Track 6

エピローグ

 今度こそ、完全に呪いは抜けたことでしょう。  お疲れ様でした。  これにて、“恋人聖処理”は終了となります。  あなたと私は、疑似的にとはいえ……これ以上ないほど、心と体が繋がりました。  サキュバスどころか、どんな凶悪な魔物の呪いであろうと、入り込む余地はないでしょう。  それに、二回も呪いを受けたことで、あなたの体にも耐性が付いているはずです。  しばらく、呪いを受けるようなことはないと思われます。  急に恋人になると言われて、抵抗があったかもしれませんが……  私と一緒に、本当によく頑張ってくれました。  ありがとうございました。  念のため、今日だけ教会に泊まっていただきますが……明日から、自宅に戻ってもらって大丈夫です。  ……はい?  ええ。最初に言った通り、この恋人関係は、あくまで疑似的なものです。  恋人聖処理が無事に終了したので、これ以上関係を続ける必要はありません。  先ほど、おまんこしているときに私が言ったことは、全て忘れてもらっても大丈夫です。  あ……。  …………。  まったく。  話は、最後まで聞いてください。  あなたの気持ちは分かりました。  恋人関係を続ける必要はありませんが……  もちろん、恋人関係を続けない必要もまた、ありません。  前にも申しました通り……  一度でも呪いを受けてしまった人は、慎重な経過観察の必要がありますから……私は今後ずっと、あなたの担当聖処理シスターであり続けます。  恋人関係を継続することは、サキュバスの呪いを受ける確率が格段に減る、というメリットがあるのです。  精神汚染の余地がなくなりますし……そもそも、聖処理シスターが身近にいるのですから、サキュバスも逃げていくでしょう。  担当として、それはとても望ましい状態です。  ……ああ。もちろん、理由はそれだけではありませんよ。  先ほど、恋人おまんこをしているときに私が言ったことは……もちろん、“言霊”によって、お互いの絆を深めるためではありますが……  かといって、嘘を言ったわけではありません。  私はこのように、あまり感情が表に出ませんが……  初めての男性経験となった方と……何度も何度も、聖処理をして。  聖処理以外でも、ずっと一緒に過ごして……  しかも……心と体の相性も、いいのです。  それで、何も想わないわけがないでしょう?  私は、あなたが好きです。  ですから……  よければ、恋人関係を継続しませんか?  ええ。ありがとうございます。  ん……  んちゅう……んちゅう、んちゅう、ちゅう、れろ、ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう……。  はぁ……。  では。この後、もう一度、おまんこしましょうか。  ええ。今度は聖処理なんて関係ない……ただの、イチャラブおまんこです。  ぎゅ~~っと抱きしめ合って、ベロチューしながら、たくさんおまんこしましょう。  その後は、ご飯を食べて……お風呂に入って。一緒に眠りましょう。  ベッドの中で、朝までおしゃべりしてもいいですね。  ええ。  そういうのも……  恋人らしいでしょう?  ふふっ。