Track 3

お疲れでは無いですか? あん摩をさせて頂きます

//ダミーヘッド位置・13(後ろ・遠い) 【花鳥】 「失礼します」 //SE ふすまが開く //ダミーヘッド位置・1(正面・近い) 【花鳥】 「お電話を頂いたのですが、あん摩をしてほしいとのことでしたよね。  私で良ければお相手させていただくのですが……」 【花鳥】 「はいっ♪ でしたら、お布団を敷きますので少々お待ち下さいね」 //ダミーヘッド位置・10(右前・遠い) //SE ふすまを開く 【花鳥】 「お布団を……押し入れから出して……っと」 //SE 布団を敷く 【花鳥】 「お客様、お湯の方はいかがでしたか?  何もない場所ですけど、温泉だけは自信があるんですよ」 //SE 布団のシワを伸ばすように、叩くように撫でる 【花鳥】 「……なんて言ったのがお母さんにバレたら怒られてしまいます。  近くで有名なお祭りもあるし、山登りなんかも盛んですからね」 【花鳥】 「はい、お布団のご用意が出来ました。  ではこちらにうつ伏せになって頂けますか?」 //SE 衣擦れの音 //ダミーヘッド位置・6(左後ろ・近い) 【花鳥】 「失礼いたします」 【花鳥】 「まずは、足のマッサージからしていきましょうか。  ここまで来られるのに随分歩いたんじゃないですか……?」 //SE 足を揉む 【花鳥】 「ふくらはぎを……両手で…………もみ…………もみ…………。  痛かったら、すぐにおっしゃってくださいませ」 【花鳥】 「ん……っしょ…………ふぅ……ふぅ…………んっ………………っしょ。  はぁ…………ふぅ…………っしょ…………もみ………………もみ………………」 【花鳥】 「足首のところから……ぐぐぐぅ……って血流を心臓に……戻すみたいに…………、  締め付け、てぇ…………ぐっ、ぐっ…………ぐぅう………………」 【花鳥】 「……ふぅ。次は、太ももにいきますね」 *(左後ろから 右後ろに移動しながら) 【花鳥】 「掌で……筋肉を解すみたいに…………もみ…………もみ…………ふぅ…………っしょ……。  左右から…………太ももを…………もみ…………もみ…………ん…………ふぅ……っしょ……」 【花鳥】 「あ、そうだ……夕食は美味しかったですか、お客様…………?  近くの漁港で取れた……金目鯛の煮付け…………評判、良いんですよ……新鮮で…………」 【花鳥】 「ん………………ふぅ……ふぅ…………握って、ぎゅー……。んっ、ふぅ……。  内もものところを……ぎゅぅ……ぎゅぅ…………もみ、もみ…………」 【花鳥】 「少し強めにぃ…………ぎゅ~~ぅ…………っ、ぎゅ~~ぅ……っ……。  ぎゅ、ぎゅ…………んっしょ…………ふぅ……ふぅ…………ぎゅぅ~~~~~~っ」 【花鳥】 「はい、太もももおしまいです。  次は腰をマッサージします」 【花鳥】 「腰に乗ってマッサージするんですけど……お、重くは無いと思います。多分。  最近……ちょっと体重増えちゃいましたけどぉ……って、な、なんでもないです忘れてください!」 【花鳥】 「それでは、失礼いたします……」 //ダミーヘッド位置・5(後ろ・近い) //SE 腰に花鳥が乗る音 【花鳥】 「ん……っしょっと……」 【花鳥】 「重く……無いですか……? うぅ……昼ごはん、二杯もご飯食べるんじゃなかったぁ……」 【花鳥】 「いや、仕事に集中……集中……。  ではまずは…………腰を、優しく擦るように……肌を伸ばす感覚でマッサージしていきます」 【花鳥】 「ん……っしょ…………んっ。…………ふぅ……ふぅ………………もみ、もみ…………。  うん、っしょ…………もみ……もみ…………ん………………はぁ……ふぅ…………」 【花鳥】 「少し、強めにぎゅってしますね………………んっ……! ふぅ…………っしょ…………っ。  ぎゅ……っ、ぎゅ…………っ。ん…………ふぅ…………ふぅ…………っしょ…………」 【花鳥】 「手に体重を乗せて……ぎゅう…………ぎゅう…………。うん、っしょ……っしょ……」 【花鳥】 「全身を…………マッサージされてると………………眠くなっちゃってきますよね……。  大丈夫、ですよ…………お眠りになっても…………」 【花鳥】 「次は……腰から、肩甲骨にかけて、をぉ…………ん……ぎゅっ……ぎゅぅ…………ぎゅっ。  ん……っしょ……ん……っしょ………………ふぅ……ふぅ……………………はぁ……んっ」 【花鳥】 「肩甲骨の間を…………ぐぐぐって開くみたいにぃ…………んっしょ…………ん~~~~っ。  