エピローグ
これで、あなたの呪いは完全になくなりました。誰かに呪いを転移する心配もないでしょう。
本当にお疲れさまでした。
…………。
ん……。
急にどうかされましたか?
聖処理はもう終わりですよ。
……はい?
私と? これからも?
なるほど。
…………。
……少し、勘違いされているようですが。
呪いが消えて、聖処理は終了したとはいえ……
あなたと私はこれでお別れ、というわけではありません。
それを、今から説明しようと思っていたのですが。
一度、サキュバスの呪いを受けてしまった人は……他のサキュバスの呪いにもかかりやすくなるのです。
そのため、これからも定期的に、担当の聖処理シスターと会い、検診を受ける必要があります。
ええ。最初に、“今後、あなたの担当となる”と言いましたでしょう?
あれは“今後ずっと”、という意味です。
もちろん、担当と相性が合わなければ、別のシスターに変えることも可能ですが……
あなたは、私を好んでくださっているようなので、その必要はなさそうです。
そして……。
聖処理を重ねるうちに、お互いに情が移って……。
わざわざ教会にまで来るのが面倒、ということになって。
聖処理シスターと、そのまま、一緒になってしまう方も多いのだとか。
シスターは神に仕える身。本来なら、結婚することなどできませんが……
これはあくまで、命を救うための聖処理業務の一環です。
聖処理シスターは、男性と共にいることが許されています。
そうですね。その認識で合っています。
今後、私とあなたは……
ずっと一緒にいることになる、ということです。
よろしいですか?
はい。わかりました。
ありがとうございます。
ああ。一つ、付け加えておくと……。
あなたとした、深くキスをしながらの、聖処理おまんこは。
とても、心地いいものでしたよ。
ん……
ちゅっ。
これからも、どうぞ、よろしくお願いいたします。