Track 4

トラック4 マゾへの目覚めと前立腺の検査

とりあえず、ここまでの診断結果を知らせよう。 勃起機能に問題はなし。精液の質や量も問題はない。早漏に関しては、努力次第で改善は可能と判断された。 キミの男性器の性機能に不備はない。問題なく、性交や子作りは可能だろう。……相手がいさえすればな。 しかし、一つだけ、処置しなくてはならない部分が見つかった。 その場所は、男性器ではなく……キミ自身だ。キミ自身の性格……いや、性癖とでも言おうか。 キミには被虐思想……いわゆるマゾヒストの気がある。 女性に優位に立ってもらいたい、いじめられたい、屈したい……。そう思っている。 このこと自体には特に問題はない。人間は大別すれば必ず、嗜虐、被虐……SかMかに分けられる。マゾであることが悪いことではない。 だが、キミ自身の身体が、それに完全には適応できていないようだ。 心と身体の乖離が起きている。君が思っているほど、キミの肉体はいじめられたいとは思っていない、ということだ。 恐らく、キミが時たま感じる性機能の低下というのはそれが原因だろう。 よくある話だ。性欲が高まり、一発抜きたい気持ちにはなったが、思ったよりも興奮が高まらず、そのまま萎えてしまった、とな。 それがわかれば、治療法は一つだ。今からキミの肉体を、マゾヒストの嗜好に合うように開発する。 単純な性機能自体に問題はないんだ、心と身体の性的嗜好の度合いを一致させれば、機能低下は起き得ない。 理解できたか?……なら、治療を開始する。そこの診察台に、うつぶせに寝てくれ。 【背後から】 いいか? そうしたら、腰を持ち上げて、尻を突き上げろ。……そうだ、その状態でいるんだ。 今からキミの肛門部……アナルへの刺激を始める。ここを開発することで、キミの身体に被虐の快楽を植え付ける。 完了するまでかなり辛い辱めを受けることになるが、我慢してもらうぞ。これは、キミのための治療なのだからな。 では、始めるぞ。 まずは、ローションを指先に出して……キミの肛門に塗りつける。こうして、すりすりと塗り込んでいく。 ふふ、人に尻の穴を触られた経験などないだろう? どういう感触だ? くすぐったい? そうか。だが、この処置のあとにはこうして尻を撫でられるだけで勃起するようになっているだろう。期待していろ。くくく……。 すりすり、すりすり……。こうしてしっかりローションを馴染ませないと、いたずらに肛門や直腸を傷つけてしまうからな。 性的快感を得るために、怪我をする必要はない。事前準備はしっかりとしないとな。 よし、いいだろう。そうしたら、まずは肛門をほぐすところから始めるぞ。 いきなり挿入されると思ったか? ふふ、楽しみは後に回すものだろう? 肛門に指を当てて、やさしく肛門を押し広げるように……。しわを伸ばして、入り口をほぐしていく。 ふふ、ローションが広がるぬちぬちという音がいやらしいな。 ゆっくり、ゆっくりと。焦らずにな。 尻穴を伸ばして、拡げて……同時に、ゆるやかに刺激を与えていく。 指を中に入れないように、肛門の外側に指を這わせる。 さらにそのまま、会陰部……蟻の門渡りとも言うな、肛門から股間にかけての部位も、合わせて指で刺激する。 こうして、徐々に肛門周辺をマッサージしていくんだ。普通のセックスにしても前戯から始めるだろう? それと同じく、身体を慣らしていくんだ。 また肛門を、ぐりぐりと指で押しほぐして……。ほら、ぐりぐり、ぐりぐり。ローションをしっかり塗り込んでいく。 ぐりぐり、ぐりぐり、くちゅくちゅ、くちゅくちゅ。 ……おや? ふふふ、チンポがまた大きくなってきているな。肛門を刺激されて、興奮してきたようだな。 だが、まだ完全に勃起してはいないようだ。いいだろう、続けるぞ。 それでは、ついにアナルに指を挿入する。肛門はもうしっかりほぐされたからな。もうほとんど何の抵抗もなく入るだろう。 行くぞ。こうして、指先を肛門に当てて……。いいか、息を止めるなよ。息を止めると身体が硬直して、入るものも入らなくなる。 ゆっくり深呼吸しているんだ。行くぞ。 指を、挿、入……。 くくく……。ずぷぷ、と入っていったぞ。ああ、いい感触だ。入ってきたことに反応して、アナルが私の指を締め付けてくる。 だが、まだ第一関節が埋まった程度だ。この程度で驚いてもらっては困る。しかし、無理も禁物だ。まだまだ、しっかり慣らさないとな。 入れた指を、まずはこうして、ぐりん、と回す。 ふふ、身体が反応したな。尻穴の中でものが動く感触に驚いたか? だが、こんなものはまだまだ序の口だぞ。 