ふぅ………………ふぅ………………んっ……………………ぎゅ……………………ぎゅっ……」 【花鳥】 「背筋を伸ばすように、ぐ~~って縦にこすっていきますね」 【花鳥】 「ん………………ぐ~~~~~っ………………ぐ~~っ………………ぐ~~っ。  っしょ…………んっ…………ぐ~~~っ……………………っしょ。ふぅ……ふぅ……」 【花鳥】 「あはは……さすがに暑くなっちゃって、汗かいちゃいました……。  エアコンつけてもいいですか……?」 //SE エアコンが起動する、ピ、という音 【花鳥】 「寒くなったらおっしゃってくださいね」 【花鳥】 「ん…………っしょっと…………ん………………ぐぅ…………ぐっ………………。  ふぅ……ふぅ………………っしょ…………ぐっ、ぐっ…………ぐ~~~~~っ」 【花鳥】 「はい、では首から……肩周りを失礼しますね」 *(右後ろ 耳元) 【花鳥】 「この辺りは大事な場所ですから、優しくもみもみってしていきます」 【花鳥】 「ん~~…………っしょ……もみ、もみ…………。首の付根を…………もみ、もみ……。  やさしく、さわ、さわ……♪ んっしょ…………んっ…………ふぅ……ふぅ…………」 *(左後ろ 近) 【花鳥】 「肩の力を抜いて……リラックスしてくださいね…………。  ここは静かな山奥で…………うるさいものなんて、なにもないですから……」 【花鳥】 「うん……っしょ……うん……っしょ……やさしく、やさしく、なでるみたいに……。  ん…………っしょ…………なで、なで…………もみ、もみ…………♪」 【花鳥】 「お客様は、明日もこのお宿でごゆるりとされるのでしょう?  毎日のお仕事とか……んっしょ…………全部忘れて……ゆっくり……ゆったり……」 【花鳥】 「もう、何も考えずに……りら~っくすして良いんですよ……。  お客様が癒やされれば癒やされるほど、私は嬉しいんですから」 【花鳥】 「はい、ぎゅ……なでなで……んっ…………きゅ、きゅ…………なでなで……んっしょ……。  ふぅ……ふぅ…………うん……っしょ…………なで、なで…………ぎゅ…………」 *(左後ろ 近から 耳元へ移動しながら 【花鳥】 「肩から腕を…………手で包んで……軽く圧迫していきますよ。  ぎゅ~…………ぎゅっ…………ん…………っしょ…………んっ…………っしょ」 【花鳥】 「ぎゅぅ~~…………ぎゅぅ~~…………ん……………………ふぅ………………ふぅ………………。  ん…………っしょ…………ふぅ…………………………ん………………………………ふぅ」 【花鳥】 「次は、全身をとんとんとんとんと早めに叩いていきます。  体が振動して、気持ちよくなっちゃいますから。いきますよ?」 //SE 体を叩く。全身を叩いてるイメージでお願いします //声 かなり間をとって読んで頂いて大丈夫です。たっぷり時間をいただければ! 叩いてるリアルな息遣いのイメージです。 *(後ろ 近) 【花鳥】 「ん…………………………っ……………………ふぅ………………ふぅ…………………………。  ……………………っし………………ふぅ………………………………ん…………………………ふぅ」 【花鳥】 「っしょ…………ん……………………………………ふぅ…………………………ふぅ……………………んっ。  んぅ………………ふぅ…………ふぅ………………っしょ………………んっ………………ふぅ」 【花鳥】 「何だか…………不思議な気分…………ですね………………。  この旅館に、私と…………お客様の二人きりだなんて………………」 【花鳥】 「こんなこと………今まで、一回も………………無かったんですけどね………………」 【花鳥】 「………………ふぅ…………………………んっ………………っしょ……………………ん……。  っしょ………………ふぅ……ふぅ…………………………ん………………………………。  ん………………とんとんとん…………………はぁ…………ふぅ…………………………」 【花鳥】 「旅館…………いつも静かだけど…………今日は、もっと静か…………。  誰も居ない、から…………山の音だけが聞こえてる………………」 【花鳥】 「…………ちょっぴり、寂しいですね。えへ」 【花鳥】 「ん…………っしょ…………………………ふぅ…………ふぅ……とんとんとん」 【花鳥】 「はい、これでマッサージはおしまいです♪  お疲れ様でした」 【花鳥】 「気持ちよかったですか? ふふ、なら良かったです」 【花鳥】 「こちらとしては、慣れないマッサージでちょっと申し訳ないというか……。  うーん」 【花鳥】 「あ、そうだ。おまけというわけじゃないですけど、せっかくなので」 *(右後ろ ささやき)  【花鳥】 「お耳のお掃除、させて頂けませんか?」