Track 3

エロ本とオナニー

彩花「……彩菜」 彩菜『はいはい。今度は一体どんな用なの? どうせ大した用事じゃないと思うけど聞いてあげるわよ』 彩花「彩菜の態度が辛辣でちょっと泣きそう……」 彩菜『毎度毎度、彩花に振りまわされてる私の身にもなって欲しいんだけどね』 彩花「……ところで彩菜に見て欲しい物があるんだけど」 彩菜『彩花って毎回、自分に都合の悪いことが起きたら少し間を置いて話題をすり替えるわよね』 彩花「そのことについては黙秘権を行使させていただいて。彩菜にはこれを見て欲しいの。もしかしたら彩菜の人生観が360度ガラリと変わってしまう可能性だってあるんだよ!?」 彩菜『うん、360度変わったら普通に一周しただけになるからね。それで、一体に私に何を見せたいの?』 彩花「この本を見て欲しいの。もしかしたら重要文献かもしれないの」 彩菜『仮に重要文献だとしたら、何処でそんなモノを手に入れてきたのかって、小一時間問い詰めたい気分になるわよ』 彩菜『はぁ……でも、どうせ大した本じゃないんでしょ? そんな本を見ても――――って、はぁ!? あ、彩花。あんたこの本何処から持ってきたのよ!?』 彩花「何処ってお父さんの部屋だけど?」 彩菜『お父さんがこんな本を持っていたのもショックだけど、それを勝手に持ってくる彩花にはもっと驚きを覚えるわよ!』 彩花「だって、その子が呼んでいたんだもん。ワタシを連れて行ってって。ワタシを彩菜に見せてあげてって」 彩菜『色々とツッコミどころがあるけど、何を言ってもエロ本を私に見せる理由にはならないからね!』 彩花「……早速、エロ本の中身を読んでいこう」 彩菜『まただよ……また勝手に話を進めていってるよ。私の話を無視して勝手に話題を変えていってるよ……』 彩花「彩菜は見ないの? せっかく彩菜と見ようと思ってエロ本をお父さんの部屋から持ってきたのに、見ないとお父さんが可哀想だよ」 彩菜『そうね。実の娘にエロ本の趣味がバレてしまったのは、お父さんとしては最高に可哀想なことでしょうね。でも、それは彩花が余計なことをしなかったら起きなかった悲劇なのよ?』 彩花「でも起きてしまったことは仕方ないよね。だから大人しくわたしと一緒にこのエロ本を見よ?」 彩菜『どうして、そんな純粋な瞳で見ることが出来るのかしらね?』 彩菜『はぁ……どうせ見たくないって言っても無理やり見せるんでしょ? だったら諦めて最初から見た方がいいわよね』 彩花「別に見たくないのなら見なくてもいいよ? わたしは彩菜に無理やりとか、強制とかさせたくないし」 彩菜『どの口が今更そんなふざけたことを言うのかしらね。散々、私に無理やりなことをしてきたり色々と強制してきたりしてたのに、そんなことを言うなんて開いた口が塞がらないわよ』 彩花「……口をずっと開けてたら汚いよ? それにアホの子に見えるし」 彩菜『彩花が家族じゃなかったら、全力で殴ってるところだったわ。身内に――双子として生まれたことに感謝をしてなさいよ』 彩花「死ぬほど感謝してますー」 彩菜『返しが小学生レベル過ぎるわよ……まぁいいわ。それで、彩花と一緒にエロ本を見ればいいんでしょ?』 彩花「うん♪ 彩菜なら喜んで見てくれると思ってたよ♪」 彩菜『喜んでいるように見えるなんて、便利な目をしてるわね』 彩花「だって、彩菜ってムッツリだもんね。こういうエッチなことには興味津々でしょ?」 彩菜『今の台詞をマジで言ってるのなら眼科と脳外科に行くことをお勧めするわよ。あのね、私はムッツリなんかじゃないからね。渋々彩花に付き合ってあげてるの。分かった?』 彩花「いやん。そんなわたしと付き合うだなんて……わたし達女の子同士なんだよ?」 