第1章
○第1章
ーM(玄関のドアが開く音)
ただいまー。
ーM(廊下を歩く音)
ーM(部屋のドアを開ける音)
おう、今日も来てたんだ。
よくも飽きずにうちの息子と
遊んでくれてるね。
家が隣同士だからくるのが
楽っていうのもあると思うし、
ありがたいけど、たまには他の子と
遊んだりしたら?
それか彼女とかさ。
そいうい子はいないの?
……そりゃそうか。
彼女がいたらここに
通ったりしないもんね。
まあゆっくりしていってよ。
ーM(廊下を歩く音)
そろそろ彼女の1人でも
欲しくなる年頃なのに、
男同士で遊んでばっかで大丈夫かな?
最近の子は消極的で女子にも
話しかけられないって聞くし、
そういうもんなのかね。
うちの息子はあんまり
モテるタイプじゃないけど、
あの子なら言い寄ってくる女子の1人や
2人いそうなもんだけど……。
もしかして女が好きじゃない……?
いや、うん、今の時代そういうのも
受け止めないとだよね。
まあ、あの子たちがずっと元気で、
人の道を踏み外すことさえなければ、
わたしとしては十分なんだけどね。
さて、晩御飯の準備でもしますかねー。
ーM(冷蔵庫を開ける音)
あ、貰い物のジュースがあるんだった。
あの子たちに出してあげよっと。
うちの子はオレンジで、
あの子はぶどうかな。
ーM(廊下を歩く音)
ーM(部屋のドアを開ける音)
はい、ジュースあるから飲みな。
ん?今なんか隠さなかった?
しらばっくれても無駄。
ほら、早く出しなさい。
親に見せられない、
やましいものでもあるのかなー?
こら、いい加減観念しなさい。
どうせまたテストで赤点とったんでしょ。
子供がどんな状況なのか知るのも
親の役目なんだから。
もうこうなったら実力行使してやる。
ほらどいて、お母さんの邪魔しないの。
ベッドの下に隠したよねー……。
ん?なにこれ?雑誌みたいだけど……?
全くなにをこそこそしてたんだか……。
ーベッドに下に入っている本を引っぱり出す。
よっと……ってなにこの本!?
エロ本じゃん!
こんなのあんた達には早いんだから!
全く、こんなものどこで
買って来たんだか……。
どうせうちの息子がこっそり買ったのを
きみにも見せてたってとこでしょ。
こんなもの没収だから、
というか今すぐ処分するからね!
……え?これきみのなの?
きみが、このエロ本を買ったの……?
と、ともかくこれは没収です。
こんなものばかり見てたら、
実際に彼女ができたとき
変なことしちゃうんだからね!
ちゃんと実物の
女のことふれあいなさい。
……変なことっていうのは、
変なことだよ……。
もう、口答えしない!
2度とこんなもの
買うんじゃないよ!
