後ろからの抽挿と絶頂と…
【崔破】
このまま、もう一度挿入しても良いのだが……
少し、思いつきを試してみたい……
うつぶせになってもらえるか……?
おまえを……後ろから、抱いてみたいのだ……
フフ、このような発想、自分でも驚いているが……
ゆっくりでいい……俺も手を貸そう……
ん、感謝する……
感謝という言葉を口にしたのも、いつ以来か……
おまえも、本当は言いたいのではないか…?
感謝の言葉、労いの言葉、憩いの言葉……
言葉を通じ、心を通わせ、充足を得る……
人同士が本来できるはずの、それを……
だが……この世界には、それを口にする価値は……
いつか……おまえの声が聞けると、俺は嬉しい……
ん……ちゅっ、ぷちゅぅ……っ
は、ぁ……っ……背中まで、うつくしい……
柔らかい肌……白く、肌理細やかな……
こんなものが目に入らないほどに、荒んでいたとは……
我らはいったい、なにをやっているのか……
愛でればこれほどまでに、花開くものを……
ちゅ、るちゅぷ…っ…は、ぁあ……っ
こうやって、愛でるほうがいい……
愛でられているおまえを感じられれば、それで……
このまま、いれるぞ……
おまえに背後から、覆いかぶさりながら……
……ぁ、はあっ、ぁああぁぁ……っ!
はいっ、て……ぉ、んんっ…はっ、ああぁぁぁ……っ!
…ッ…先程と、違う……っ
感触も、入って、いき方も……っ
おぉ、ぉ……っ……なんと、心地よい……っ
入れ方によってこんなに、変わるとは……ッ
ぅ、ぐ……ッ……好奇心とは、おそろしい……っ
ここまでの快感…ッ…予想だに、しなかった……っ!
は、ぁああ……ッ……すばらしい……っ
折り重なり、一緒に息を、乱すというのは……っ
…はあ、ぁ…っ…おまえも、気持ちよいのだな……?
快感を、共有できている…っ…ということか……
それだけで……たった、それだけのことで……
こうも、満たされるものか……これほど、までに……ッ
こんなにも単純なことを……っ
どうして誰も教えて…くれなかったのか……っ
はあ、ぁ……っ……動いて、みるぞ……
おまえの、小さくも情熱的な喘ぎ……存分に、晒すがいい……
ん…ッ…は、ぁ…っ……っ……くっ、ああぁ…ッ!
んん……ッ……ぁ、あくっ、ぅうう……っ…はぁ、ぁああ…ッ!
先程よりも、甘美な……あ、はあぁ…ッ!
擦れ方が違う、だけだと、いうのに…ッ!
こうも…は、ぁあ…ッ…感じ方が、変わるものか…ッ!
おまえのナカは…ぁ、は…ッ…不思議に、満ちて、いる…ッ!
探らせて、もらうぞ……くッ……奥も、手前も…ッ!
気の済むまで……は、ぁッ……おまえを、知り尽くしたい…っ!
んん…ッ…んっ、はあ、ぁ……ッ……は、ああぁ…っ!
く、ぁ……ッ、あは、ぁ……ッ…は、あ、ぅうう…ッ!
あぁ……ッ……なんという…ッ…満ち足りた、空間だ…ッ!
世界に……くっ、ぅ……! このような場所が、あるとは…っ
おまえも、もっと幸せに…ッ…なるがいい…っ!
共に、この最高の時間を…っ…一秒でも、長く……ぁあっ!
はあ、ぁ…ッ…ぢゅるっ、ぢゅるっぷ…っ…れぷ、んぢゅるんぁ…っ!
れるぢゅるぷ、くぢゅっぷ…は、ぁ…っれぢゅ、んぢゅる、るぢゅるあぁ…っ!
んは、ああぁぁぁ………っ
フフッ……急に責められて、震えておる…っ…愛らしい耳よ……っ
同時に責められるのが…っ…そんなに効くか……?
締め付けが強くなり、俺のモノを一生懸命…っ、抱きしめているぞ……
はぁ…っ…たまらんな……おまえを支配する、この感覚は…っ
削げ落ちていくのを感じる……自分自身が…っ
今まで、培ってきた…っ…価値観や、信じてきたものが…っ
無価値になり……今はおまえしか、見えぬ…っ
は、ぁ…っ…れる、ちゅぷむ…っ…れるぁ、ん、はあぁ……っ
れる、れるぅ…っ…ちゅぷ、りゅぷ、じゅる、るるじゅ……っ
んは、ぁ…ッ…漏らせばいい…もっと、もっと…ッ
俺にしか聞こえぬ範囲ならば、いくらでも…ッ!
誰も聞けぬ、おまえの喘ぎ声をひとり聞いていると思うと…っ
それもまた、俺の情欲に火をつける…ッ!
もっと……はあぁ、ぢゅるッ、るぢゅるぢゅるぁ…っ!
声を……ぢゅるっ、るぢゅぷ…ッ…るぢぅ、ぢゅむっぷぢゅッ!
はあ、ぁ……っ、おまえの横顔……うつくしい……
汗が流れて……もはや、この世のものとは思えぬほどに……
どんどん……開いてゆく…っ
際限なく…っ…どこまでも…ッ!
開かせているのは、俺だ…ッ!
ぁあ、なんと甘美な…っ…狂おしいほどに愛しい、時間よ…っ!
…んっ、はあぁ…ッ…震えが、つよく……っ?
迫っているのか…っ…おまえの最高の、瞬間が……っ
俺も……ぅっ……もう、そろそろ……ッ
……よいか……? 今一度、ナカに、注いでしまっても…ッ!
もう……あぁっ、もう、止まれぬ……ッ!
身体が、求めて……あっ、く……ぁあ…ッ!
許せ……ッ! くっ、ぁあ……ッ!
おまえも…ッ…おまえも、共に……ッ!
はっ、ああぁぁ……ッ!
ぢゅ、るっ…ッ…ぁあっ、ぢゅるっ、るぢゅるあぁ…ッ!
れぷ、くぢゅぷ…ッ…れぢゅるぢゅ、ぢゅるるっ、ぷぢゅるるっぅ!
んはあぁぁッ……あっ、はあっ、ぁ…ッ…で、る……ッ……
くぁっ、あっ――はぁっ、ぁああっあああぁぁぁぁぁっ!
は、ぁ……ッ……ぁ、はあっ、ぁああ……っ!
くっ……は、ぁ……ッ……んんッ…ぁあ、ぁ……っ!
はぁ……ッ……はぁ……っ……
共に……最高の瞬間を、迎えられた、のか……っ?
フフッ……信じられぬほどに…っ…心、満たされた……っ
全身で、おまえの存在を強く…感じていた、から…っ
は、ああぁ…っ…顔を……こちらに、向けてくれるか……っ?
軽くでいい……そう……そのままで……
ん……ちゅ……ちゅっ……は、ぁ……ちゅぷ……ちゅ……ちゅっ……
ちゅ、ぅ…っ…ちゅ、ちゅぅ……はぁ、ぁ…っ…ちゅ……ちゅっ……
……は、あぁっ……また繋がったまま、出してしまった……
すまぬ……先程まで、未通女だったというのに……
だが……最高だった……
この言葉を口にするのは……恐らくこれが、最初で、最後になるだろう……
では、抜くぞ……ん……は、ああぁ、ぁぁぁ……ッ!
くッ…出すまでではなく、抜く際も、これほどに……っ
……はぁぁ……っ……汚して、しまったな……
これは……俺の、唯一の失態だ……
ひとつのミスが命取りになる身において……
心に多大な隙を作るという、甘美な失態だ……