エピローグ
;4
;事後です
「えーと……あ、ちょっと待ってくださいねー……ネクタイ曲がって……ん、これで良し……はい、バッチリです! ん、えっとぉ……そですねぇ、多分ですけど放課後はここにいると思いますよ? ……ふふ、変な事聞くんですね、もちろん良いですよ、遊びに来て下さい……料金のベースはもう判ってますよね? 判らなくても聞いて貰えればいくらか計算しますし」
「……ふぇ? 何でこんな事をしてるのか、ですか……うーん……難しい質問ですねぇ……あ、いえ、言いづらい理由がある訳じゃないんですよ? 例えばお金無いーとか、誰かに脅されてーとか、むしろそういう理由があった方が判りやすいですよね? でもまぁ、その……大変申し訳ないというか、なんというか……そういうのなくて、強いて言うなら……好きだから、ですかね?」
「気持ち良いのもですけど、何より相手の人に喜んで貰えるのが好きというか、嬉しくて……あはは、覚えたての頃は誰でも構わず状態だったんですが、それじゃ際限無いし何よりもあんたの身体保たないでしょ、って怒られまして……なはは、あの時は先輩に怒られるまで気づいてませんでした……それからは先輩達を見習ってお金をもらってしっかりちゃんときちんとしよう、って」
「もちろん、どーしてもイヤな事は断ってますよ? んーと、輪姦とかはちょっと……いえ、ちゃんと人数守ってくれるなら良いんですがたまーにですけどなんか人が増えてたり、最初の約束と違う事させられたりもあったので……あはは、そですね。気を付けないとですよねー……他には誰それを誘惑しろ、とか? だいたいトラブルの片棒になるのでそういうのはお断りしてますね」
「んー、まぁ、最初はタダでヤらせてたのに今更ーって人も居ましたがそういう人もお話でだいたい判って貰えましたし、お金を貰う以上は今まで以上に精進しますから、と言ったら割とすんなり? それでもダメな人は先輩も一緒に説得してくれましたから、ふふ……ええ、その人に自分の後にここを使わないかー、って言われて……なはは、そうですね。二人で先輩に感謝ですね♪」
「そですね、基本はいつもここに居ますよ。ここ、外れだから静かでゆっくり出来ますし、誰も来ない間は勉強とかも出来ますからねー……遊びにですか? えっと、遊びにというとえっちな事はしないでただ来るだけという事ですか? あ、いえいえ、別にそうじゃないならお断りって訳じゃないですよ? ただ、他のお客さんが来たら……ふふ、ありがとうございます」
「ええ、それなら問題ありませんよ。むしろ一人で暇してる事多いですから、気楽に遊びに来ちゃってください。携帯機やスマホのゲームくらいならお付き合いも出来ますから……ふふ、何言ってるんですか。一緒に遊ぶだけでお金なんて取りませんよぉ……はい、まずはお友達から! ……まずはお友達から? ……あ、いえいえ、何か変な感じがしてなんだろう、って思っただけで」
「あ、そですね。確かにずっとエッチしてましたから喉渇きましたし、お茶でも出しますから……いえいえ、終わった後とはいえ、お客さんにそんな事をさせる訳には!? お土産貰ったお礼……? ……あああああ、あ、あげてません、下着返してください!? わ、忘れてたんじゃなくて着替え持ってたからうっかりしてただけで……や、頭の上にやったらとーどーかーなーいー!」
;5秒程度間