甘々な添い寝
■02
お兄~ちゃ~ん、んふふ。
ねぇ、今日は一緒に寝ていい?
ねぇ~、いいでしょう?
いいよね?
わ~い、やった~♪
それじゃ、もっとそっちにズレて?
ほら、早く~。
私の入る場所、作って?
お兄ちゃんの中に、私が入る場所が必要なの。
だってほら、お兄ちゃんってば大きいから……そうでしょう?
だから、ちゃんと開けてもらわないと。
私が入れる場所を、ちゃ~んと作ってもらわないといけないでしょ?
ふふふ、うん。
は~い、ありがとう♪
すぐに私のための場所を作ってくれるお兄ちゃんがだ~い好きよ。
好き、大好き、大々だ~い好き。
だから~、早速こうして私の場所に入って、ん、んん、んっふ、ふふふっ。
こうして密着しちゃう……いいでしょ?
この方があったかいしね~。
ん、んん。
んふふ……ねぇほら、あったかいでしょ?
それに柔らかくて気持ちいい。
私、お兄ちゃんの体、大好き。
温かくて、大きくて、柔らかい……でも、硬い所もある。
しっかりと筋肉が付いてるから、男らしくて格好いい♪
だから安心できるのよね~。
こうして、んん、んっふ。
お兄ちゃんにくっついてるのが一番安心できるわ。
一番安全な場所なの。
大好きなお兄ちゃんの側が、世界で一番安心できる場所なのよ。
んん、んふ、んっふ~……あぁ、こうして密着してると、鼓動も聞こえてくる。
トクントクンって伝わってくる。
これも安心できる要因の一つよね~……トクン、トクン。
トクン、トクン……ふふっ、お兄ちゃんの鼓動ちょっと早い。
トクントクン、トクントクン……脈打ってるのがわかる。
ねぇ、心臓の音を聞いてると安心する理由って知ってる?
は~い、何でしょう~?
んん?
赤ちゃんが、何?
やだなぁお兄ちゃん、私のお腹には、まだ赤ちゃんはいないわよ?
あはは、当たり前よね~♪
うん……赤ちゃんの頃を思い出すから?
お母さんのお腹の中にいた時の記憶……へぇ~。
お兄ちゃん、赤ちゃんの時の記憶があるの?
凄~い。
んふ、ふふふっ。
そうね、知識として覚えてなくても本能が覚えてるから。
お母さんに愛されて、生まれることへの幸せ、喜びを心が覚えているから……でも、ハッズレ~♪
答えは、大好きなお兄ちゃんの鼓動だからで~っす。
あんっ、んん、んふっ、あははっ。
いいの、私にはそれが正解なんだから。
お兄ちゃんの側にいるから安心するんだ~って。
前もってちゃんと言っておいたでしょ?
お兄ちゃんってば、私の話ちゃんと聞いてなかったんじゃない?
酷いな~、悲しいな~。
こ~んな簡単な問題に答えられないなんて。
駄~目、そんなに簡単には許してあげな~い。
……んん~?
ふむ、どうしようかな。
そうね、お兄ちゃんを許してあげるには……ん、んん、んしょ、ん~しょっと。
こんな風に、もっともっと密着して、鼓動を伝えてくれたら考えてあげる。
これ、お兄ちゃんの心音が一番伝わりやすい格好だと思うの。
いいでしょ~?
んふふっ。
ねぇ、私まるでお布団みたいじゃない?
こうして、お兄ちゃんに覆い被さってる掛け布団……重く、ないわよね?
むぅ~。
それはまぁ、羽毛よりは重いかもしれないけど。
そう?
重くない?
ホ~ッ、良かった~。
それじゃ、しばらくこのままね。
私が掛け布団……でも、逆に考えれば、お兄ちゃんが私の敷き布団よね。
あはは、お互いがお互いの布団~♪
ここにいると、お兄ちゃんの鼓動がしっかり伝わってくるわ。
それにこうして、んん、胸に耳を着けると~……あぁ、すっごい響いてくる。
お兄ちゃんの胸の鼓動、痺れちゃう。
トクントクン、トクントクン……トクントクン、トクントクン……トクンッ、トクンッ、トクンッ、トクンッ……トクンッ、トクンッ、トクンッ、トクンッ……響く響く、あぁ。
ドキンドキン、ドキンドキン……ドキンドキン、ドキンドキン……ドキドキ、ドキドキ……ドキドキ、ドキドキ……ふふふ、お兄ちゃんってば高血圧?
