Track 2

ラフィアナ様との対面

ラフィアナ様、ラフィアナ様。ちょっとお時間よろしいでしょうか? あの、その。新しい生物を連れてまいりました。  え、ええ。だ、大丈夫ですよ。こ、今度はそれなりに頑丈だと思いますので……たぶん。  に、人間という生き物なんですが、結構手先も器用で知能もあって面白そうなのです。  はい、はい……。はっ、はい! そっ、それでは今すぐに! ああありがとうございますラフィアナ様。どうか今後とも、ラウーネ族をごひいきに願います……。  ほらお兄さん。前に歩いてください。ほら。ほら! 何をしているんですか?   ラフィアナ様が、そばに来いと命令してるんですよ? ほら早く! ラフィアナ様の気が変わらないうちに……。  んっそうそう。それでいいんですよ。あなた達人間様は、ちゃんと脳ミソが大きくてシワも深くて、理性のある生命体ですからね。  何をすれば損か得か、しっかり理解しているでしょう。  ではそそうのないようにしてくださいね。先に言っておきますが、ラフィアナ様はひっじょ~~に高貴でお嬢様で名門で身分が高くて崇高な女王様なのですからね。  ほら! 何をしているんですか! まずは土下座! 土下座ですよ! あっああ。すいませんラフィアナ様、すぐに言い聞かせますので。  ほら早く。ラフィアナ様が機嫌をそこねる前に、ほらほら。んっ……んん……。そうそう、それでいいんですよそれで。    あのぞっとするほど妖艶で魅力的な姿を見たら、誰でもひれふしてしまうのが普通ですよ。ははーーっ。ラフィアナ様女神様~~卑小なるわたくしめもご一緒に、ははーーーっ。    ふぅ……。っと。まぁ……ラフィアナ様ありがとうございます。このおもちゃを使ってくださるのですね。  ありがとうございますありがとうございます。リーネは感激でとろけてしまいそうですぅ~~。  ほらお兄さん。よかったですね。ラフィアナ様が遊んでくださるそうですよ。ふふ♪ ああっ、ラフィアナ様の花弁(かべん)から何か空気中にふわぁって。  あああれは一体何の香りなのでしょう? ラフィアナ様ラフィアナ様……。はぁ……なんて美しい……うっとり。ねぇあなたもそう思いますでしょう?  あの肉厚でエロティックでセクシーすぎる深紅(しんく)の花びら。ああ~見てるだけでおかしくなりますぅ……はぁん。    あ、ラフィアナ様がおっしゃっています。今から四つの香りであなたをテストするそうです。では早速一つ目……。  んっ……。一体何の香りでしょうね。ほら、すーっと鼻から口から胸から味わってくださいね。  んん……、んん。何だか奇妙な香りですね。私にもわかりません。ん……次は二つ目だそうです。ほら……深呼吸してぇ……すぅ……はぁ……すううううっ。  三つ目……これも同じように胸いっぱいに……すうううっ。ふーん本当によくわかりませんね。これで一体何を確かめようというのでしょうか。  はい、最後に四つ目ですね。んっ……すううううっ。すううう……。ん……これも特に変わりはないような……。  んっ、あらぁ? あらあら? お兄さん、どうしたんですか? うっとりして目がとろんとして恍惚で……。  そう、恋人といちゃいちゃしてる時のような顔ですねぇ……。あらぁ、もしかしてこの香り……ふふっ♪ あっ♪ 勃起もしちゃってますね。ふふっ♪  ではちょっと失礼して……。駄目です。抵抗しないでください。ラフィアナ様に、お兄さんの体の反応を見せてあげるのです。ほら、ほらほら! 包み隠さず全部!  ラフィアナ様、見てください。この人間は、四つ目の香りでこの通り。ムラムラと性的興奮を覚え、こうして性器を勃起させる結果となりました。  はい、間違いありません。四つ目で反応しました。それは確実です。  え? はい。今の実験……。な、なるほど。そうでしたか! 了解しました。では今からこの人間めに結果を伝えますね。今しばらくお待ちを!  うふっ♪ うふふふ……。お兄さん、ラフィアナ様は、やはりとても頭のいいお方です。では早速香りの答えをお教えしましょう。  今お兄さんがかいだ香り……簡単にいうとフェロモンでした。フェロモン、フェロモンです。メスがオスを性行為に誘う時のエッチな香り。  ラフィアナ様はこうおっしゃっています。