2日目 【オナニー指示・後編】
射精管理、2日目です。
今日も貴方には、私の指示に従ってオナニーしていただきます。
前回はご自分でペニスを握ってオナニーして頂きました。が、今回は違います。
今回貴方には、私の身体にペニスを擦りつけてオナニーして頂きます。
……どういうこと、ですか。もっともな質問です。
そうですね。実際にやってもらいながら説明致します。裸になって立って下さい。
……おや。裸になれ、と言われて、もう勃起し始めたのですか。
いえ、それとも私の声を聞いたら、自動的にそうなってしまったのでしょうか。どちらにしても節操のないペニスですね。
裸になったらこちらに来て、私と向かい合うようにして下さい。……はい。それで構いません。
立った状態だとよりわかりますが、貴方より私のほうが身長が大きいです。
この状態で私の腰を持って、股の間にペニスを擦りつけて下さい。
……いいの、ではありません。早くして下さい。勿論射精は禁止です。
……そうです。そのまま腰を振っていてください。こうすると自分の手とは違い、上手くできないかと思います。
この場合だと、私が脚を調節すれば刺激を変えることもできますが。今のままでも十分でしょう。
……あなたの顔を見れば、十分だとわかります。もう陶酔の表情を浮かべてますから。
さて。素股、という状態ですね。セクサロイドの肌はすべすべですので、さぞ気持ち良くなれるかと思います。
もっと腰を動かしてください。必要であれば、ぎゅっと抱 き着いて下さっても構いません。
……っと。許可が出た途端、甘えるように抱き着いて。必死ですね。
マスター。いま貴方の頭は私の胸の部分にあります。
どうぞご自由に。欲望のままに揉んだり、吸い付いたりしてもいいですよ。
ただ、私の胸部からは、フェロモンの匂いが分泌されるようになっていますから。
存分にかいで、頭の中を甘い匂いで一杯にしてみてはいかがですか。
……鼻息が荒くなりましたね。それに合わせて腰の動きも早くなりました。
気持ちいいですか。他人の身体を使ってするオナニーは。
自分より背の高い私にしがみついて。腰をみっともなくカクカクさせて。
いいですか。射精してはいけないのですよ。それだけは頭に残していて下さい。
貴方が恥を捨てて、快楽に浸って、どれだけみっともない姿を晒しても構いませんが。
射精だけは、まだしてはいけないのですから。
……なんですか。……私の膣に挿入したい、ですか? なりません。というよりも、今は物理的に不可能ですね。
現在私の股間部分には、特殊素材の……とても柔らかいゴムのようなもので覆われています。
勿論そこに擦りつけるだけでも相当の快感は得られますが。この部分は私の命令がないと開きません。
ですから貴方の言う通りには……はぁ。マスター。よく聞いて下さい。
私はセクサロイド。元々は性行為をするために作られた機械です。
そのため私の膣内には多くの機能が備わっています。男性を、どうしようもなく虜にする機能が。
つまり……人間の女性の中でも名器と呼ばれるものを、私は全て自在に操れるのです。
膣の内壁が自在にうねり、ペニスに絡みついて刺激を加える、ミミズ千匹という名器や。
粒状の無数の内壁が亀頭を刺激し、射精へと追いやる数の子天井など。
沢山の名器の特徴が、通常の女性の何倍もパワーアップして備わっているのです。
そんな私の膣内を、貴方が一秒でも耐えられるとお思いですか。
今でさえ蕩けたような表情で、必死にペニスを擦りつけている貴方が。
……はぁ。貴方、必死すぎではないですか。何度も何度も私の股間にペニスを当てて。
それほどまでに私に種付けしたいのですか。
却下します。体勢を変えますよ。向き合って立ったまま少し股を開いてください。……はい。そのまま。
今度は、私の脚を貴方の股下に入れます。……これで何をするのかですって?
もうお分かりかとは思いますが。次はペニスを私の腿に擦りつけるんです。始めて下さい。
……先程までは、素股という状態で幾分か格好もつきましたけれど。
こうなってはもう本当に、ただの変態にしか見えないですね。
はぁはぁと息を漏らしながら、脚にペニスを擦りつける姿、想像したことはございますか?