それとも、もしかして。
興奮、しちゃってたりして~?
えぇ~?
何でよ、するでしょ、興奮。
だって、私とこんなに密着してるんだから……私の体の温かさや、柔らかさ、ちゃんと感じてるでしょ。
耳を澄ませば、ほら……私の鼓動も伝わってるでしょ?
私の胸の鼓動。
私の心臓の音。
お兄ちゃんを思う、私の胸の高鳴り♪
ふふふ、オッパイがあっても鼓動は響くんだから。
トクントクン、トクントクン……トクントクン、トクントクン……ドキンドキン、ドキンドキン……ドキンドキン、ドキンドキン……んん、あぁん。
私の鼓動も、ちょっと早い。
ドキドキ、ドキドキ……ドキドキ、ドキドキ……ドキドキ、ドキドキ……ドキドキ、ドキドキ……ほら、響いてるでしょ?
お兄ちゃんの鼓動に合わせるように鳴り続けてる。
お兄ちゃんと同じ速さで心臓が早鐘を打ってるの。
だって私、興奮してるから……お兄ちゃんのお布団になれて、とっても嬉しくて、とっても恥ずかしくて、興奮しちゃってる。
ふふふ、私だって恥ずかしいんだよ?
でも、それ以上に嬉しいの。
こうしてお兄ちゃんと密着できて、嬉しくて、幸せで、愛が溢れて来ちゃって。
ほら、胸が高鳴っちゃうの。
こんなに興奮してたら眠れないよね。
お布団に入ってるのに、おかしいよね。
……そう?
おかしくない?
お布団の中でドキドキしてもいいの?
ふふっ、そっか。
いいんだ。
良かった~♪
じゃあ、このままでいいよね?
あぁ、そっか。
もっとドキドキしちゃってもいいのかな?
ねぇお兄ちゃん、いいと思う?
もっとも~っとドキドキしても?
でも、これ以上ドキドキするには、どうしたらいいのかな?
お兄ちゃん、知ってる?
一緒に寝る以上に、こうして体を密着させる以上にドキドキする……何か。
お兄ちゃんは知ってるのよね?
だったら、それ、しちゃう?
そう。
私ともっとドキドキしちゃう?
ドキドキしすぎて眠れなくなっちゃうようなこと、してもいいと思う?
私は、いいと思うよ?
だって、こんなに大好きなんだもん。
好きで好きでしょうがないから、もっともっと好きになることをしたくなるの。
そうでしょう?
そうなの~……。
だから、ね?
しちゃおう?
ドキドキしすぎること、二人でしちゃおうよ……んん?
え。
えぇ~?
しないの~?
何だ、つまんないの……フーンだ。
お兄ちゃんのケチ~。
せっかく一緒に寝てるんだから、二人でしかできないことしたいのにな~。
んん、そう?
うんまぁ、そうだけど~……こうして、お互いがお互いのお布団になってるだけでもね。
まぁ、私は十分幸せだけどね~♪
んん~?
お兄ちゃんも幸せ?
私に乗っかられて嬉しい?
私がこうして、掛け布団になってあげてるの、気持ちいい?
いいでしょう。
ふふっ、しょうがないなぁ。
だったら、今夜はずっとこのままね?
うん、私は大丈夫。
お兄ちゃんから転がり落ちたりしないからね。
だって、ほら……お兄ちゃん敷き布団は、こんなに大きいんだもん。
適度な硬さと弾力、柔らかいようなゴツゴツしてるような、でもとっても気持ちいいの……ふふふ、それに凄くあったかい。
むしろ熱いくらいね。
温度調節は……できないの♪
だから、汗をかいちゃうかな。
汗でベタベタになって、ヌルヌルになっちゃうかもしれないけど、いいわよね?
だって、お兄ちゃんも同じでしょ?