一つ目は、虫用のフェロモンだそうです。虫、虫です。  二番目は、鳥用のフェロモン。三番目は四つ足の獣用のフェロモンだそうです。そして四つ目は……と、これは最後に残しておきましょうかね。ふふ♪    ね、すごいでしょう? ラフィアナ様は、自分に害をなす敵に対して、それぞれ固有のフェロモン分泌(ぶんぴ)させることができるのですよ……。  ふふっ♪ 葉っぱをかじり、花をひきちぎろうとした愚かな虫は、この甘いフェロモンに脳を支配されてしまうわけです。  恋人……魅了……女王様……そして忠実なる下僕に……ふふっ♪ 植物の中には、強力な毒性を持つ種類もいますが、ラフィアナ様はやはり頭がいいのです。  虫や鳥や獣の本能を利用して、意のままに操ってしまうのですから。仲間や家族のことを忘れ、自分とは全く違う見た目の存在のために、一生を捧げてしまうのです……ふふっ♪ うふふふふ……。  ま、虫や鳥は単純ですからね。適当に分析して、ちょうどぴったりのフェロモンを分泌させるなんて、ラフィアナ様には造作(ぞうさ)もないことです。  そして最近では、かなり大型の獣にまでフェロモンで支配することを可能にしました。まぁ、なんてすばらしいラフィアナ様。  他の植物では絶望的な場面でも、一切自分の手をよごすことなく優雅にたちふるまうのですから……あああっ♪ 私もラフィアナ様のようになりたいです……。  んふっ♪ それでお待ちかねの、四つ目の答えなんですが……。なんとなんと、お猿さん……お猿さん用のフェロモンだそうです。  お兄さんと背恰好がよく似ていたから、それで。ただ、お兄さんは貧弱すぎていたので、このフェロモンできくかどうか、ラフィアナ様でも半信半疑だったようです。  結果はまぁ、効果てきめんだったようですけどね……ふふふ♪  うふふっ♪ ほらどうしたんですかぁ? 別にいいじゃないですか。お猿さん用のフェロモンで勃起したからって。別に遺伝子上では猿も人間もたいして変わりませんよ。  それより、虫や鳥用のフェロモンで勃起しなくてよかったじゃないですか。それで勃起したら、本当に本当のド変態ですからね……うふふふふっ♪  あ……ほら。ラフィアナ様が美しい花びらをはためかせて……綺麗。ああ……うっとりするぅ……。ほらお兄さんも、感じちゃってるんですね。とっても美しいラフィアナ様の姿に……。  いいんですよいいんですよ♪ 抵抗する必要なんかありません。人間なんか、ラフィアナ様にとってはちっぽけな虫と一緒ですから……。  ほら、現にあなたはフェロモンでもう虜なのですから……ね? んっ……なぁに? 花なんかのフェロモンで興奮なんかしてないって?  まぁ……。口ではそういっても……ほら。さっきからここは正直なんですけどね……ふふふふっ♪  かたぁ~く勃起しちゃってる。何もしてないのに……。触って刺激してもいない。もちろん、エッチなオカズは周りに全然ありませんのに……ふふふっ♪  ほら認めてください。あなたはお猿さん用のフェロモンで勃起しちゃった。あの真っ赤な花びらの女王様に誘惑されて、心奪われちゃいましたって♪    ほら、ほらぁ♪ 楽になっちゃいなさい♪ そのままオチンチンシコシコして、土下座しながらぁ、ラフィアナ女王様~僕は女王様の忠実なるマゾ奴隷です~~って大声でさけんでもいいんですよ……ふふっ♪  ほらぁ……。あ……甘い香りが、さっきよりももっと濃厚にかぐわしく……。これは……ああラフィアナ様が、人間用にフェロモンを改良しているようですよ……。  さ、感謝しなさい。人間……。この猿以下……いや猿未満の人間! ほら土下座土下座っ! 早く早く!  ああもしかしたら、もっとグレード下げて、ほとんど脳ミソがない虫と一緒のレベルかもしれませんね……ふふっ♪ まぁさすがにいきなりそこまではいきませんかね。  ほらぁ……恥ずかしいですね人間さん。猿用のフェロモンで勃起してぇ、オチンチン固くして言いなりですもんねぇ~~~♪  ねぇほら。あなたのせいでぇ、人間がみぃ~~んなこんな変態だと思われてしまいますよぉ。理性があって脳ミソは重そうだが、フェロモンで誘惑すれば簡単に支配できると……。あなたのせいで……ふふふっ♪  はぁん。本当に恥ずかしいですよぉ……。