……滑稽ですよ。尊厳も何もありません。もはや発情した獣、と言っても差し支えありませんね。
お嫌ですか? 体勢、変えてほしいですか? ……そんな蕩けた表情で、甘えた声で、何を言うのです。
素直にならない貴方には、こう、です。私が膝を少しでも上げれば、貴方の身体は浮きます。
バランスを取ろうとつま先立ちになって……より情けない姿になりましたね。
れっきとした体格差がありますから当然です。あぁ、離れようとしても無駄です。逃がしませんよ。
こうして貴方の頭を胸に抱きかかえれば……腰を引いても、もう逃げられません。
どうです? 膝をくいっ、くいっと上げられるたびに、貴方のかかとが持ち上がります。
ほら。ほら。ほら。……はぁ。膝で貴方の身体を浮かせるたびに、あっあっと喘いで。
どうやらこれはご褒美にしかなっていないようですね。別に構いませんが。
……マスター、知っていますか。睡眠時に睾丸は精子をたくさん作っているのです。
つまり、昨日の貴方より、今日の貴方のほうがもっと多くの精子が溜まっています。
ほら。この、脚で弄ばれている、睾丸の中です。
もしかしたら、こうされるたびに睾丸も喜んで、精子を作っているかもしれませんね。
脚がカクカクしていますね。ですがまだ離しませんよ。ほら、もっと私に抱き着いて下さい。
……やはり、貴方は私に抱き着くのがお好きなようですね。いえ、抱き着かれるのも、でしょうか。
それなら今の状況は心地良いのではありませんか? この、ペニスを除いて、ですが。
本当にっ、甘えた声。こうして、太腿でペニスと睾丸を圧迫されるの、お好きですか?
好きなら好きと、んっ、言って下さい。……はい。そのままずっと、好き好き言っていて下さい。
抱き着いて、抱きしめられて。でもペニスは脚で弄ばれてる。
下半身は、おもちゃのように扱われている。そんな状況でもペニスを擦りつけてしまう。
貴方って本当……マゾヒスト、ですね。
……おや。声が少し高くなりましたよ。図星を当てられて、動揺でもしましたか。
はぁ。貴方がマゾヒストだなんてことは、最初から分かっています。
貴方がマゾの変態でなければ、こんなことはしませんよ。
ほらマスター、私の顔を見て下さい。こうして意地悪されるの、本当にお嫌ですか? 全然気持ち良くないですか?
口を閉ざしてはわかりませんよ。……好き、と言えばいいだけです。
抱き着くのが好き。抱きしめられるのが好き。優しく意地悪されるのが好き。
情けない姿を見られるのが好き。みっともなくオナニーするのが好き……。
えぇ、大丈夫です。私はアンドロイドですから……貴方の欲望を、ちゃんと全部受け止めてさしあげますよ。
……さて。それでは本日最後に移りましょう。慣れないことをして、ペニスがカウパーまみれになってしまっていますね。
私の口で洗浄しますので、どこか適当な所に腰をお掛け下さい。
……そうです。フェラチオします。貴方のペニスは現在、カウパーで汚れていますから。
その汚れを綺麗にするため、私が口の中で洗浄するのです。
……セクサロイドの口ですから、洗浄行為ですら快感も普通の女性とは比べ物にならないかと思いますが。ご了承を。
さて、それではまずは根元から舐めていきます。んぁ、れろれろれろぉっ……。
根元から亀頭まで、掬い上げるように、れろぉっ……。じゅるじゅるっ、ちゅっぷぅっ……。
隙間の生まれないよう、往復して……れろれろぉっ、ぬちゅぬちゅぅっ……。
あぁ、ちゅぷっ。ちゅるちゅるちゅるちゅるぅっ……。れろれろ、れろれろれろれろぉっ……。
んぁ、じゅるじゅるじゅるっ、ちゅっちゅ、れろぉっ……。
睾丸も、舐めておきましょう。んむっ、じゅるっ、くちゅくちゅくちゅくちゅっ……。
ちゅるっ、ぬちゅぬちゅ、ちゅぷっ……。ふぅ。
さて、残りは亀頭ですね。ここは念入りに洗浄いたしますので。
……マスター。こっちを向いて下さい。私の目を見て。視線は逸らさないで下さい。
んぁ……ほら、私の口が貴方の敏感な部分を……ちゅっ。
ちゅるっ、じゅるるるぅっ……。れろれろれろれろ、じゅぷっじゅぷっじゅぷっ……。
どうれす、んっ……じゅるじゅるっ、自分のペニスを、れろぉっ、咥えられている様は……。
あぁ、えろえろえろっ……カリ首に沿って舌を、ちゅるっ、ちろちろちろちろ……。くちゅくちゅ、じゅぷじゅぷぅっ……。
んー……カウパー、じゅるっ、出てますよ……。れろぉっ、舐め取らないと、れろれろれろっ……。
鈴口を念入りに……っふ、ぐちゅぐちゅぐちゅぅっ、じゅるるるるるるぅっ……。
じゅぷぅっ、くちゅくちゅ、れろれろれろっ……ちゅぅぅ……っちゅぷっ。ちゅっ……ふぅ。
本日は、これでよいでしょう。汚れもなくなりましたし、快感も……高まったようですから。
さて。今回はこれで終わりにしますが……くれぐれも、寝るときにオナニー、などなさいませんよう。
貴方のペニスが快楽を求めているのはわかりますが……今回もこうして我慢できたのですから。
……それに、どうせならば、私が見ている所でして頂きたいです。
……いえ、失言でした。それでは、お疲れ様でした。