彩菜『恐ろしいくらいに会話が進まないわね。いいから彩花の持ってきたエロ本を見るわよ』 彩花「やっぱり乗り気じゃん」 彩菜『何か言った?』 彩花「ううん。何も言ってないよ。サクサクっとお父さんのエロ本を読も」 彩花「うわぁ……お父さんもなかなかに酷い趣味をしてるね」 彩菜『意外というか予想通りというか……お父さんってSMの趣味があったんだね……』 彩花「これは後でお母さんに報告をしてあげた方がいいかもしれないね。きっと二人の夜の営みも激しいモノになると思うよ」 彩菜『文字通り、激しくなりそうで怖いわね。バシバシと乾いた音が部屋に鳴り響いてしまいそうな意味で……』 彩花「そうだね。そしてそのままわたし達に弟か妹が生まれる流れなんだね」 彩菜『それはそれで喜ばしいことなんだけど、少しだけ悲しい気持ちになるのは何でだろうね?』 彩花「さぁ? そんなことよりも彩菜」 彩菜『また唐突に話を変えるつもりなの?』 彩花「……この本を見てるとさ、何だかお股の辺りがムズムズとしてこない? それに心なしか身体が火照ってきてるような気も……」 彩菜『いやいやいや、何てことを言ってるのよ。そんなわけないでしょ。エロ本を読んだくらいでお股がムズムズするって、そんな……』 彩花「ほんとに? 本当にお股がムズムズしてない? お股をくにゅくにゅって触りたいとか思ったりしてない?」 彩菜『…………』 彩花「隠さなくてもいいんだよ? わたし達は双子なんだから相手が何を思ってるのか分かるんだから。オナニーしたいんだよね? オナニーの見せあいっこしたいんだよね?」 彩菜『いくら何でもその発想はないわよ。何でオナニーを見せあいっこしないといけないのよ』 彩花「……わたしが彩菜に見せたいから?」 彩菜『へ、変態だ……私の目の前に変態がいるよ……』 彩花「むむっ、変態とは失礼じゃないかな? そんな失礼なことを言う彩菜にはお仕置きが必要だね」 彩菜『何をする気なの?』 彩花「一緒にオナニーをしよー♪」 彩菜『何で、そこまでテンション高めに言えるのかしらね。人前でオナニーするとか恥ずかしいに決まってるじゃない。しかも身内に見せるとか……』 彩花「彩菜は他人に見られて興奮――」 彩菜『しないから! どうして彩花は私を変態にしようとしてるの!? 私を変態扱いして何か面白いことあるの!?』 彩花「よいっしょっと。パンツを脱いで足を広げて……っと」 彩菜『……正直、その無視の仕方は酷いと思うわよ。いや、そんなことよりも何で私に見せるように足を開いてるのよ! 見えてるから、見えたらいけないモノが見えてるから!』 彩花「……? 見せてるんだから見えてもいいよ。そしてわたしがこうやって見せてるんだから彩菜も見せるべきだと思うの」 彩菜『彩花が勝手に見せてるだけじゃ……』 彩花「見せてくれないと無理やり見ちゃうよ? 無理やりパンツを剥がしてお股を弄っちゃうよ?」 彩菜『ちょっ!? 無理やりは止めてよ! み、見せればいいんでしょ! 見せれば……』 彩花「流石彩菜だね。自分からお股を見せるだなんてエッチな子だ……」 彩菜『我慢よ。我慢するのよ私。こんなことで怒っても意味がないの。こんなことで怒ったら彩花の思うつぼだわ。だからここは必死で堪えるの。堪えて後で発散すればいいのよ』 彩菜『すぅーはぁ……よし。少しは落ち着いたわね。これが終わったら彩花を殴ればいいの。後で彩花に仕返しをすればいいんだから落ち着くのよ』 彩花「かなり酷い言葉が色々と聞こえてる気がするけど、聞かなかったことにしておくよ?」 彩菜『ええ、そうしてちょうだい。で、これでいいんでしょ? うぅ……何でこんなことを……』 彩花「うん、やっぱり少し濡れてるね。