お疲れでは無いですか? あん摩をさせて頂きます
//ダミーヘッド位置・13(後ろ・遠い)
【花鳥】
「失礼します」
//SE ふすまが開く
//ダミーヘッド位置・1(正面・近い)
【花鳥】
「お電話を頂いたのですが、あん摩をしてほしいとのことでしたよね。
私で良ければお相手させていただくのですが……」
【花鳥】
「はいっ♪ でしたら、お布団を敷きますので少々お待ち下さいね」
//ダミーヘッド位置・10(右前・遠い)
//SE ふすまを開く
【花鳥】
「お布団を……押し入れから出して……っと」
//SE 布団を敷く
【花鳥】
「お客様、お湯の方はいかがでしたか?
何もない場所ですけど、温泉だけは自信があるんですよ」
//SE 布団のシワを伸ばすように、叩くように撫でる
【花鳥】
「……なんて言ったのがお母さんにバレたら怒られてしまいます。
近くで有名なお祭りもあるし、山登りなんかも盛んですからね」
【花鳥】
「はい、お布団のご用意が出来ました。
ではこちらにうつ伏せになって頂けますか?」
//SE 衣擦れの音
//ダミーヘッド位置・6(左後ろ・近い)
【花鳥】
「失礼いたします」
【花鳥】
「まずは、足のマッサージからしていきましょうか。
ここまで来られるのに随分歩いたんじゃないですか……?」
//SE 足を揉む
【花鳥】
「ふくらはぎを……両手で…………もみ…………もみ…………。
痛かったら、すぐにおっしゃってくださいませ」
【花鳥】
「ん……っしょ…………ふぅ……ふぅ…………んっ………………っしょ。
はぁ…………ふぅ…………っしょ…………もみ………………もみ………………」
【花鳥】
「足首のところから……ぐぐぐぅ……って血流を心臓に……戻すみたいに…………、
締め付け、てぇ…………ぐっ、ぐっ…………ぐぅう………………」
【花鳥】
「……ふぅ。次は、太ももにいきますね」
*(左後ろから 右後ろに移動しながら)
【花鳥】
「掌で……筋肉を解すみたいに…………もみ…………もみ…………ふぅ…………っしょ……。
左右から…………太ももを…………もみ…………もみ…………ん…………ふぅ……っしょ……」
【花鳥】
「あ、そうだ……夕食は美味しかったですか、お客様…………?
近くの漁港で取れた……金目鯛の煮付け…………評判、良いんですよ……新鮮で…………」
【花鳥】
「ん………………ふぅ……ふぅ…………握って、ぎゅー……。んっ、ふぅ……。
内もものところを……ぎゅぅ……ぎゅぅ…………もみ、もみ…………」
【花鳥】
「少し強めにぃ…………ぎゅ~~ぅ…………っ、ぎゅ~~ぅ……っ……。
ぎゅ、ぎゅ…………んっしょ…………ふぅ……ふぅ…………ぎゅぅ~~~~~~っ」
【花鳥】
「はい、太もももおしまいです。
次は腰をマッサージします」
【花鳥】
「腰に乗ってマッサージするんですけど……お、重くは無いと思います。多分。
最近……ちょっと体重増えちゃいましたけどぉ……って、な、なんでもないです忘れてください!」
【花鳥】
「それでは、失礼いたします……」
//ダミーヘッド位置・5(後ろ・近い)
//SE 腰に花鳥が乗る音
【花鳥】
「ん……っしょっと……」
【花鳥】
「重く……無いですか……? うぅ……昼ごはん、二杯もご飯食べるんじゃなかったぁ……」
【花鳥】
「いや、仕事に集中……集中……。
ではまずは…………腰を、優しく擦るように……肌を伸ばす感覚でマッサージしていきます」
【花鳥】
「ん……っしょ…………んっ。…………ふぅ……ふぅ………………もみ、もみ…………。
うん、っしょ…………もみ……もみ…………ん………………はぁ……ふぅ…………」
【花鳥】
「少し、強めにぎゅってしますね………………んっ……! ふぅ…………っしょ…………っ。
ぎゅ……っ、ぎゅ…………っ。ん…………ふぅ…………ふぅ…………っしょ…………」
【花鳥】
「手に体重を乗せて……ぎゅう…………ぎゅう…………。うん、っしょ……っしょ……」
【花鳥】
「全身を…………マッサージされてると………………眠くなっちゃってきますよね……。
大丈夫、ですよ…………お眠りになっても…………」
【花鳥】
「次は……腰から、肩甲骨にかけて、をぉ…………ん……ぎゅっ……ぎゅぅ…………ぎゅっ。
ん……っしょ……ん……っしょ………………ふぅ……ふぅ……………………はぁ……んっ」
【花鳥】
「肩甲骨の間を…………ぐぐぐって開くみたいにぃ…………んっしょ…………ん~~~~っ。
ふぅ………………ふぅ………………んっ……………………ぎゅ……………………ぎゅっ……」
【花鳥】
