Track 3

先生の赤ちゃんに生まれ変わるの

あれ、誰だろ…。 まだあの子達は合宿の練習中だし… このホテルに用なんてないよね… どなたですか?…って君? なんで今ここに? …うわっ、どうしたの?そんなに泣いちゃって。 何か…あった? ほら、とりあえず部屋にあがって。 どうかな、何があったか話せそう?うん、教えて。 …うん、うん…練習中にメンバーが喧嘩しちゃったんだ…、それで、止めようとして。 うん、それで…そっか、止めようとしたら逆に二人に責められて、それで皆もそれに同調しちゃったんだ。 で、パニックになって抜け出してきちゃったのか、そっか。 …今すぐ戻って、謝ってきなさい。 それが済み次第すぐに練習を再開すること、いい? …先生なら慰めてくれると思ってた? あのね、確かに君には自分の気持ちに素直になって欲しいとは言ったし、辛い時は甘やかしたりもした。 でもそれは、苦しい事を一人で抱え込んで欲しくないからしてた事で、君をいつでも苦しい事から逃げるような子にする為じゃない。 君がなんで副部長なのか分かる? …まだ二年生だけど、責任感が強くて、努力家で、周りの皆のことをよく見られる子だったから。 そういう風に部の皆に思わせられるような子だったから。 コンクールがもうすぐだから、気持ちに余裕がないのは分かる。 でもね、それは他の皆も一緒で、そんな時でも皆をまとめなきゃいけないのが君の仕事なの。 だから、ね?まだ間に合うから行ってきなさい。 …どうしたの。 泣いても何も解決しないよ?ほら、早く行きなさい…。 …もういい?部活辞める?学校にも来ない? 冗談でも、そんなこと言わないで。 今ここで逃げちゃったら、ずっと後悔する事になるよ。 全部終わったら、先生にまた甘えてもいい。 だから、今は辛くてもやらなきゃだめ。 そうやって逃げて、逃げてを繰り返してると…どうやって大人になるのか、分からなくなってくるの。 そうなったら最後は赤ちゃんと一緒だよ。 それでもいいの? …ふうん。 そっか、いいんだ。 本当にいいんだ。 君なら、逃げずに出来ると思ってたんだけど…。 …そうなんだ、もう疲れちゃったんだ。 今の自分の責任とか、立場とか、全部捨てちゃって、赤ちゃんみたいに先生に甘えたいんだ…。 ダメな子。 本当にダメな子。 でもね私、…ダメな子を見てるとキュンキュンしちゃうの。 先生としていけないって分かってるけど、君みたいな子にそんなに頼られると、ゾクゾクしちゃう。 ほら、そのお目目、よおく見せて?ふふっ、その潤んだ目。 僕一人ぼっちなの、捨てないで、捨てないで…って訴えてくるような目。 そんな目で見つめられるとね…この子のこと、独り占めしたいって思っちゃうの。 私の事全部刻み付けて、もう二度と元に戻れないくらいの甘えたさんにしちゃいたいって気持ちでいっぱいになるの。 どう?もう何もかもから逃げちゃって、私の赤ちゃんになる? …本当に?引き返すなら今だよ? ふふっ、そうだよね。 もう君には私しかいないんだもんね。 でも、それだけじゃよく分からないな。 ちゃあんと君のお口から、「僕を先生の赤ちゃんにしてくだちゃい」って聞かないと。 ね、出来るよね?君は先生が一緒じゃないとなーんにもできない、弱い子だもんね。 ほら、先生にお願いしようね、さん、はい。 …はーーい、よく言えまちたね。 頼れる君、真面目な君、かっこいい君、じぇんぶないないしちゃいまちた。 これからは、君じゃなくて、ぼ・く・ちゃ・ん。 先生じゃなくて、マ・マ。 ふふっ、とっても嬉しそう。 そうでちゅよね、これが本当の僕ちゃんなんでちゅもんね。 一番だいちゅきなママに、そのままの自分をやっと見せられたんでちゅもんね。 でもね、僕ちゃんはまだ、完全に赤ちゃんになれたわけじゃないの。 まずは…今着てるお洋服、脱ぎ脱ぎしまちょうね。 だって、赤ちゃんはみーんな裸んぼなんでちゅから。 ほら、こっち向いて?…はあい、よくできまちたね。 可愛い子、可愛い子。 ママの大事な宝物さん。 それじゃあ、 ママがお洋服脱ぎ脱ぎ手伝ってあげまちゅから、僕ちゃんはじっとしてようね。 ボタンさんも…ベルトさんも…外して、と。 はい、バンザイしてー?ふふっ、じょーじゅじょーじゅ。 バンザイ出来て偉い子でちゅねー。 あとは、パンツさんもずるずるーってして… はい、出来まちた。 生まれたまんまのかっこの僕ちゃんに、こんにちは。 緊張して震えてる僕ちゃん、可愛いよ。 ほら、怖くない怖くない。 ママが後ろについてるもん、はい、ぎゅーーーーっ…。 うれちいね。 ママの体、ぽかぽかでふわふわで、気持ちいね。 