やっぱりエロ本を見て興奮しちゃってたんだね。分かるよ。わたしも濡れちゃってるもん」 彩菜『あわわ、べ、別にわざわざ見せなくってもいいって!』 彩花「んっ、んぁ、ふぁぁ……んぅ、あんっ。お股弄るの気持ちいい……っ」 彩菜『彩花っ!? あ、あぁあ、あんた何をして――』 彩花「何をって……んぅ、お、オナニーだよ」 彩菜『それは分かってるけど、何でオナニーをしてるのよ!?』 彩花「お股がムズムズしてて堪らなかったから?」 彩菜『だから、聞かれても知らないわよ』 彩花「彩菜はどう? オナニーしたくない? わたしが弄ってるみたいにお股を指でくにゅくにゅしたくない?」 彩菜『うぐぐ……』 彩花「早く触りたいよね? わたしみたいにお股の中に指をこんな風に……んはっ、あぁんぅ、あっ、あぁあ……ひぁあっ。い、弄りたいでしょ?」 彩花「我慢は身体に悪いから我慢しなくてもいいよ。それに見てるのはわたしだけなんだから、心配することもないよ」 彩菜『う、うん……乗せられてるような気もするけど、彩花の言う通りお股を触るよ』 彩花「見せて。彩菜のオナニーを見せて」 彩菜『はぁ、あぁあ……んぅ、はんっ、ひぁ、ひんっ、あぁあ……あっ、あぁっ、んんぅ、んぁあぁ……あっ』 彩花「す、凄い……お股の中に指が何回も出入りしてる……♪」 彩菜『んぁああ、あぁっ、んぅ、あぁあっ』 彩花「可愛いよ彩菜。わたしも負けてられないかな? 彩菜みたいに激しくお股をクチュクチュってさせるよ……んぁっ」 彩菜『「あぁあっ、はぁっ、はんっ、あぁぁん、んぅあ、あぁ……ひぁあああっ、ふぁぁあんっ」』 彩花「ここ……ここをクリクリってするの、気持ちいい。このお豆さんをクリクリってするの気持ちいいよ……」 彩菜『ひぁ、あぁん……んぁ、はっ。気持ちいい。凄く気持ちいい……』 彩花「お腹の辺りがキュンってしちゃうよ……」 彩菜『身体が熱い……凄くポカポカしてきて熱いの』 彩花「頭の中がぽーと、してきちゃうね」 彩菜『う、うん。頭が……頭が真っ白になっちゃう……オナニーが気持ちよくてダメになっちゃう』 彩花「彩菜の顔……凄くだらしない。口元から涎を垂らしてるよ?」 彩菜『そ、それは……彩花だって同じじゃない。彩花だって口元から涎をダラダラと垂らしてるわよ』 彩花「にひひっ♪ だって気持ちいいんだもん。それにお股からもダラダラと涎も垂らしてるよ?」 彩菜『その発想はオッサンぽいわよ?』 彩花「オッサンぽくても気持ちいいならいいの。んくぁ、あぁあ……ひぁあんっ」 彩菜『あ、あぁ……も、もうダメかも。私そろそろおかしくなっちゃうっ!』 彩花「いいよ。わたしももうそろそろ限界だし、一緒に……ね?」 彩花・彩菜「『んふぁあああぁぁあぁぁあああぁあっ!?』」 彩菜『うぅ……あぁ、んぅ、少し自己嫌悪だわ』 彩花「お互い激しくイッちゃったね♪」 彩菜『今更だけど、何で彩花の前でオナニーしちゃったのかしら? もう少し踏みとどまるべきだったのに……』 彩花「ノリって怖いね!」 彩菜『その一言で片づけるのは正直どうかと思うわよ』 彩花「でも、否定は出来ないでしょ?」 彩菜『……ま、まぁね。はぁ……元をいえば彩花がエロ本なんか持ってこなければ、なんて言いたいけど結局はオナニーをしてしまった私の負けなんでしょうね』 彩花「仕方ないね。エロ本は怖いからね」 彩菜『ええ。お父さんには悪いけど、お父さんのエロ本は全部処分させてもらおうかしらね』 彩花「うぅ、お父さん、なんて不憫な人っ!」 彩菜『その言葉は彩花が言ってはいけない言葉だと思うわよ。割とマジで……』 彩花「にひっ♪ ごめんね? お父さん」