Track 10

主の一生

【 左側・近く 】 ……主。 【 中央・近く 】 令和六十四年。 主と過ごした日々はとても楽しいものだった。 本当にあっという間に過ぎ去った楽しい日々。 でも悲しいことに、私と主の一生の長さは違うのだ。 (触るSE) 私は静かに主の手を握る。 恐らく、主の命の灯は間もなく消えることだろう。 だから私は……(次トラック)