Track 1

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プロローグ

ゆかり あれ?久しぶりね。前にあってからもう結構経ったよね、 いつぶりだろう……でもどうして今日は病院に…… ってよく見たらちょっと顔色悪そうね……。 風邪ひいちゃったの? そっかそれで病院に来たんだ。 ちょっとおでこ出して…… こうやっておでこくっつけて熱を測るのが いい一番わかるんだから…… うーん、ねつがあるみたいね。風邪かな? あれ、さっきよりも顔赤くなってるよ。 大丈夫?それじゃあ、診察券はわたしが だしてくるからそこに座って待っていて。 すぐに名前を呼ばれると思うから。 ー間 ゆかり 先生は何て言ってた? 疲れからくる風邪? そっかー、 ちょっと頑張りすぎちゃってたのかもね。 季節の変わり目で最近気温も変わって来たし それもあるのかもね。 ちょっと歩くときに フラフラもしてたし入院しよっか 。……え?大丈夫なわけないでしょう。 ただの風邪っていって甘く見てたら どんどん悪化していくんだから。 取り返しがつかない状態に なちゃったらどうするの? 風邪をばかにしちゃだめよ。 それに疲れが溜まってるんだから、 入院してゆっくり休んだ方が療養にもなるしね。 いいから、いいから。 ちょっと空いてるベッドがあるか 確かめてくるから待ってて。 ー間 ゆかり お待たせ。個室は埋まってたけど 1人しか使ってない4人部屋なら 空いてたからそこで大丈夫だよね? じゃあ早速行きましょうか。 着替えの洋服とかは持って来てもらえるように わたしから連絡しておくから病室に行ってて、 2階の角の207号室だからね。 一人で行けそう?大丈夫? わたしは諸々の手続きが終わってから行くから。 気をつけてね。 ー間 かりん 失礼しまーす。えっと……きみが今日から 入院することになった患者さんかな? そっか……かわいい男の子だね、 わたし結構好きかもー。 ふふふ、わたしはかりんっていうの これからよろしくね。 何か気になることとか、したいことが あったらなんでも気軽にいってくれていいからね。 きみがしたいことならなんでーも してあげるからね……。 ところできみ、ゆかりちゃんの親戚なんだよね? 風邪で入院するのは、ちょっと大げさな感じも するけどこんな男の子ならゆかりちゃんが 心配するのも無理ないよね……。 ー短い間 かりん さあ、ベッド周りの準備もすんだし 横になって大丈夫だよ。 早くよくならないとみんな心配するからね。 1人だけ同じ部屋に患者さんがいるから あんまり大きな音は出さないようにしてね。 それからきみの担当はわたしとゆかりちゃんになったの。 本当はわたし1人だけなんだけど、ゆかりちゃんが どうしてもきみを診たいいって言うから、 結局2人でってことになったの。 ゆかりちゃんよっぽどきみのことがすきなんだねぇ。 まあわたしもきみのことすっごく気になって 来ちゃったんだけどね……。 ところできみさ、いま恋人とかはいるの? 教えてよー……ふーんいないんだぁ。 好きな女の子とかは、いる? んー……まだそういうのとかは よくわかんない感じなのかなぁ? じゃあどんな女の子が好みとかもわからない? そうなんだぁ初心なんだね。 それじゃあさあ、女の人の おっぱいとかにも興味ないの? ほらこういうおっぱいはどうかな? わたし結構大きいと思うんだ。 特別にもっと中まで見せてあげる……ほら、 ブラジャーにつつまれたおっぱいだよ…… お母さんの以外で見るの初めてでしょ? どうかなぁ? ふふふ、おっぱいには興味あるみたいだね、 そんなにじっくり見られたらちょっと 恥ずかしくなっってきちゃった……。 今日はここまでね。 あー……もうそんながっかりした 顔みせられちゃったらもっとサービス したくなっちゃっいじゃない。 でも今日は時間もないからお預けね。 そうだそうだ、大事なこと言い忘れてた、 もし体調が悪くなったり、わたしたちに なにか用があったりしたらこのボタンを押して ナースコールをしてね、すぐに駆けつけるからね。 よく悪いと思って押さない人もいるけど、 そんなことは気にしないでいいからね、 それがわたしたちのお仕事だから。 ゆかり 遅くなってごめんねー、大丈夫だった…… あ、かりん、来てたのね。 かりん あ、ゆかりちゃん。遅いですよー、 わたしが一通りの説明はしたのでもう大丈夫ですよ。 ゆかり だからゆかりちゃんって呼ぶなって、 私の方が先輩なんだから。 かりん ごめんごめん、でもゆかりちゃん 歳上だけど可愛いからつい……。 ゆかり まったくもう……。それより、はい、着替え。 お母さんが持って来てくれたよ、 ここに置いておくね。 症状は重くないけど念のための 入院ってことは伝えて置いたから 心配しないで大丈夫だ。 なんにも気にしないでゆっくり療養してね。 かりん そうそう、わたしたちのことも 気兼ねなく使っていいからね。 ゆかり かりん、なんかこの子と距離近くないか? かりん んー、そうですかねぇー? ゆかり いや、初対面の患者にその距離感がおかしいだろ。 なあ、かりんになんか変なことされなかったか? かりん もう、変なことって何ですか? ゆかり 前からかりんは患者さんとの距離が異様に近いんだ。 それにこんな可愛い男の子だしかりんが なにかしでかしてもおかしくない。 かりん そんなことしませんよぉ。ね? なんにもしてないよね? ゆかり 本当か?なんか怪しんだよね……。 もしなにかあったらこのボタンを押してね。 すぐにわたしがくるから。 かりん それさっき私が説明したから大丈夫ですよ。 ゆかり それでも確認しておかないと。 どんなささいなことでもいいから押すんだよ。 気分が悪くなったとか、熱っぽくなってきたとか、 咳が止まらないとか……。 かりん そんなにいちいち言わなくてもわかってますよ。 心配しすぎじゃないですか? ゆか いいんだよ。夜寂しくて眠れないとか、 トイレいきたいから手伝ってほしいとか、 本当になんでもいいんだよ。ね?わかった? かりん ちょっと、ゆかりちゃんも距離近いよぉ。 どんどん顔が近づいていってるし……。 ゆかり 初めての入院でいろいろ心配ごととか 不安なこともあるかもしれないけどわたしがいるからね。 わたしにいっぱい頼っていいんだからね? 大丈夫?大丈夫なら目つむって……ちゅっ……。 じゃあわたしは仕事に戻るね……。 かりん えっ……?いまチューした!? ゆかり え?してないけど?なにを見てるんだ? かりん 今したじゃないですか。 それに目つむってとか言ってたし。 ゆかり そうだったかな?よく覚えてない。 かりん そんなわけないでしょー。 ずるいですよ、わたしもチューしたいです。 ゆかり 患者さんとナースがそんなこと していいわけないだろ。 エッチな映像の見過ぎじゃないか? かりん そんなの見てませんよ。 ゆかり いいから仕事に戻るぞ。 かりん ちょっと待ってくださいー。

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