②吐息の作用
ふぅ・・ようこそ、私の部屋へ・・
アハハ・・あの大きいベッドが気になる?
そうよ、あのベッドの上で戦おうってコト・・どう言う意味か分かるわよね?
おっと!そんな物騒なモノ取り出さないで聞きなさいよ
そうじゃないとあんた自身危険な目に遭うわよ?
この部屋のドアの前にはモンスターがいっぱいいるはずだから・・フフフ・・
自己紹介が遅れたね、私はボイスサキュバスのミーティア、この一帯のボスだよ♪
騙される方が悪いのさ、私がボスクラスのモンスターだって思わなかった?失礼だなぁ
あんたはココで私と戦うか、部屋から出て数十匹のモンスターと戦うか、選ぶしかないんだよ!
・・・ま、聞かなくても私と戦う事を選ぶでしょうけどね
かかってきな、いいよ?そこら辺のモンスターと違う事、教えてあげるよ
ほらほらぁ、アハハ!ぜんっぜん当たらないよ!
よくそんな振り方でここまで来れたねぇ!?アハハハ!!
百回振っても当たらないだろうね~♪
これじゃ時間の無駄かな~
あっ・・!?は・・はは・・ちょっと油断したかな・・う・・うぅ・・くぅっ!
へぇ、魔法も使えるんだ・・その魔法・・ちょっと危険だね・・
少しだけ私の本気見せてあげるよ!
ふぅー・・・・ふぅー・・・・・・
フフフ・・何してるか分かんないでしょ?
コレが私の特殊能力だよ・・あんたはもう術中にはまってる・・気付いてないでしょ?
この吐息が全てを幻に変えていくんだよ
違和感が無いって事はもう解けないんだ・・自分が今見ているものは全て幻・・!
私の吐息は幻覚作用があるんだよ、そして私の声はあんたを興奮させる力がある・・・
・・・な、なに!?
きゃ・・きゃぁぁぁぁぁ・・・!!
フフ・・フフフ・・・やみくもに突進して・・最後に斬りかかりやがったか・・
でもね・・こ、こんな事で勝ったと思わない事だね・・・
私の声に・・・溺れるがいいよ・・・!
クックック・・・アーッハッハッハ・・・!!!