Track 2

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この。音源の。楽しみ方。

1/前 「『あやかし郷愁譚。ななつらお。なな。トラックゼロ。この音源の。楽しみ方』」 ;環境音 F.I. 洞窟内。水垂れ。 ;9/前遠 「……。来たか。」 ;9/前遠→1/前 「良くぞ参った。近くに。寄れ。 もっと。 もっと。だ。 もっと近くに」 1/前 「ん。」 「今日呼んだのには。理由がある。 ああ。そうだった。そのまえに」 「ななの住処に。この洞窟に。 来てくれて。どうもありがとう」 「おまえがここにきてくれて。 ななは。うれしい。 とても。うれしい」 「ななは。もともとは。蛭。ゆえに。 好むのは。暗く。しめった。ひややかな。場所」 「そうした場所は。おまえのような。人間には。 決して。好ましいものではないと。ななは。知っている」 「にもかかわらず。疲れているのに。 ――。すぐ来てくれて。ありがとう」 ;冷静。――で切り替わり、心配さ滲む 「そうだ。ななは。知っている。 ――。お前が。とても疲れていると。」 ;位置そのまま。そっぽ向いて。不満。 「理由も。ななには。わかっている。 新しき。土地神である。ななに。なにひとつ。の。相談もなく。…………。」 ;いや。のあと向き直って 「いや。――かかる。不満を。ぶつける。相手は。 お前では。ないな。詮無きことを。口にしてしまい。すまない」 「とにかく。ななは。 お前が今。疲れ切っていることを。知っている」 「ゆえに。ななは。――。 おまえの疲れを。いやしてやりたいと。思っている。」 「おまえの苦しみや。疲れの全てを。吸って飲み込み。 おまえの背負う重荷を。ほんのわずかであっても。軽くしたいと。ねがっている。」 ;3/右 接近囁き 「無論。おまえが。――。 拒まなければ。の。話で。あるが。」 ;3/右 「どうだ。おまえは。 ななに。癒やされたいと。願って。くれるか?」 「…………」 1/前 「ふふ。おまえは。素直で。よい。 ならば。ななは。おまえを癒そう。」 ;わずかに自慢げ 「そのための。効果的な方法を。 ななは。見て。真似びて(まねびて)。修めた。」 「その方法。とは。バイノーラル。の。音環境による。 ASMR。での。癒やし。」 ;冷静 「ASMR。とは。 オートノマス。センサリイ。メリヂアン。レスポンス。 自律的な。感覚の。最も高まる。反応。」 「人間の。脳が。気持ち良いと。感じる。反応が。ASMR。 音声によって。その反応を。引き起こすものが。ASMR。音声」 「それを、十分に。楽しむ。ためには。 ヘッドホンか。イヤホンを。装着することが。必要。」 「ななは。待つ。 おまえが。ヘッドホンか。イヤホンを。装着するのを。じっと。待つ」 「じっと。じっと。じっと。じっと」 「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 「装着。できたか。?。では。ためそう。」 「例えば。だ。」 ;3/右 「こうして。ななが。不意に。右耳だけに。はなしかけたり。」 ;7/左 「逆に。左耳に。話しかけたり。あるいは。」 ;7/左→1/前→;3/右 「このように。おまえに話かけながら。 ぐるりと。移動。してみたり」 ;3/右 密着 「(息吹きかけ)――ふふ。息を。かけたり。」 ;3/右 接近囁き 「囁き。かけたり」 1/前 「どうだ。?。ななの。真似びた。ところに。よれば。 …………。ふふふふふ。」 「質問の。必要も。なかった。 おまえの。顔が。声よりも。なお。雄弁に。物語っている。」 ;3/右 接近囁き 「ここちよいのだな。?。これが。 (ふ~~~っ)」 1/前 「ならば。ななは。おまえを。癒せる。癒やして。やれる。 ななは。そのことが。嬉しい。とても。」 「ならば。今は。一度。家に。戻るがよい。 こころおきなく。一晩中。やすまるための。支度を。整えて。くるがよい。」 「そうして。支度が。整ったのなら。いま一度。いや。 ふたたびでも。みたびでも。よたびでも。いつたびでも。――何度でも」 「この洞窟へ。 ものべのの。新しき土地神の。ななの。住処へ。」 ;3/右 接近囁き 「ななの。なかへと。 甘えに。癒やされに。くるが。よい。」 「(ちゅっ!)」 ;環境音 F.O.

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