「背筋を伸ばすように、ぐ~~って縦にこすっていきますね」
【花鳥】
「ん………………ぐ~~~~~っ………………ぐ~~っ………………ぐ~~っ。
っしょ…………んっ…………ぐ~~~っ……………………っしょ。ふぅ……ふぅ……」
【花鳥】
「あはは……さすがに暑くなっちゃって、汗かいちゃいました……。
エアコンつけてもいいですか……?」
//SE エアコンが起動する、ピ、という音
【花鳥】
「寒くなったらおっしゃってくださいね」
【花鳥】
「ん…………っしょっと…………ん………………ぐぅ…………ぐっ………………。
ふぅ……ふぅ………………っしょ…………ぐっ、ぐっ…………ぐ~~~~~っ」
【花鳥】
「はい、では首から……肩周りを失礼しますね」
*(右後ろ 耳元)
【花鳥】
「この辺りは大事な場所ですから、優しくもみもみってしていきます」
【花鳥】
「ん~~…………っしょ……もみ、もみ…………。首の付根を…………もみ、もみ……。
やさしく、さわ、さわ……♪ んっしょ…………んっ…………ふぅ……ふぅ…………」
*(左後ろ 近)
【花鳥】
「肩の力を抜いて……リラックスしてくださいね…………。
ここは静かな山奥で…………うるさいものなんて、なにもないですから……」
【花鳥】
「うん……っしょ……うん……っしょ……やさしく、やさしく、なでるみたいに……。
ん…………っしょ…………なで、なで…………もみ、もみ…………♪」
【花鳥】
「お客様は、明日もこのお宿でごゆるりとされるのでしょう?
毎日のお仕事とか……んっしょ…………全部忘れて……ゆっくり……ゆったり……」
【花鳥】
「もう、何も考えずに……りら~っくすして良いんですよ……。
お客様が癒やされれば癒やされるほど、私は嬉しいんですから」
【花鳥】
「はい、ぎゅ……なでなで……んっ…………きゅ、きゅ…………なでなで……んっしょ……。
ふぅ……ふぅ…………うん……っしょ…………なで、なで…………ぎゅ…………」
*(左後ろ 近から 耳元へ移動しながら
【花鳥】
「肩から腕を…………手で包んで……軽く圧迫していきますよ。
ぎゅ~…………ぎゅっ…………ん…………っしょ…………んっ…………っしょ」
【花鳥】
「ぎゅぅ~~…………ぎゅぅ~~…………ん……………………ふぅ………………ふぅ………………。
ん…………っしょ…………ふぅ…………………………ん………………………………ふぅ」
【花鳥】
「次は、全身をとんとんとんとんと早めに叩いていきます。
体が振動して、気持ちよくなっちゃいますから。いきますよ?」
//SE 体を叩く。全身を叩いてるイメージでお願いします
//声 かなり間をとって読んで頂いて大丈夫です。たっぷり時間をいただければ! 叩いてるリアルな息遣いのイメージです。
*(後ろ 近)
【花鳥】
「ん…………………………っ……………………ふぅ………………ふぅ…………………………。
……………………っし………………ふぅ………………………………ん…………………………ふぅ」
【花鳥】
「っしょ…………ん……………………………………ふぅ…………………………ふぅ……………………んっ。
んぅ………………ふぅ…………ふぅ………………っしょ………………んっ………………ふぅ」
【花鳥】
「何だか…………不思議な気分…………ですね………………。
この旅館に、私と…………お客様の二人きりだなんて………………」
【花鳥】
「こんなこと………今まで、一回も………………無かったんですけどね………………」
【花鳥】
「………………ふぅ…………………………んっ………………っしょ……………………ん……。
っしょ………………ふぅ……ふぅ…………………………ん………………………………。
ん………………とんとんとん…………………はぁ…………ふぅ…………………………」
【花鳥】
「旅館…………いつも静かだけど…………今日は、もっと静か…………。
誰も居ない、から…………山の音だけが聞こえてる………………」
【花鳥】
「…………ちょっぴり、寂しいですね。えへ」
【花鳥】
「ん…………っしょ…………………………ふぅ…………ふぅ……とんとんとん」
【花鳥】
「はい、これでマッサージはおしまいです♪
お疲れ様でした」
【花鳥】
「気持ちよかったですか? ふふ、なら良かったです」
【花鳥】
「こちらとしては、慣れないマッサージでちょっと申し訳ないというか……。
うーん」
【花鳥】
「あ、そうだ。おまけというわけじゃないですけど、せっかくなので」
*(右後ろ ささやき)
【花鳥】
「お耳のお掃除、させて頂けませんか?」