ほらぁ……ラフィアナ様にちゃんとオチンチン見せなさい。シコシコ変態マゾオチンチン……ほらほら。真っ赤な花びらに欲情して……ほらほら……ほらほらほらっ!  あっ……ラフィアナ様は一つの仮説をたてたようです。この人間という生物は、こうやって手でオチンチンをシコシコするために、あえて二足歩行になったのだと……。  まぁ……まぁ~なんてすばらしいお考えを! きっとそれが正解でございます! 間違いありません。 だって、この変態の姿を見れば……ふふっ♪  ねぇそうですよね? 人間さん? 人間さんは自分の手で、オチンチンシコシコしたいから、そうなんですよね?  んっ? んんっ? なぁに? 違うんですか? あれーおかしいですね。他に何かありましたっけ? ねぇ何かありますかぁ? あなたがその手でやれる、何か建設的なこと、生産的なこと……ふふふっ♪  んっ……。あらなんですかぁ? すぐに出てきませんかぁ? あはぁ、もう脳ミソ軽くとろけてますねぇ。だったら私が教えてあげましょう。  ほらこっちの手は……乳首に。ふふっ♪ 見てくださいラフィアナ様。やはり仮説は間違っていなかったようです。利き手で性器を握りしめ、もう一方は乳首をいじいじしています。  他の動物ではできないことを、人間様は自分の欲望のために、進化して成し遂げたわけです。おおなんと素晴らしい生き物ですわ~はい。  ほらぁ~ん。もっとシコシコしてください。あんあんあんっ♪ リーネも手伝いますからぁ……。このツタでぇ、色々物理刺激で感じさせてあげますからぁ……。  ほらぁラフィアナ様によぉくアピールするのです。身振り手振りでぇ……、もっとよくわかるように、声もいっぱい出して、ほらほら。ほらぁ~♪  シコシコシコシコシコ……。んふっ♪ ほ~~~らシコシコシコシコシコ~♪ あんっ♪ あはぁん♪ も~変態すぎますね~♪ 人外のフェロモンで支配されて、おまけに顔だけ人間の植物に言葉責めされて感じてるんですからねー。  ほーらもうイっちゃいますかぁ? 人間さん? ねぇねぇ。イっちゃう? イっちゃうう? いいですよぉ……イっても。  ラフィアナ様に見せてあげなさい。人間はみぃ~~んなラフィアナ様の奴隷ですって。フェロモンで支配されて、どぴゅどぴゅ精液出して喜ぶ変態だって♪  そのためには何でもします。無駄に重たい脳ミソで知恵をふりしぼって一生懸命がんばります~~~って♪  ほらほらほら♪ 気持よくなっちゃえばいいんですよ。出して出して。頭真っ白にしてぇ……。  ほら真っ赤な花びらぁ……。あれを生殖器だと思って……。ほらかけたい……妊娠させたい……。あ~んつぼみの奥にぃ……。愛液みたいな白いのぉ……。  ほらぁ……ラフィアナ様も感じちゃってるってぇ……。人間が勃起して興奮してるのみてぇ……、あなた専用の特殊フェロモン、大量分泌しちゃってるってぇ~~~♪  ほらかけてぇ……出してぇ……。両手でシコシコシコシコ~~♪ あんもうほら気持ちいい止まらない。  あんあんあんっ♪ ほらくるくるくるくるくるぅ~~♪ あ~~ん花びらのつぼみがもうすぐそこまでぇ~~~~♪    あ~んラフィアナ様大好き愛してるあんあんあん~~~♪ ほらいって、いってぇ~~~♪ いけっ! いけっ! この虫と同レベルの変態マゾっ! いけいけいけっ!  んっ……きゃっ! あああんっ♪ やーんすごいっ♪ このマゾ人間、汚い精液を大量発射ですぅ~。  ああっ。ラフィアナ様の美しい花びらに汚物がっ! なんてことを、早く私の舌で綺麗にしなければぁ……。  んっ……じゅ……れろれろれろ……んっ……んん……れろぉ……。んん……ぷはぁ……はぁはぁ……。  はいラフィアナ様綺麗になりましたぁ……。えへへ。私はラフィアナ様の忠実なペットでございますぅ……。これからもなんなりとご命令を……。  はっ、この人間……そうですか! わかりました。まだまだ利用価値があるのですね。さすがラフィアナ様ぁ……。  うふふ。聞きましたか? よかったですね。あなた、ラフィアナ様に気にいられたようですよ。たかが人間のぶんざいで……ふふふふっ♪  あらもう逃げ場所なんてありませんわよ……。ほら、もっともっとこれから楽しみましょう……ねっ♪ チュッ♪ ん……うふっ♪ うふふふふ……♪