続けるぞ。指を、左右にゆっくり回していく。右に、左に、右に、左に……。 肛門の内側をこすられる、こそばゆいような感覚。それがどんどんと快感に変わっていく。 回した指によって、アナルがどんどん中から拡げられていく。ぴっちりと閉じられていた尻穴がこじ開けられていく。 さあ、どんどんと中に指をうずめていくぞ。ほら、ずぷ、ずぷ、ずぷ……。 第二関節まで来たぞ。ここでもまた、指を動かして内側をほぐす。だが、今度は回すのではなく、こうして……。 指を軽く曲げて、かき回すように、内側を拡げていくぞ。 指先を小さく、細かく動かす。アナルの内側、直腸の内面を指先で押し広げる。 ふふ、がくがくと膝が震えだしたぞ。さっきよりも直接的な刺激に、感じ始めてきたようだな。 初めてのアナルで感じ出すとは。やはり、キミにはマゾヒストの素質があったようだ。 それでは、こちらも少々強めに責めてみようか。 最後の一押しだ。指を根元まで、差し込む……っ。ずぷぅ……。 ふふふ、全部くわえ込んだぞ。キミのアナルが、私の指をすべて飲み込んでいる。 くくく……。童貞を卒業する前に、尻穴の処女を先に失うとはな。だが、それも一興だろう。 苦しいか? 息が荒くなっているぞ。いや、興奮しているのか? まあ、どちらでもいい。 では、この差し込んだ指を、今度はゆっくりと、抜いていく。 ずるずると指が引き抜かれていくぞ。埋まった直腸が空いていく感覚をしっかりと意識しろ。 抜けていく。アナルの中がどんどん楽になる。ふふふ……。 そうしたらまた、ゆっくりと中へ、挿入していくぞ。 ほぅら、ずぷずぷ、ずぷぷぷぅ……。 また指の根元までしっかりくわえ込んでいるぞ。ふふふ。 では、またゆっくりと抜いていく。くく、アナルが私の指に物欲しそうに吸い付いて、引っ張られて……。 抜けそうになったら、また挿入。ずぷっずぷっ、と指が尻穴に沈んでいく……。 ふふふ、アナルに指を抜き差しされて、どんな気分だ? 指とは言え、キミは今、女に尻穴を犯されているんだぞ? 普段は犯す側の男のキミが――いや、キミは童貞だったな。女を犯したことなどなかったな。くくく……。 そうら、また指を引き抜いていくぞ。まるで中身ごと引っ張られるようだろう。ずりずりと、ゆっくり、指が引き抜かれて……。 そしてまた、ずぷずぷと指が挿入されていく。美味しそうに指をくわえ込んでいく。 ふふふ、何度も抽挿を繰り返して、ずいぶんアナルが柔らかくなってきたな。丹念にマッサージした甲斐があった。 では、指のピストンの速度を速めていくぞ。ほら、抜いて、入れて、抜いて、入れて。 ははは、抜き差しされるたびにうめき声を漏らしているな。さっきも言っただろう、我慢はするな。気持ちよければ、きちんと声に出せ。 あん、あん、と犯される女のように。事実、キミは私に尻穴を犯されているのだからな。 さあ、ピストンをさらに早めるぞ。 抜いて、入れて、抜いて、入れて、抜いて、入れて。 何度も何度も尻穴を突かれて、女になった気分だろう。実際、アナルで感じる快感は女のそれと似ていると聞くぞ。 指を突っ込まれ、ずぷずぷぐちゅぐちゅと何度も犯される快感。たんと味わえ。二度と忘れられなくなるように。 ほら、ずぷずぷ、ぐちゅぐちゅ。何度も何度も抜き差し、抜き差し。 アナルがすっかりとろけてしまったな。これなら、指以上のものも簡単に入ってしまいそうだぞ。 くくく、私にチンポが生えていたら、今すぐにでも犯してやったんだが……至極残念だ。 ……さて、ピストンはこのぐらいにしておくか。 ふふ、すっかり息を荒げているな。こんなに激しくアナルを犯されては無理もないかな? しかし、だ。残念ながらこのアナルピストンも、まだまだ前戯に等しいのだ。キミのアナル開発は、ここからが本番だ。 前立腺、というものを知っているかな? 男性器に備わる器官の一つで、位置的にはちょうど男性器の裏側に位置する。 ここを刺激されると、男性は大きな性的快楽を得ることが出来る。普段の射精とはまったく異なる快感だ。 そして、そこは……尻穴からちょうど、刺激することが出来るんだ。 今まで尻穴をほぐしていたのはこのためだ。前立腺を刺激するには直腸の中で指を大きく曲げる必要があるからな。 準備は整った。さあ、前立腺による快感を、十二分に味わわせてやる。 ふふふ、緊張しているな。だが安心しろ。私は今まで何人もの男を前立腺の虜にしてきた。キミもその中の一人に加えてやる。 もう二度と、尻穴以外で絶頂出来ない身体にしてやろう。