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前話 ようこそオカルト研究部

(授業終了のチャイムが鳴る 少しずつガヤガヤ元に戻り始める) (一人女の子が中庭のベンチで 本を両手で持ち座っている。カバンを持つ時に一言) ふひ (呼びかけるが無反応) 帰って DVDでも 見る (猫背で去ろうとする所を見て 肩にぽんと手を置いて呼び止めた) ひゃぃぃ!なんだ 私の肩に ぬっとっ…手が!? あ す すまない そんなに驚かないでくれ … じゃ じゃあな (肩にぽんと手を置いて呼び止める) どっへ!ビックリするじゃないかっ もしかして私に用があるのか? (以降オカルト声→ずっと照れながら)          私が入ってる部活に 入りたい のか? あ ごめん 私帰宅部なんだ さっきの独り言?あぁ 部活部活言ってたのは私の妄想でな オカルト研究部 訳してオカ研だ    (ひそ) この町に潜んでるオカルトを 自己解決していくんだ 変わってて そそるだろ いひひ   (沈黙)  (困惑)  …    んん じゃあ 帰るから 勘違いさせて すまなかったな (肩にぽんと手を置いて呼び止める) ひゃ!なんださっきっから 入部したい?お お前変わってるなぁ だが きっと分からない分野だ 諦めろ お おぉぉお前 これ!      (しんぶんきじ)  初版イエティの新聞記事!ネッシーとイーバ特集ッ            UFOやツチノコの写真までッ! …なんだこの宝の山は マニアには興奮ものだぞ ふ ふひひひ 部活か 気持ちはありがたいんだが 私はそういうの向いてないんだ (嫌そうに) 部活って みんなでワイキャイお喋りする所だろ? いつもボッチな 日陰者には ちょっとキツイ 多分お前もそうだろう? どうする 二人だけでオカルト研究部 良いな 二人でこの町に潜むオカルトを自己解決していくんだ ん そうだな 二人なら 自己解決じゃなくて解決か ひひッ う うん 集合場所はこの中庭にしよう 中庭にシートを引いて そこがオカルト研究部だ ここは 丁度日陰になってて 過ごしやすい 活動日誌は このノートに付けていこう それと雰囲気を出す為に 長布を羽織ってマントにするんだ 小さい頃 カーテンとかでよく やってた おぉ 水晶とタロットカードも持ってるのか なら 今度持ってきてくれ カーテン巻いて試してみよう     (きら)             (まがまが)(いろど) そうだな 煌びやかに飾り付けてするんだ  禍々しく彩るぞ おぉそれいいなぁ! なら シートの周りをこうして ならこれも これも必要だ それから ふふふ オカルト研究部の 完成だぁ! 中庭が こんなに彩られるなんて 禍々しくてたまらん い いやぁ こんな楽しいの初めてだっ (目をそらす) ぅぅ ん もう一つ 決める事あるのか? 部長 部長は私がやりたい 少しくらい 良い顔したい ひひ これからよろしく 後輩くん

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