Track 1

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わざわざ呼び出して何の用?

ふぅ…(ピアノを弾き終える) ちょ、来てたんなら言いなさいよね。 黙って覗き見とか趣味悪いなぁ~ うっさいー。 ピアノ弾いてるの見られるの恥ずかしいんだから。 …それよりも。 珍しいね、アンタが私を呼び出すなんてさ べ、別に…ちょうど暇だったから来てあげただけだし それで?なんか用でもあるの? え…それマジで言ってんの…? いやいやいや、放課後に呼び出されてまさか耳かきお願いされるとか夢にも思わないっしょ… …ってかそれくらい自分でやりなよ アタシはアンタのかーちゃんかっての! え、ちょ… うわぁ~…マジで土下座なんかしちゃってるし あ、あのさ…そんなにアタシに耳かきされたいわけ? ふ~ん…そこまで言われたら悪い気はしないかも …じゃあ、今回だけはしてあげる きょ、今日だけなんだかんね? また頼まれても絶対にしてやんないんだから ほら…こっちに頭乗せなよ んしょ… なんかこうやって膝枕するのって変な感じ… さぁて、耳の中はどうなってるかなーっと ん… うっわー…何これ アンタどんだけ手入れしてないの? こんなに垢溜めてる人初めて見たわ… 仕方ないなぁ… これ全部取ってあげるから、じっとしててよね? んぅ…ん んん…ぅん 溝だけでもこんなんなるとかヤバすぎ… んん…ぅん んぅ… ここは…どうかな んしょ… 狭くなってるとこも…こうして… んっ… こっちはこれでいいかな… んん… ん、ふぅ… うわ~…奥の方もヤバそう~… ん… この辺りに…おっきいのが… ん…しょ ん…あ、取れたっ まだありそうだね… ここんとこも…もうちょっと…もうちょっと… んぅ… ここの見えにくいとこはどうかな…? ん… やば…めっちゃデカいの取れた 相当溜め込んでたんだね~… ふーっ…ふーっ… あは、めっちゃビクってなった そんなに耳に息吹きかけられるの気持ち良いんだ? ふーーーーー… ふーーーー… プルプル震えちゃってマジウケる アンタ意外と可愛いんじゃん このまま耳にキスしたらどうなっちゃうんだろうね~…? なーんて、そこまでやるわけないじゃん あれ?ちょっと期待しちゃってた? アタシはアンタの彼女じゃないんだし、変な期待しないでよね~ ほら、馬鹿なこと言ってないで顔をこっちに向けなよ まだ反対側の掃除が残ってるんだからさ ん… んぅ… こっちも綿棒がすごい汚れてるし… ガチで何もしてなかったみたいだね んん… 女子にこういう事されるのが憧れ…みたいなのはわかるけどさ、こんな汚くしてたらむしろ嫌われるぞ? んぅ… 清潔感はやっぱ大事だし いくら性格が良くても不潔なのはねぇ… なにやる気出してんのよ、ばーか 別にアタシの好みってだけで、アンタにそうして欲しいなんて意味じゃないんだから んぅ… んしょ… 溝はこれくらいであとは奥の方も… んん… んっ… ほーら突っ込んじゃうよ~ ほじほじ~… んぅ 綿棒の角度も変えて… んー、この辺かな? んしょ… うわ、まだ残ってんの? はー…仕方ないなぁ んぅ… ここを…こうして… おっけー、だいぶ取れてきた あとはさっきみたいに耳を~… ふぅぅぅ~… ふぅぅぅぅ~ あは、こっちも弱々な感じ~ この調子だとちょっと耳に息を吹き掛けただけで変な声出ちゃうんじゃね? ふぅぅぅぅ~ ふぅぅぅぅ~ 浜辺に打ち上がった魚みたいでマジうけるw でも~、これ以上はやめとこっと ざーんねん アンタの望みは耳かきなわけだし? それ以外の事で楽しませる義理はないしね~ というわけで、これでおしまいっ はぁ?み、耳に口を…!? だからなんで彼女でもないのに、そこまでしなきゃいけないのよ そんなに続きをして欲しいんだったら、アタシをその気にさせるくらいの男に… って、そ、その手紙…もしかして… あぁぁ~!バカ!音読するなぁ!めっちゃ恥ずかしいんだけど… うっさい!せっかく忘れかけてたのに、思い出させんなぁ~! べ、別にラブレターとかじゃないし… だいたい、あの時アンタだって「素敵なポエムだね♪」って言ってたじゃん そう、つまりこれはポエムなの 出来上がりを見て欲しかったから、アンタに送り付けたってだけ! ほ、ほんとだし… わかった、わかったからぁ! じゃあ、耳元に顔近づければいいんでしょ…?

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