くくく……。 もう一度、アナルに指を挿入する。 ふふ、もはやほとんど何の抵抗もないな。とろとろふわふわ、だが入り口は指をきゅうと締め付けてくる。いい尻穴だ。 そして、この挿入した指を曲げて、男性器の裏側、前立腺の部分を指先で、押す。 ははは、びくんと身体が震えたぞ。前立腺を直に刺激されて驚いたか? ほら、前立腺を指先でぐりぐり、ぐりぐり。何度も押して刺激する。 未体験の快感だろう? 身体に電気が走るようだろう。それが前立腺の快楽だ。 ほら、ぐりぐり、ぐりぐり。前立腺気持ちいいなぁ? さあ、もっと感じろ。 ぐりぐり、ぐりぐり、ぐりぐり、ぐりぐり……っ。 すばらしいな、キミは。初めての前立腺刺激では痛がるだけの男も多いというのに。 なのにキミはしっかりと快感を得ている。気持ちいいと感じている。 天性のマゾヒストのようだな、キミは。女に尻穴を犯されるために生まれてきたのかもしれんぞ。 さあ、もっと前立腺を刺激してやる。 こうして、とんとん、とんとんとリズミカルに前立腺を叩く。何度も、何度も。 ああ、いい声だ。もっと鳴け。アナルを犯されて、みじめな喘ぎ声を私に聞かせるんだ。 いいぞ、いい。すごくいい。こんなに私を昂ぶらせてくれる患者は久しぶりだ。 ん? ははは、チンポの先からカウパーがにじみ出てきたぞ。前立腺の快感に、チンポがうれし泣きしているみたいだな。 ぽたぽたと溢れ出して、診察台に染みが出来てしまったぞ。おいおい、どうしてくれるんだ。くくく……。 お仕置きにもっと前立腺の刺激を強めてやろう。 指を立てて、爪先でこするように……っ。 はははは、腰ががくがく震えているぞ。そんなに気持ちいいか? まったく、みっともない。 だが止めてはやらんぞ。ほら、どんどんこすってやる。たっぷり味わえよ。 鳴け。もっと鳴け。女性のように、犯されて鳴け。 ひとこすりする度に腰が震えて、くくく、それに合わせてチンポがぷるんぷるんと揺れて、まるで犬の尻尾のようだぞ。 前立腺の快楽に悦んで、尻尾を振るう犬。マゾ犬。メスの犬だ。 お前はもう男じゃない。前立腺を犯されて喘ぐ、マゾのメス犬だ。アナルを犯されて感じまくる、卑しいマゾ犬だ。 だが安心しろ。私はそんな犬が大好きだ。アナルで感じるメスマゾ犬が大好きだ。大好きだから、もっともっと犯してやりたくなる……! さあ、感じろ。前立腺の快楽に身を委ねろ。お前はメスだ。アナルで感じるメス犬だ。 来る? ふふ、何が来るというんだ? わからない? そうか、では教えてやろう。それは、絶頂だ。お前はイクんだ。私にアナルを犯され、前立腺を刺激されてイクんだ。 アクメする。メスアクメだ。射精とは違う絶頂。女と同じオーガズム。 前立腺のみを刺激されて達する絶頂は、射精を伴わない。するとどうなると思う? ずっとイケるんだ。イッた前立腺を刺激され続けると、その絶頂が永遠に続く。 射精した瞬間、とてつもない快感が身体に走るだろう? あれが続くんだ。想像してみろ、どれだけ気持ちいいか。 イキたいか? イカせてほしいか? これを知ってしまえば、キミはもう普通の射精では満足できなくなる。アナルアクメにはまってしまう。前立腺でしかイケなくなる。 それでもいいんだな? アナル狂いになってしまうぞ。 本当にいいのなら……イカせてやろう。 前立腺をこすり上げる強さと速度を上げてやる。もっと強く、もっと早く、前立腺を犯し尽くす。 ほら、ほら、ほら、ほらっ。 気持ちいい、気持ちいいなぁ。アナルが気持ちいい。前立腺が気持ちいい。 快感。激しい快楽。チンポに触れてないのに気持ちいい。 イク、イクぞ。来るぞ、前立腺の絶頂。アナルを犯されてイク、イク、イク。 鳴け。もっと喘げ。メスのように喘げ。あんあん鳴いて、喘げ。 チンポからカウパーが止まらないな。お漏らししているみたいだぞ。くくく……。チンポには指一本触れてないというのになぁ? さあイケ、イクんだ。メスアクメしろ。アナルを犯されて絶頂しろ。 イケ、イケ、イケ、イケ。醜く果てろ。惨めに絶頂しろ。 初めてアナルを犯されたその日に、初めてのメスアクメ、してみせろっ。 (絶頂) はははは。イッたな、イッてるな。全身を痙攣させて、甲高い喘ぎ声をあげて。 いいぞ、好きなだけイケ。ずっと犯していてやる。お前が満足するまで、アナルをずっとほじくっていてやるぞ。 さあ、イケ。イケ、イケ、イキ続けろ。アクメし続けろ。 前立腺をこすりあげられて、イケ。アナルを犯されてイケ。何度も、何度も。 イケ、イケ、イケ、イケ、イケ、イケ、イケ、イケ……。