Track 1

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タイトルコールとこの音源の楽しみ方

;ナレーション(タイトルコール) ///;環境音 川のせせらぎの音 ;9 「あやかし郷愁譚。コロポックル パロポロ!」 「こんにちわ、かな? こんばんわ? いま話してるのは、パロポロ。 コロポックルのパロポロだよ。 へへっ、今日は、この音源を聞いてくれてありがとね」 「一番最初のこのトラックは、音源の解説をするためのトラックなんだ。 したっけ、物語だけを楽しみたい人は飛ばしてくれてもかまわないべさ」 「どうする? 飛ばす? 飛ばすんだったら、次のトラック。 Track1から聞いてほしいな。 そうじゃないなら……」 「(呼吸音)」 「へっへー! 解説から聞いてくれるんだ。 お客さん、いい人間なんだねー。 したっけ、パロポロもがんばって解説するべさ」 「この音源は、バイノーラルの耳かき・安眠音声っていうやつなんだって。 バイノーラルっていうのは、立体音響っていう意味」 「ヘッドホンとかイヤホンで聞くと、 パロポロの声やまわりの音なんかが、まるでその場にいるように、聞こえてくるんだってさ」 「ね? 今、川の音聞こえてるかい? 聞こえない? したっけ、パロポロ、ちょと静かにしてみるね」 「(呼吸音)」 「――今度は聞こえたべさ。 茂伸川(ものべのがわ)の流れの音。 パロポロのお店、『いやしどころ ひやしや』は、 親水公園のすぐ近くにたってるから。 窓あけとくと、よく聞こえるのさ」 「で、立体音響っていうのは―― ええと、いま、どんな環境でパロポロの声、聞いてくれてる?」 「もしスピーカーなら、ヘッドホンとかイヤホンとかの準備してもらえる? パロポロ、準備の間まっててあげるからさー」 「(呼吸音)」 「♪もーいーかい?」 「もう大丈夫? したっけ、試すべさ。 お客さんがちゃあんと、ヘッドホンつけてるかどうか」 ;3 接近囁き 「み ぎ み み」 ;1 「ふふっ、おどろいたしょや。 したっけ今度は」 :7 「ひだりみみ!」 「えへへっ、 こういうふうに、音がしている場所を感じることができるのが、立体音響っていうんだって。 ハイテクだよねー。すごいよねー」 「あ、聞こえてくるの、右左あってた? あってなかったら入れ替えてね。 パロポロ、気づいてないふりしたげるからさ」 「……(呼吸音)――ん! オッケーなら、次の準備にうつるべさ。 今度は、解説!」 「音源の舞台になるのは、『茂伸(ものべの)』。 パロポロみたいなあやかしたちと、お客さんみたいな人間たちとが共存している、山の深くの隠れ里」 「パロポロにはあっつすぎるのが欠点だけど―― へっへ――ものべのにも、“ピリカカムイ”―― “よいカミサマ”はいるもんなんだね」 「あつさに弱いコロポックルでもすごしやすい素敵な場所、 パロポロのために用意してくれたんだー」 「そこが、ここ。『いやしどころ・ひやしや』。 パロポロのお店でおうちで―― きっと、これからお客さんが訪ねてきてくれるところ」 「どんなひやしとどんないやしが待っているかは―― へへへっ! 来てもらってのお楽しみ!」 「でね? 来てくれたら、きっとリラックスしてねむくなっちゃうって思うからさぁ。 くらいところで、横になりながら聞いてもらえたらうれしいな」 「したっけ、そろそろ解説はおしまい! ひとまずは、ここでさようなら」 「けど、Track1で。ユカラ――おはなしの中で。 またすぐ、もういっかいあえるから。 へへへっ、パロポロ、準備して待ってるべさ」 「したっけねー! またあとで」 ;環境音FO

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