Track 4

まずは右耳を耳かき♪

(正位置・通常) それじゃ。 おいで。 (やや長い間) (正位置から右・通常) ん? 何よ。 (右・通常) あ、そっか。 (右から左・通常) テレてるのか~? (正位置・通常) キッモ。 声豚がテレても可愛くないんだから、さっさとおいで。 耳かき始めるよ。 (SE:膝枕ごそごそしてから右耳が上) (右・通常) はい、いいよ。 こっちのお耳が先なんやね。 (右・通常から接近) んじゃ、早速~…。 (右・接近) (耳をのぞき込んで) うわあ♪ …きちゃない。 はぁ。 仕方ないなぁ。 (耳かき開始) ん…? ねえ、ねえ。 今さ、くすぐったいのを我慢しとうと? だってさ。 首筋がすっごい鳥肌立ってるよ? くすぐったいと~? でもさ。 動くと危ないけんねえ。 痛いの、イヤやろ~? だよね。 だったら、じーーーっとしててね。 (間) ん~? なに? 気持ちいいと? へ~、そっか~。 でもさ~。 耳かきってさ、されてる人ってすっごく無防備だよね。 そう思わない? だってさ。 今、アタシが力を入れたら、ポチ君のお耳の鼓膜…、バリって破けちゃうんだよ。 ほら…。 鼓膜をコツン、コツン。 ふふ。 今、耳かき棒の先でキミの鼓膜を触ってるよ? 今は力を入れてないけん痛くないけど~…。 かなせがちょっとでも力を入れたら…。 痛いよ~? (耳かきの手を止めて) 試してみる? お兄ちゃん。 ぷ。 ふふふ。 (右・接近から通常) あははは。 うそ、うそ。 じょ~だんだよ、じょ~だん。 (右・通常から接近) ねえ、びびった? (右・接近) びびった? くふふ。 でも、これで分かったやろ? もし耳かき中に、キミがアタシに変なことをしようとしたら~。 お耳の鼓膜を~…。 ズボ! だよ~♪ あはは。 んじゃ、耳かきを続けるけど~、気を付けてね。 お兄ちゃん。 (耳かき再開) (右・接近) よっと。 かりかり、かりかり。 それにしても、ポチ君のお耳は耳かきのしがいがあるねえ。 ほじってもほじっても出てくる無限耳かきって感じ。 しゅごいね。 …ちょっと。 なに、嬉しそうにしてんの。 言っとくけど、ホメてないけんね。 今のは嫌味だから。 ったく、調子に乗るな。 (間) (右・接近) あ~あ。 なんかさ~、アタシばっかり労働してるって感じなんですけど。 せめて、相手がイケメンだったらなー。 アンタみたいな声豚相手だと萎えるわ~。 ねえ、ポチ君さ~。 ちょっとイケボな声出してみてよ。 イケボだよ、イケボ。 イケてるボイスのこと。 ほら、やってみて。 いいやん~。 (カワイイ声で) ね、お兄ちゃん。 お願い♪ わあ、やってくれるんだ。 じゃあ、イケボで「かなせちゃんの耳かき、気持ちいい」って言お♪ さんのーがーはい♪ …え~…。 マジっすか。 ばりガッカリなんですけど。 なんっすか、今の声。 ねえ、ねえ。 今の全力? 全力のイケボがそれなの? やっぱり豚は豚なんだねえ。 ポチ君の場合、イケボよりも豚声でぶひーって鳴く方が上手そうだね。 じゃあさ。 試しに「ぶひー」って鳴いてみ? ほら。 「ぶひー」だよ、「ぶひー」。 ぷは! さっすが声豚。 上手だねえ。 ぶひー、ぶひーっと♪ くすくす。 (間) (耳かき終わり) …よしっと。 キレイになったよ。 へへ~。 (右・接近から通常) では~♪ (右・通常) じゃん。 梵天ーー♪ ポチ君、梵天好き? ふふ~ん。 今から梵天で細かい耳垢を掻き出すけんね。 じゃ。 (右・通常から接近) 行っくよ~。 (SE:梵天) (右・接近) 梵天ってさ~、耳かきとはまた違った気持ち良さがあるよね。 ポチ君もそう思わん? ね? ね? (手を止めて) ちょっと~。 話しかけてるんだけど~。 返事ぐらいし~よね~。 (息吹きかけ) ふっ! お、返事した、返事した♪ (再び梵天) (間) (梵天の手を止めて) (右・接近) どれどれ~。 ふ~~。 ふ~~。 う~ん。 もっかい。 (再び梵天) (右・接近) もうちょっとで終わるけんね~。 うり、うり。 (間) (梵天終わり) うんっと。 ふ~~。 ふ~~。 ふっ! はい。 (右・正位置から通常) よかばい。 (右・通常) すっきりした~? ふふ~ん。 じゃあ、次は左耳だよ♪