手始めに……お兄さんのお耳からいじっていきますね♪
/立ち位置:7 左側の耳元で囁く
【楸】
「ん……ふふっ、お布団で寝るときのように、全身の力を抜いてリラックスしてくださいね。間違っても緊張とかしないこと、これが一番大事ですからね?」
【楸】
「はーい、息を吸って―? 吐いてー。吸って―? 吐いてーー……そうそう、その顔です。とろーんとして、だらーんとして……頭の中を空っぽにしてください」
/立ち位置:1 正面で普通に会話
【一葉】
「お姉ちゃん、はい、耳かき。……けど、お兄さんの耳掃除、本当にするの?」
【楸】
「勿論するよ? 見たところ、とーっても疲れてるみたいだし。心も身体も、仕事の疲れでヘトヘトになってる」
【楸】
「それを癒そうと、この森に来たってことは……ふふっ、管理者として、いーっぱいお世話してあげないとねー」
【楸】
「はい、それじゃあまずは、耳の中を見ていきますねー。んーっと……ん……ふんふん……。なるほどー、これは中々掃除し甲斐がありますねー」
【楸】
「隅っこから奥の方まで、かなり汚れてる……なるほど、ふふっ。これなら、すぐ終わっちゃうってことにはならないみたいですねー」
【楸】
「というわけで、早速……ふううううぅぅぅ~~~~……。ふぅ、ふぅぅ、ふううぅぅぅぅ~~~~……」
【楸】
「あ、ふふっ、動かないでくださいねー。くすぐったいのは分かりますけど、じっとしてること。頭はそのままの状態で……」
【楸】
「ふうううぅぅ……ふぅ、ふー、ふー、ふうぅぅぅーーー……ふぅ、ん……ふううぅぅぅぅぅ~~~~……ふーふーふー……」
【楸】
「ん……もう少しですからねー、そのままそのまま……ふううぅぅ、ふぅ、ふぅ……ふううぅぅぅ……ふー、ふー、ふー、ふー……ふううぅぅぅ~~~……ふうぅぅ~~~……」
【楸】
「ん……はい、これでよしっと。ふふっ、それでは……お兄さんの耳をこしょこしょとお掃除していきますねー、ふふふっ」
【楸】
「大きいのも、隅っこの細かい汚れも、余さず取らせて貰いますね、ん……ふぅ……まずはこの辺、お耳の入り口の付近から……ん……」
/SE:耳かき音 中
【楸】
「ん……どうですかー? 痛くありませんかー? ふふ、痒いところがあったら教えてくださいね。その部分をすぐカリカリっとしますから」
/SE:耳かき音 短
【一葉】
「ふわぁ……お兄さん、凄く気持ちよさそう……。赤ちゃんの寝顔みたいに、顔がとろーんとしてて……」
【楸】
「ふふ、耳かきっていうのは、誰かにしてもらうのに限るからねー。気持ちいいのは当然。……それにお兄さんは大人だからね」
【楸】
「誰かに甘えるっていうのは、かなり久しぶりのはず。……いいですよ、この宿では、存分に私たちに甘えてください」
【楸】
「こちらも頑張ってお兄さんのことを癒していきますから。ほら、こうして……こしょこしょこしょこしょー……」
/SE:耳かき音 中
【楸】
「ふふふっ、どうですかー? 誰かにして貰う耳かきは……。体の奥から、じんわりとした優しさが溢れてきてませんか?」
【楸】
「その感覚に全てをゆだねてみてください? ふふっ……きっと心地よくなれるはずです。簡単ですよ? 心と体を、ただ楽にすればいいだけですから……」
/SE:耳かき音 長
【楸】
「ん……このままどんどん耳の中まで進めていきますねー。肌を優しく撫でるように、耳かきでこしょり、こしょりと……ん……はぁん……」
/SE:耳かき音 中
【一葉】
「……お兄さん、さっきまでちゃんとした大人って感じの顔だったのに。今はこんなに子供っぽい……」
【楸】
「ふふふ、耳かきっていうのは、ある意味魔法の呪文みたいなものだからねー。子供も大人も関係なく、幸せな時間を過ごさせてくれるの」
【楸】
「それに……まだまだ始まったばかり。どんどん奥に行けば行くほど、肌は敏感になってくの。ほらぁ、こうして……」
