ナデナデ、ナデナデ、ムニムニ、ムニムニ……顔全体を、モミモミ、モミモミ。
頭の中まで揉みほぐすように、フニフニ、フニフニ。
大好きなお兄ちゃんの可愛い可愛いお顔♪
ふふふ、だいぶほぐれてきたかな?
私の指で、気持ち良くなってくれた?
あれ~、まだなの?
もっと揉んでもらいたいの?
もっとも~っと、気持ち良くなりたいの?
うん、いいわよ。
お兄ちゃんのためなら、いつまででも揉んでいてあげる。
大好きなお兄ちゃんをいつまでも気持ち良くしてあげる。
私にしかできないことだもんね、だから~。
んふふ、んん~、んん。
揉み、揉み、撫で、撫で……大好きなお兄ちゃんの疲れを、私が癒してあげる。
んっふ、んん、ん~ん、んふん、んん。
モミモミして、ナデナデして。
いい子いい子して、大好きよって言ってあげる。
毎日頑張ってるお兄ちゃんに、ありがとうって言ってあげるわ。
私で気持ち良くなってくれるお兄ちゃんに、愛してるって言ってあげるの。
大好きよ、お兄ちゃん。
ありがとう、お兄ちゃん。
愛してるわ、お兄ちゃん。
愛してる、愛してる……世界で一番、お兄ちゃんを愛してるわ。
世界で一番、私を愛してくれてる。
優しい優しい、愛しい愛しい、私のお兄ちゃん……私、お兄ちゃんに愛されて幸せよ。
お兄ちゃんの側にいられて、とっても幸せなの。
だから、ありがとう。
本当に嬉しいわ。
だからお兄ちゃんも、もっと幸せになってね。
私にモミモミされて、気持ち良くなって、嬉しくなって、幸せな気持ちになって、幸福で満たされて。
私の愛で心を満たしていって。
疲れなんて忘れて、穏やかな気持ちになって……重たさなんて感じないで、優しい気持ちになって……嬉しくなって、幸せになって、気持ち良くなって、愛で満ちて、満たされて。
お兄ちゃんは、これからもずっと幸せな愛に満ちて。
私が満たしてあげるからね。
私の愛で、お兄ちゃんの全部を満たしてあげる。
愛してるわ、お兄ちゃん……ん~っちゅ♪
んふふっ、私の、愛の証よ♪