エピローグ
今度こそ、完全に呪いは抜けたことでしょう。
お疲れ様でした。
これにて、“恋人聖処理”は終了となります。
あなたと私は、疑似的にとはいえ……これ以上ないほど、心と体が繋がりました。
サキュバスどころか、どんな凶悪な魔物の呪いであろうと、入り込む余地はないでしょう。
それに、二回も呪いを受けたことで、あなたの体にも耐性が付いているはずです。
しばらく、呪いを受けるようなことはないと思われます。
急に恋人になると言われて、抵抗があったかもしれませんが……
私と一緒に、本当によく頑張ってくれました。
ありがとうございました。
念のため、今日だけ教会に泊まっていただきますが……明日から、自宅に戻ってもらって大丈夫です。
……はい?
ええ。最初に言った通り、この恋人関係は、あくまで疑似的なものです。
恋人聖処理が無事に終了したので、これ以上関係を続ける必要はありません。
先ほど、おまんこしているときに私が言ったことは、全て忘れてもらっても大丈夫です。
あ……。
…………。
まったく。
話は、最後まで聞いてください。
あなたの気持ちは分かりました。
恋人関係を続ける必要はありませんが……
もちろん、恋人関係を続けない必要もまた、ありません。
前にも申しました通り……
一度でも呪いを受けてしまった人は、慎重な経過観察の必要がありますから……私は今後ずっと、あなたの担当聖処理シスターであり続けます。
恋人関係を継続することは、サキュバスの呪いを受ける確率が格段に減る、というメリットがあるのです。
精神汚染の余地がなくなりますし……そもそも、聖処理シスターが身近にいるのですから、サキュバスも逃げていくでしょう。
担当として、それはとても望ましい状態です。
……ああ。もちろん、理由はそれだけではありませんよ。
先ほど、恋人おまんこをしているときに私が言ったことは……もちろん、“言霊”によって、お互いの絆を深めるためではありますが……
かといって、嘘を言ったわけではありません。
私はこのように、あまり感情が表に出ませんが……
初めての男性経験となった方と……何度も何度も、聖処理をして。
聖処理以外でも、ずっと一緒に過ごして……
しかも……心と体の相性も、いいのです。
それで、何も想わないわけがないでしょう?
私は、あなたが好きです。
ですから……
よければ、恋人関係を継続しませんか?
ええ。ありがとうございます。
ん……
んちゅう……んちゅう、んちゅう、ちゅう、れろ、ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう……。
はぁ……。
では。この後、もう一度、おまんこしましょうか。
ええ。今度は聖処理なんて関係ない……ただの、イチャラブおまんこです。
ぎゅ~~っと抱きしめ合って、ベロチューしながら、たくさんおまんこしましょう。
その後は、ご飯を食べて……お風呂に入って。一緒に眠りましょう。
ベッドの中で、朝までおしゃべりしてもいいですね。
ええ。
そういうのも……
恋人らしいでしょう?
ふふっ。