でもね、僕ちゃん。 僕ちゃんが赤ちゃんになる為には、まだもう一つしなくちゃいけない事があるの。 それはね…今脱ぎ脱ぎした制服さんに、おしっこお漏らしすること。 今まで僕ちゃんを縛ってたものに、ばいばいってすること。 どうかな、出来るかな? …嫌、出来ない?…ふうん、そっか。 いいんでちゅよ、それでも。 そうだよね、僕ちゃんは強い子だから、赤ちゃんになんてならなくてもいいんだもんね。 もう二度とママに甘えられなくなっても、怖くないもんね…。 どうしまちゅ、赤ちゃん辞めちゃいまちゅか? …でちゅよね、僕ちゃんはママがいないと生きていけないんでちゅもんね。 だったら、さよならのお漏らし、出来るよね。 大丈夫、ママが手伝ってあげまちゅからね。 ほら、僕ちゃんのおちんちんにママのお手手を添えて… ちっちがじょーじゅ♡、ちっちがじょーじゅ♡ 僕ちゃんはね、生まれ変わるの。 強い自分になーいないして、ママの子供に生まれ変わるの。 ちっちがじょーじゅ♡、ちっちがじょーじゅ♡ かっこいいよ♡、自分で考えないの、かっこいい♡ ママの言いなり僕ちゃん、とってもかっこいい♡ ちっちがじょーじゅ♡、ちっちがじょーじゅ♡ 辞めちゃお♡、大人ごっこ辞めちゃお♡ 早く新しい自分と、こんにちはーってしよ♡ ちっちがじょーじゅ♡、ちっちがじょーじゅ♡ めちゃくちゃにしちゃえ♡、今まで僕ちゃんが大事にしてきたものぜーんぶ、台無しにしちゃえ♡ …あっ♡、あっ♡、ああ〜♡♡ 赤ちゃんお漏らし、出ちゃってまちゅね〜♡♡ 見て見て僕ちゃん♡ 僕ちゃんのおしっこでお洋服もおズボンもびしょびしょになっちゃった♡♡ あーあ、もったいない。折角お母さんに買ってもらったのに。 お母さんが知ったらどう思うかな、ママの言いなりお漏らしで汚しちゃったって知ったらどう思うかな。 裏切ったんだよ。お母さんのこと。僕ちゃんが気持ちよくなるために、裏切っちゃった。 ねえ僕ちゃん、分かるかな。僕ちゃんのおしっこの臭い、もうお部屋中に漂ってるよ。 ほら、お顔近づけて。くんくんって、嗅いでみなさい。 くんくん、くんくん。どうかな、どんな臭いかな? そうだね、お鼻の奥に突き刺さるみたいな、すごい臭い。もうこびりついちゃってるね。 いけない臭い、お漏らしも我慢できない負け犬赤ちゃんの臭い。 どうしようね?洗ってもこの臭い、こびりついちゃってるかも。 皆のリーダーなのに。頼りになる先輩なのに。 皆はどう思うかな。今の僕ちゃんを見ても、まだついてきてくれるかな? 裏切っちゃった。大事な部の皆も裏切っちゃった。もう誰も、君のことなんて信じてくれない。 ね、僕ちゃんどうしよっか。僕ちゃんの大事なもの、全部ないないしちゃった。 …どうしたらいいかな。こんな時、誰に頼ればよかったかな。 ふふっ、僕ちゃんお利口さん♡ そうなの。ママにね、「ママの赤ちゃんに産まれ変わらせてくだちゃい」ってお願いするだけ。 そうしたら、ママの本当の赤ちゃんにしてあげる♡ 独りぼっちの僕ちゃん、救ってあげる♡ してみよ♡、人生に降参、参りまちたってしてみよ♡ 僕なんかには何にも出来まちぇん、ママがいないと生きていけまちぇん、って認めちゃお♡ ほら、ママのせーのが合図だよ。…せーのっ あらあら♡、本当に言っちゃった♡♡ あ〜あ♡、もうおしまい♡♡ 普通の男の子としての人生、完全におしまいになっちゃった♡♡ いけない子、どうしようもない子。 でも、ママだけの、だいだいだ〜い好きな愛しい子。 こんなところにいたんだね、ずっとママのこと待ってたんだね。 やっと見つけた、もう離しまちぇんよ。 ふふっ、本当にママの赤ちゃんになってくれて、ママうれちいよ。 ハッピーバースデートゥーユー、ハッピーバースデートゥーユー、ハッピーバースデーディア僕ちゃ〜ん、ハッピーバースデートゥーユー。 僕ちゃん、じょうじゅに生まれ変われまちたね。 おめでとう、本当のお誕生日、おめでとう。 あらら、僕ちゃん泣いちゃってどうちたの。 びっくりしちゃったかな、ママ怖かったかな。 ごめんね、ママが僕ちゃんの涙、ぺろぺろしてあげまちゅからね。 ぴちゃ …僕ちゃんの涙、おいちいよ。 汚くなんかないの。 赤ちゃんの気持ちは、嬉しいも、悲しいも、楽しいも、怖いも。 ぜんぶぜんぶ、ママと半分こするんだよ。 ね、分かったかな?うん、お返事じょーじゅでちゅね♡ よしよし、僕ちゃんはお利口さんでちゅ♡あ、そうだ。 僕ちゃんお漏らししちゃったから、体汚れちゃってまちゅよね。 せっかくママの赤ちゃんになったんだから、ママとお風呂、じゃぶじゃぶ、入りまちょっか♡