別れた意識 襲い掛かる
(よめ)
充分私を感じとった頃には 夜目が効いて 周りがはっきり見える様になっています
壁や床に固定された鎖、照らすのは月明かり
誰も知らない…貴方だけの部屋
(ノイズ)
「そこには誰も居ない あなたとあの子だけの部屋 いつでも襲える 素敵な空間」
無意識の貴方と 想像の私
(ノイズ)
「夢なんかより、人である読み手を襲いたい。 私の欲は 貴方も同じ そうでしょう?
…私はもっと、血にまみれる姿を 絶望する声を聞きに来た そうでしょう?
貴方は私。無意識の貴方 あの子を血に染める。 そう」
(ノイズ)
これから私をいたぶれる「これから獲物をいたぶれる」
体が夢に慣れる様に 想像の体を動かしてみてください
「ポッケにある刃物を確認して? それは貴方の心、具現化された邪悪な狂気。
さぁ一度あの子に そのナイフに向けてみて?」
3 2 1 …
(ナイフ)
ひぁっ!? へ?… う うんバッチリですね
(は)
刃を下げて… ナイフを下に 下げてくださいね 危ないので…ね?
(一度ナイフをしまいます。)
(パチン)(ノイズ)
ぁ貴方はもう一度 深い 深い夢に入って行きます
「もうあの子の声は聞こえない 無意識の貴方が支配する。
不思議と違和感は感じない いつも夢を見る様な感覚
あの子を見て あの子を襲いたい。 (はい)
血走った眼光が あの子を素早く捉える 呼吸してる 肺が動いてる 獲物だ 女だ
貴方の集中力が増していく
熱く 熱く 煮えたぎる。
私に任せて 貴方は獲物だけを見て 」
(ノイズ)
(テン) (じゅう)
最後は10カウント。 「あの子が十数え終わると 貴方はあの子に襲いかかる」
(ゆっくり 3 2 1だけ等速)
10 「獲物を見る」
9 「こぶしに握って」
8 「あの子のお腹目掛けて」
7 「下から上に」
6
5 「肩をすくめて」
4 「いくよ… 3 2 1っ」
3 2 1っ
0! 「殴る”!」
(パンッ!)
ぐぁ゜!? かっ… あ かはっ! はっ! はっ! けほけほ
「殴れた 殴れた!
充実 実感 極楽 快楽! (ここら辺何度もパチン)
もっと欲しい もっと欲しい もっと! もっと欲しくなる!
襲え 襲え 襲え
(パチン)
襲え!」