ほら、もう汗で濡れ始めてる。
シットリしてるのがわかるよ。
う~ん、このままくっついてたら、シットリじゃなくてジットリになって……最後にはジトジトの、ベトベトになって、ヌチョヌチョになって~。
んふふっ、お互いの汗で濡れ濡れになっちゃうね。
体中ネトネトになって、グッショリ濡れちゃう。
濡れ過ぎて困っちゃうかも?
うん、体中がね。
ココも、アソコも、全部。
私の体のイケナイ所も、お兄ちゃんの体の危ない所も、全部ぜ~んぶ濡れちゃうかもしれないね♪
それでも、降りてあげないけどね~……んふふ。
いいの、一緒に濡れよう?
ベトベトになって、ヌトヌトになって、それでもくっついたままで、密着したままで、絡み合って、最後には一緒になっちゃう。
お互いの体がくっついたまま、溶け合っちゃう。
大好きなお兄ちゃんと、一緒になれる幸せ……お互いの体を蕩けさせて、溶け合わせてくっついちゃう。
合体しちゃう。
一つになる。
お兄ちゃんと私が、一つになるの……あぁ。
あぁん、なんて素敵なコトなのかしら~。
それ以上の幸せなんて、どこにもないんじゃないかしら。
ねぇ、そう思わない?
だって、お兄ちゃんも私と一緒になりたいでしょ?
大好きな私と、一つになりたいって思ってくれてるのよね?
ふふふ、思ってくれてる……嬉しいわ。
だから大好き。
世界で一番、お兄ちゃんが大好きよ。
大好き、愛してる~。
んぅ、んん、あっふ、ふぁあ~……んん、んっふぅ。
あぁん、お兄ちゃんが温かいから、本当に眠たくなってきちゃったわ。
んふふ、そうね。
最初から、寝るためにここに来たのよね。
お兄ちゃんと一緒に寝るために……お兄ちゃんと一緒になるために……んん、あっふ。
ふぁあ~、あぁっふ。
んっふ~、ふ~、んふ~……お兄ちゃん、あぁん。
大好きぃ、んん。
このまま寝ちゃうの、勿体ないなぁ……もっともっと、お兄ちゃんの温もりを感じて、お兄ちゃんの鼓動を感じて、んん、んっふ、お兄ちゃんの愛を感じていたいのにぃ、んん。
んぁあ、あぁん。
鼓動も、いつの間にかゆっくりになってる……トクン、トクンって。
落ち着く響きになってるね。
トクン、トクン、トクン、トクン……ゆっくりと、静かに。
愛おしくて、温かくて、幸せだけしか感じられない鼓動。
安心をもらえて、愛情をもらえる、嬉しさだけしか感じられない、大好きなお兄ちゃんの鼓動。
大好きなあなたの響き。
お兄ちゃんも、私の鼓動で同じように感じてもらえたら嬉しいな……私の体の温かさに、深い愛情を感じてもらえたら嬉しいなぁ、あぁん、んん、んふぁ~……うん、ありがとう。
それじゃあ、お休みなさい。
このまま二人で、いい夢を見ましょうね……夢の中では、もっともっと愛し合いましょうね。
兄と妹以上の、兄妹以上の、深い深い愛を……んぅん。
お休み、なさぁい……んはぁ~、あふ~、す~、んふ~……んん~、す~、ん~、す~。
んん、むにゅむにゅ、ふにゅ~、んん、むにゅ~、ふむ、んふ~、むにゃむにゃ、んふ~。
むにゃ、んむんむ、んん~……んぁん。
んん、んふ~、す~、ふ~、すふ~、んぁん。
あ……あぁん、んん、んむんむ。
むにゃ~、んふ、んふふ。
んぅん、んむんむ、むにゃ~。
んはぁ~、あふ~、す~、んふ~……んん~、す~、ん~、す~。
んん、むにゅむにゅ、ふにゅ~、んん、むにゅ~、ふむ、んふ~……むにゃむにゃ、んふ~ん、んん、んん~。
す~、く~、す~、く~、んん、すふ~、んく~、すふ~、んく~。
むにゅむにゅ~、んふ~、す~、んふ~、す~。
んっふ、むにゃむにゃ、あぁん。
お兄ちゃん愛してるぅ♪