ーM(部屋のドアを閉める音)
はあー、全く、男2人でなにを
こそこそしてるかと思ったら
エロ本見てたなんて……。
ーM(廊下を歩く音)
ーM(みなとの自室のドアを開けて閉じる音)
これ、どうすればいいのよ。
うちの子のだったら問答無用で
捨てられるんだけど、あの子のなんて……。
親御さんに渡すのも違うよね。
あの子がおうちで揉めるの
なんてかわいそうだし、
それにデリケートな
問題にお隣さんなだけの
わたしが首突っ込むのもなあ……。
まあでもこういうのに興味を
持つ方がある意味健全か……。
はー、こういうとき父親がいれば
男同士同士でいろいろ話せたんだけどねえ。
いや、浮気ばっかりしてた
あいつじゃロクなこと言わないか。
どんなエロ本読んでんだろあの子、
参考までにチェックして
おいたほうがいいよね……。
ん、人妻特集……。
えっ、あの子こういうのが趣味なの……。
マザコン、とは違うんだよね、多分。
他人の奥さんってことだもんな。
年上が好きなのか、それとも
奥さんっていうのが好きなのか。
どちらにせよ、あの子はこの本を
使ってオナニーしてるんだね。
もしかしてわたしのことも
そういう目で見てたりして。
んー、それはないか、
小さい時からずっと近くにいたわけだし、
わたしにいやらしい感情なんて抱かないよ……。
でもあのくらいの歳の子が
普通人妻なんかに興味持つのかな……。
もしエッチな目でわたしのこと
見てたらどうしよう。
そういう感情がわーってなって
押し倒されたりしたら……。
三十路超えてるわたしじゃ抵抗しようとしても
組み伏せられちゃうだろうし、
そもそもあの子相手じゃ拒否しようと
しないで受け入れちゃうかも。
子供のころから見てきた
あの子とセックスなんて……。
最近体に肉がついてきたから
ガッカリされたりして……。
でもこの雑誌に載ってる人も
ちょっとぽちゃってしてる人が多いし
あの子の好みの体かも。
……はあ、やば、
想像したらムラっとしてきた……。
最近オナニーしてなかったから
溜まってるのかも。
こんな状態であの子の前に出たら
どうなっちゃうかわかんないし、
さっとしちゃって発散しとこ。
ーM(ズボンを下ろす音)
ーパンツの中に手を入れるみなと。
Mんんっ……もう濡れ始めてる。
ーBG(オナニー音)IN
処女じゃあるまいしこんなので
濡れるなんて……んんっ、んんっ……。
あの子とするなんてありえないのに
勝手に頭に浮かんできちゃう……
んんっ、んあっ……。
彼女いないって言ってたし
童貞のはず……んんっ、んんっ……。
セックスのときはわたしが
リードしてあげる……はあっ、んんっ……
セックスなんてもう随分してないから
久しぶりのちんちんで
乱れちゃうかも、だけど……。
んあっ、あっ……初めてで失敗したら
トラウマになっちゃうかもだから、
ああっ、あはあっ……感じてるわたしを
見てすぐ射精なんてことは避けないと……
ああっ、あうっ……。
でも、わたしがいっぱい感じて
喘いでる方が……んんっ……
自信になるか……ああっ、あひんっ……。
あの子どんなちんちんしてるのかな……
旦那は浮気ばっかしてる割には小さくて……
んんっ、んはっ……本当にあいつのこと
好きだった頃は、気持ちよかったけど……
んんっ、んんっ……気持ちが
離れ始めてからは全然だった……。
あの子のちんちんがぴったりで
はまっちゃったらどうしよう……
んんっ、んくう……
ちんちんが小さくても、わたしのことを
本気で愛して抱いてくれたら……
んんっ、んあっ……わたし、
受けいれちゃうよ……ああっ、あんっ……
お隣の子と関係持っちゃうよ……
ああっ、あんっ……。
ここに、ちんちん入れて欲しい……
ああっ、ああんっ……
全然セックスに使ってない
枯れちゃってるおまんこ、潤してよぉ……
あああっ、んくううっ……。
ああっ、んはっ……イキそう……ああっ、
ああんっ……あ、イく……
んんっ、んんんんんっ……。
ーBG(オナニー音)OUT
はあ、はあ、はあ……。
想像でオナニーしちゃうなんて、
なにしてんだろわたし……。
ー主人公に覗かれているのに
気づくみなと。
あれ、ドア開いて……ああっ、えっ、
なに、覗いてたの!?
いつからそこに……。
ーM(主人公が走り去る音)
ちょっと!ちょっと待ってって!
え、どうすればいいの……
あの子にオナニーしてるとこ
見られちゃうなんて……。
顔も合わせづらい、っていうか自分を
おかずにしてたおばさんなんて
嫌われるに決まってる。
……でも勃起、してたよね。
全くわたしに興味がなかったら
そもそも覗きなんかしないだろうし、
もしかしたらわたしのこと
そういう対象に見てるの……?
もしそうなら、本当にわたし
なにかされちゃうかもしれない。
そんなのは絶対にダメ。
あの子が変なことする前に
しっかり性教育してあげないと……!