耳毛・ダメ・ゼッタイ!
(正位置・通常)
そうと決まれば、耳毛!
剃るよ!
(正位置から左・通常)
ポチ君さ。
(左・通常)
気が付いてないみたいだけど、
(左・通常から接近)
キミ、
(左・接近)
耳毛がモサモサだお?
(左・接近から通常)
(溜息)
はぁ。
(左・通常)
やっぱり気付いてなかったんだ。
キミさ、もう少し身なりに気を使った方がいいと思うよ。
(左から正位置・通常)
分かった~?
(正位置・通常)
じゃあさ。
(SE:シェーバーをウィンウィンする)
(正位置・通常から接近)
剃るば~~い♪
(SE:シェーバーの音/右)
(右・接近)
ふっふ~。
剃れてる、剃れてる。
(間)
(息吹きかけ)
ふっ。
ふっ。
(間)
じっとしとってね。
耳たぶが切り落とされちゃうよ~?
…ぷぷ。
本当にじっとしてる。
あのさ。
これ電動シェーバーだからさ、動いても大丈夫なんだよ。
つまり~。
さっきのはウ~~ソ。
あはは。
ポチ君、騙されたね。
でも~、だからと言ってあんまり動くと、モミアゲを剃り落としちゃうかもけん、やっぱりあんまり動いちゃダメだよ。
分かった?
(間)
(シェーバーを止めて)
(息吹きかけ)
ふっ。
ふっ。
ふ~~~。
OK。
んじゃ、こっち~。
(SE:シェーバーの音/左)
(左・接近)
ねえ、ねえ。
ロリっ子にお耳の毛を剃られるのって、どんな気分?
大人なのにね~。
まるで介護老人じゃん。
つかさ~。
今まで、きったない毛を丸出しで生きてきたことをどう思う?
きっと電車とか職場の人達は、ポチ君の耳毛を見て「わ~、この人耳毛がいっぱい」って思って心の中で笑ってたと思うよ?
うっわ~、恥ずかしいねえ~。
ぷぷぷ。
ねえ?
ポチ君。
恥ずかしいよね?
ねえ?
ねえ?
うっふふふ。
よしよし。
でも、もう大丈夫だからね~。
今かなせがこうやって耳毛を剃って上げてるからね。
これでもう恥ずかしくないばい。
良かったね♪
(間)
(息吹きかけ)
ふっ。
ふっ。
もうちょっとだね~。
(間)
(シェーバーを止めて)
ふっ。
ふっ。
ふ~~。
はぁ。
(左から正位置・接近から通常)
キレイになったば~い。
(正位置・通常)
良かったね。
ツルツルのピカピカだよ。
う~~ん。
キレイキレイ。
(正位置から右・通常)
にゅ?
息を吹きかけられるのが好きだから、
(右・通常)
もっとして欲しい~?
…キモ。
(右から正位置・通常)
とは言え、
(正位置・通常)
キミを満足させないと、ここから出られないんだよね。
(正位置から左・通常)
ふ~~~ぬ。
(左・通常)
せからしか~~~。
んもう~~。
じゃあ、ふーふーするけんね。
(左・接近)
(投げやりな感じで)
ふ~、ふ~、ふ~。
(左から右・通常)
んじゃ、反対も~。
(右・接近)
(投げやりな感じで)
ふ~、ふ~、ふ~。
(右・接近から通常)
はい、終了。
(右・通常)
え?
投げやりすぎる?
…バレたか…。
(右から正位置・通常)
分かったおー!
(正位置・通常)
ちゃんとすればいいんでしょ。
ちゃんとすれば。
(正位置から左・通常)
(決意した感じの声で)
じゃあ、いくばい。
(左・接近)
ふ~~。
ふ~~。
ふ~~。
(右・接近)
ふ~~。
ふ~~。
ふ~~。
すいとうばい♪
(右・接近から通常)
えへ。
(右・通常)
最後のはサービスだよ。
ドキっとした?
ふぁ!?
意味が分からなかった?
(右から左・通常)
うええええ~~!?
(左・通常)
マジか。
マジなのか。
んもう~。
(左・通常から接近)
あのね。
(左・接近)
博多弁で「好き」ってことだよ。
(左・接近から通常)
もう二度と言わんけんねーだ。