Track 6

エピローグ

さて、私とあなたの物語はここでおしまい。ゆっくり目を開けてください 催眠は掛けましたが、暗示は掛けていないんです スッキリ目覚めることが出来ますよ でも少し休んで居てください。呼吸を整えて 一緒に深呼吸しましょう。 (2秒)  (4秒) すってー はいて― (3秒)  (6秒) すってー はいて― すってー はいて― すってー はいて― …はいっ ご清聴ありがとうございました、とても素晴らしい物語でしたね きっと あなたがこの物語を 大切にしてたからだと思います お気に召しましたら、この本 借りて行ってあげてください。ここは図書館なので あぁそれと あなたと過ごした時間 とても楽しかったですよ 私の目に狂いはありませんでした はい どうぞ またいらしてください また今度。 やっぱり本は良いですねっ 幾万の物語を私達に見せてくれる… …それにしても 官能小説って、この図書館にありましたっけ? まぁいいでしょう それもこれも 私とあなたの 物語ですから ね? (本の閉じる音)