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救出

【神官ミヤコ】 神よ……ん? ど、どうなさったのですかっ! 酷い怪我……熱も高いですね…… こちらへ、すぐに治療いたします 歩けますか? どうぞ、私の肩を使ってください お礼などいりません。 こんな酷い怪我をなさっている方を 放っておくことなどできませんから お話は後で、 まずは怪我の治療をいたしましょう 洋服を脱がさせていただきますね。 んっ、しょっと! こんな時に恥ずかしがらないでください! 傷をよく見ないと治療できないのですから まずは……小さな傷からですね。はぁっ! あたたかくて気持ちがいいでしょう? 治療魔法は他者を癒すものですから、 気持ちのいいものが多いのですよ さてと、小さな怪我はこれでいいですが…… 問題は大部分とこの高熱ですね…… 仕方がありません、 少し高度な医療魔法を使いましょう! 大丈夫、すぐに 楽にしてさしあげますからね ミヤコが服を脱ぐ 高度な医療魔法は生まれたままの 姿でないとできないのです。 申し訳ございませんが、 少しだけ我慢していてください それに、これなら人肌で あたためることもできますから、 熱の引きも良いと思いますよ では、始めますね……私に身を任せて、 そう……そうやって 抱きついていてください んんっ…… 段々と傷が塞がってきたわ…… この調子でもう少し……はぁっ! あっ、あらごめんなさい。 胸で息が苦しかったですね。 抱き心地が良いのと 抱きしめやすくてつい…… ふふっ、ごめんなさい。 でも、元気になってきたようですね このまま、少し眠ってください。 熱も下がると思いますので もっとふかふかのベッドだと 良かったのでしょうけれど…… 申し訳ございません、 古い教会ですので…… 私ですか? はい。私はここに住んでおりますよ ここで神に祈るのが 私の仕事ですから。あなたは? ……そうですか、 魔物退治をなりわいに されているのですね。 それでこんな大怪我をなさって…… 弱いだなんて…… そんなことは思いませんよ。 現に、あなたが魔物を倒したことで 救われた者達もいらっしゃるのでしょう? でしたら、十分素晴らしいお仕事ですわ。 勝ち負けなんて関係ありません あなたは素敵ですよ。 さあ、もうおやすみになって…… 大丈夫、私がずっとお側におりますから 何も心配することも、 不安を覚える必要もありません うふふっ、可愛らしい寝顔。 余程安心したのですね。 傷は塞がりましたし、 私も一緒に眠ってしまいましょう……

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