Track 11

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エピローグ~サキver.~

【 中央・近く 】 ……彼を眷属とした。 血の契約。 自らの血を分け与え、簡易的な使い魔、下僕とする。 彼は魔族として新しい生を受けたのだ。 【 左→中央 】 おはよう、主? 【 中央・近く 】 どう? 人間という種を捨て、生まれ変わった気分は? 嬉しい? 清々しい? それとも怒ってる? 転生したらサキュバスだった! ……ってラノベ主人公っぽくて面白くない? あ、でも男ならインキュバスね。 まぁ、そもそも貴方は魔族になったけど、特定の種族というわけでなく、 これから特質に合わせて変わってくると思うから。 だから追々わかってくると思うし……私がそばにいてあげるから…… (抱きつくSE) 【 やや右側・近く 】 ごめんなさい…… 私は一人で生きるのが辛くて我慢できなかったの。 貴方なしでは生きられないの。 私の我が儘で命の理から外れてしまった。 理念の枠から外れた行為をしてしまった。 本当にごめんなさい。 何て言ってお詫びをしたらいいか、 私にできることだったら何でもする、私に償えることだったら…… 【 中央・近く 】 むしろ若返って、ラッキー? ……ふふ、んふふ……案外、元気なのね。 もっと気落ちしてるのかと思ってた。 想像以上に能天気ね、あんた。 こんなことならもっと早く眷属にしてあげるべきだったかしら? 悩んじゃって損しちゃった。 ほんと、主はイイカゲンで、まったく馬鹿なんだから。 愛してるわ、主……んちゅ……れろ……んっ……ちゅ… ……ぷはぁ……さぁ、行きましょう、ゴーグルカードを買いに♪ って、どうしよう! いつもの手段が使えない!? 【中央→だんだんうしろを向きながら】 主も一緒にどうしたら良いか考えて、これじゃあゲームで遊べないよ、主~! (フェードアウトしていく) <終わり>

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