/SE:耳かき音 長
【楸】
「少し強めにごしごししたり……とっても優しく、産毛を撫でるようにこしょこしょとくすぐったり……」
【楸】
「色んな気持ち良さを、お兄さんに与えていきますねー……ん、はぁん……ふぅ……ふふふ、気持ちよくなーれ、気持ちよくなーれぇー……」
/SE:耳かき音 長
【楸】
「はぁん……お仕事大変なんですよね? 毎日毎日嫌なことばかり……厳しい上司に、嫌みな取引先……」
【楸】
「そんな方々とお仕事なさってるんですよね……本当にお疲れ様です。……今だけは、今日だけは……辛いことは全て忘れてください」
【楸】
「真っ黒なストレス、嫌な気持ち……それを全部私たちに預けるつもりで、ゆっくりとくつろいでくださいね……」
【楸】
「お兄さんが幸せになるまで……ずーっとこうしていますから、ふふふ……」
/SE:耳かき音 長
【一葉】
「あっ……ふふふ、お兄さん、可愛い声出ましたねー。んふぅ、はぁんって……。お姉ちゃんの耳かき、そんなに気に入ったんですか?」
【楸】
「ふふふ、そうですかーそうですかー。ここがいいんですねー、この部分を、こしょこしょこしょー……ふふふ……」
/SE:耳かき音 短
【楸】
「はぁん……ふふっ、お兄さんのだーいすきなこと、全部してあげますからねー。安心して身をゆだねてください……」
/SE:耳かき音 長
【楸】
「ふぅん、はぁ……はぁ、ん……一番奥の敏感なところだけを、こしこし、こしこし……。ん……ふふふっ……一葉のいう通り、お兄さんの顔、可愛くなってますねー」
【楸】
「そんな顔をされたら……終わりたくなくなっちゃいます。ずーっとこのまま、お兄さんのお耳をナデナデしたくなっちゃいます、ふふっ……」
/SE:耳かき音 中
【楸】
「ふぅ……ん……はぁ……はい、そろそろ終わりですよー? ふふっ、最後にもう少しサービスということで……入口から奥まで、ゆーっくりとなぞっていきますねー……」
/SE:耳かき音 長
【楸】
「んっ……はい、おしまいです。ふふっ、どうでしたかー私の耳かき。ばっちり癒されて貰えましたか?」
【一葉】
「あ……ふふ、お兄さんの顔、ふわふわしてる……。それに……ふふっ、気持ちの方も、ばっちり温かくなってるみたいですね……」
【一葉】
「なんだか……その顔を見ているだけで、こっちまで幸せな気分になってきます……。ふふ、素敵な姿、ご馳走様でした」
【楸】
「ん、それじゃあ次は一葉が耳かきしてみる? 見るのもいいけど、実際にやってみると、もっと嬉しくなっちゃうよ?」
【一葉】
「え、え? 私が? え、えーっと、でも……誰かに耳かきしてあげるのなんて、初めてで……。もしお兄さんの耳を傷つけちゃったりしたら……」
【楸】
「大丈夫、隣で教えてあげるから。……やってみたくないの? お兄さんのこと、もっともーっと可愛い顔にしてあげたくないの?」
【一葉】
「っ……そ、それは……してあげたい……けど……。っ……あ、あの、お兄さん……。今度は私がやってみても、いいですか?」
【一葉】
「初めてなので、お姉ちゃんよりは上手くないと思いますけど……。私も、お兄さんのこと……気持ち良くしてみたいんです。ど、どうかお願いします……」
【楸】
「私からもお願いします。最初に話したときに分かってるとは思いますけど、一葉は今まで、人間と接したことがないんです」
【楸】
「だからこれを機会に、是非とも経験を積ませたいんです。この山と、人の住む里、その両方を守る神様として、人間との接し方は覚えておかなければいけませんから」
【楸】
「本音を言えば、それを狙ってお兄さんを連れてきたこともありますし、ここは宿代として1つお願いします。……あ、ふふっ、いいんですか? ありがとうございます」
【一葉】
「わぁ……ふふっ、やった。……あの、頑張って優しく耳かきするので、どうかお願いします、お兄さん」