05
;翌朝
「あ、おはよう……思ったより疲れてたのかな? 結構寝ちゃってたね……どうしたの?」
「こーら、ちゃんとお姉ちゃんの顔を見なさい。何で目をそらすのかな? ……もしかして、またエッチな夢、見たのかな?」
「あ、本当だったんだ……くすくす……ううん、また当てちゃうなんて、自分でもビックリしちゃって……くすくす……」
「男の子だから仕方ない……とは言っても、エッチな夢ばっかり見ちゃって、お姉ちゃん心配だなぁ。ねぇ、どんな夢、見てたのかな?」
「言えない? もー、夢だからどんな内容でも驚かないのに……ふふ、それとも正夢にしたいのかな? 人に言っちゃうと絶対に敵わない、なんて言うもんね」
「……ふーん、それでも言えないんだ? そうなんだぁ……くすくす……ううん、正夢になると良いね」
「それじゃ、勉強の続き始めよっか? だめだめ、まだそんなに遅くなってないんだし、いつも漫画読んだりして起きてる時間でしょう? もうちょっと頑張らないとね」
「ふふ、だーめ。甘えた声出しても今日はちょっと厳しくいくからねー……最後までちゃんとしないと、でしょ? 途中でやめないよ?」
「……そう、最後までちゃんと……してあげるからね……ふふ……くすくす……くすくす……」
;5秒程度間