Track 7

後ろからの抽挿と絶頂と…

【崔破】 このまま、もう一度挿入しても良いのだが…… 少し、思いつきを試してみたい…… うつぶせになってもらえるか……? おまえを……後ろから、抱いてみたいのだ…… フフ、このような発想、自分でも驚いているが…… ゆっくりでいい……俺も手を貸そう…… ん、感謝する…… 感謝という言葉を口にしたのも、いつ以来か…… おまえも、本当は言いたいのではないか…? 感謝の言葉、労いの言葉、憩いの言葉…… 言葉を通じ、心を通わせ、充足を得る…… 人同士が本来できるはずの、それを…… だが……この世界には、それを口にする価値は…… いつか……おまえの声が聞けると、俺は嬉しい…… ん……ちゅっ、ぷちゅぅ……っ は、ぁ……っ……背中まで、うつくしい…… 柔らかい肌……白く、肌理細やかな…… こんなものが目に入らないほどに、荒んでいたとは…… 我らはいったい、なにをやっているのか…… 愛でればこれほどまでに、花開くものを…… ちゅ、るちゅぷ…っ…は、ぁあ……っ こうやって、愛でるほうがいい…… 愛でられているおまえを感じられれば、それで…… このまま、いれるぞ…… おまえに背後から、覆いかぶさりながら…… ……ぁ、はあっ、ぁああぁぁ……っ! はいっ、て……ぉ、んんっ…はっ、ああぁぁぁ……っ! …ッ…先程と、違う……っ 感触も、入って、いき方も……っ おぉ、ぉ……っ……なんと、心地よい……っ 入れ方によってこんなに、変わるとは……ッ ぅ、ぐ……ッ……好奇心とは、おそろしい……っ ここまでの快感…ッ…予想だに、しなかった……っ! は、ぁああ……ッ……すばらしい……っ 折り重なり、一緒に息を、乱すというのは……っ …はあ、ぁ…っ…おまえも、気持ちよいのだな……? 快感を、共有できている…っ…ということか…… それだけで……たった、それだけのことで…… こうも、満たされるものか……これほど、までに……ッ こんなにも単純なことを……っ どうして誰も教えて…くれなかったのか……っ はあ、ぁ……っ……動いて、みるぞ…… おまえの、小さくも情熱的な喘ぎ……存分に、晒すがいい…… ん…ッ…は、ぁ…っ……っ……くっ、ああぁ…ッ! んん……ッ……ぁ、あくっ、ぅうう……っ…はぁ、ぁああ…ッ! 先程よりも、甘美な……あ、はあぁ…ッ! 擦れ方が違う、だけだと、いうのに…ッ! こうも…は、ぁあ…ッ…感じ方が、変わるものか…ッ! おまえのナカは…ぁ、は…ッ…不思議に、満ちて、いる…ッ! 探らせて、もらうぞ……くッ……奥も、手前も…ッ! 気の済むまで……は、ぁッ……おまえを、知り尽くしたい…っ! んん…ッ…んっ、はあ、ぁ……ッ……は、ああぁ…っ! く、ぁ……ッ、あは、ぁ……ッ…は、あ、ぅうう…ッ! あぁ……ッ……なんという…ッ…満ち足りた、空間だ…ッ! 世界に……くっ、ぅ……! このような場所が、あるとは…っ おまえも、もっと幸せに…ッ…なるがいい…っ! 共に、この最高の時間を…っ…一秒でも、長く……ぁあっ! はあ、ぁ…ッ…ぢゅるっ、ぢゅるっぷ…っ…れぷ、んぢゅるんぁ…っ! れるぢゅるぷ、くぢゅっぷ…は、ぁ…っれぢゅ、んぢゅる、るぢゅるあぁ…っ! んは、ああぁぁぁ………っ フフッ……急に責められて、震えておる…っ…愛らしい耳よ……っ 同時に責められるのが…っ…そんなに効くか……? 締め付けが強くなり、俺のモノを一生懸命…っ、抱きしめているぞ…… はぁ…っ…たまらんな……おまえを支配する、この感覚は…っ 削げ落ちていくのを感じる……自分自身が…っ 今まで、培ってきた…っ…価値観や、信じてきたものが…っ 無価値になり……今はおまえしか、見えぬ…っ は、ぁ…っ…れる、ちゅぷむ…っ…れるぁ、ん、はあぁ……っ れる、れるぅ…っ…ちゅぷ、りゅぷ、じゅる、るるじゅ……っ んは、ぁ…ッ…漏らせばいい…もっと、もっと…ッ 俺にしか聞こえぬ範囲ならば、いくらでも…ッ! 誰も聞けぬ、おまえの喘ぎ声をひとり聞いていると思うと…っ それもまた、俺の情欲に火をつける…ッ! もっと……はあぁ、ぢゅるッ、るぢゅるぢゅるぁ…っ! 声を……ぢゅるっ、るぢゅぷ…ッ…るぢぅ、ぢゅむっぷぢゅッ! はあ、ぁ……っ、おまえの横顔……うつくしい…… 汗が流れて……もはや、この世のものとは思えぬほどに…… どんどん……開いてゆく…っ 際限なく…っ…どこまでも…ッ! 開かせているのは、俺だ…ッ! ぁあ、なんと甘美な…っ…狂おしいほどに愛しい、時間よ…っ! …んっ、はあぁ…ッ…震えが、つよく……っ? 迫っているのか…っ…おまえの最高の、瞬間が……っ 俺も……ぅっ……もう、そろそろ……ッ ……よいか……? 今一度、ナカに、注いでしまっても…ッ! もう……あぁっ、もう、止まれぬ……ッ! 身体が、求めて……あっ、く……ぁあ…ッ! 許せ……ッ! くっ、ぁあ……ッ! おまえも…ッ…おまえも、共に……ッ! はっ、ああぁぁ……ッ! ぢゅ、るっ…ッ…ぁあっ、ぢゅるっ、るぢゅるあぁ…ッ! れぷ、くぢゅぷ…ッ…れぢゅるぢゅ、ぢゅるるっ、ぷぢゅるるっぅ! んはあぁぁッ……あっ、はあっ、ぁ…ッ…で、る……ッ…… くぁっ、あっ――はぁっ、ぁああっあああぁぁぁぁぁっ! は、ぁ……ッ……ぁ、はあっ、ぁああ……っ! くっ……は、ぁ……ッ……んんッ…ぁあ、ぁ……っ! はぁ……ッ……はぁ……っ…… 共に……最高の瞬間を、迎えられた、のか……っ? フフッ……信じられぬほどに…っ…心、満たされた……っ 全身で、おまえの存在を強く…感じていた、から…っ は、ああぁ…っ…顔を……こちらに、向けてくれるか……っ? 軽くでいい……そう……そのままで…… ん……ちゅ……ちゅっ……は、ぁ……ちゅぷ……ちゅ……ちゅっ…… ちゅ、ぅ…っ…ちゅ、ちゅぅ……はぁ、ぁ…っ…ちゅ……ちゅっ…… ……は、あぁっ……また繋がったまま、出してしまった…… すまぬ……先程まで、未通女だったというのに…… だが……最高だった…… この言葉を口にするのは……恐らくこれが、最初で、最後になるだろう…… では、抜くぞ……ん……は、ああぁ、ぁぁぁ……ッ! くッ…出すまでではなく、抜く際も、これほどに……っ ……はぁぁ……っ……汚して、しまったな…… これは……俺の、唯一の失態だ…… ひとつのミスが命取りになる身において…… 心に多大な隙を作るという、甘美な失態だ……