1-1.『ママにどんなことでも話してみてください♪』
はい。ゆっくりと、気楽に、自分のペースでお話ししていただいて大丈夫です。
絶対に笑ったり、茶化したりしないと、お約束します。
ええ。どうぞ。
…………。
はい。はい。
……うん。
はい。
……なるほど。
それは……辛かったですね……。
はい。はい……。はい。
……いえ。そんなことはありません。
本当にお辛かったでしょう。
あなたのそのお悩みは、決して小さなことではありませんし、馬鹿にされるようなことでもありません。
お話ししていただけて、ありがとうございます。嬉しいです。
……少し、手を貸してもらえますか?
はい。
……ぎゅ♪
ふふ♪ びっくりしましたか? でも、よかったら、このまましばらく、手を繋がせてください。
こうやって、お互いの温かさを感じてたほうが……少しだけ、気が楽になりますから。
あなたのお悩みについて、解決方法をお話ししても大丈夫ですか?
時間が必要であれば、お待ちしますよ。
……ありがとうございます♪
まずは、形式的なことからお話ししますね。
あなたはしばらく、お仕事をお休みするべきだと私は思います。
ママ係から、あなたの上司にその旨をお伝えすることもできますので……あなたさえよければ、このままお休みしていただいて構いません。
あくまで、〝ママ係が必要だと判断した〟ことですので、あなたの人事評価が悪くなることは絶対にない、とお約束します。安心してくださいね♪
それから……あなたの上司にそのことをお伝えして、環境を改善するように働きかけます。
もちろん、すぐに改善することは難しいかもしれませんが……その場合でも、ママ係から、できる限り何度も通達を続けます。
……以上が、形式的な解決方法です。
ここまではよろしいですか?
はい♪
続いて……私の個人的なオススメについて、お話ししますね。
あなたの担当として、〝ハグ〟によるケアを、提案させていただきます♪
はい♪ つまり……あなたのことを〝ぎゅー〟ってしてもいいでしょうか?
ふふ♪ もちろんです♪
最初に言った通り、ママ係は、あなたのママになるんですから……〝ぎゅー〟くらいして当然です♪
あなたは、心も体も、とっても傷ついています。
だから、一刻も早く誰かに〝ぎゅー〟されて、〝よしよし〟ってされなきゃダメだと、私は思いました。
あなたが嫌じゃなかったら……どうですか?
……はい♪ ありがとうございます♪
では……
ぎゅ~~~……♪
ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅ~……♪
よーし、よーし。
よし、よし、よし、よし♪
もう、大丈夫ですからね。
まだまだ、私のこと、信用しきってもらえないかもしれませんけど……
私は、絶対に、あなたの味方です。
それだけでも、信じてもらえると嬉しいです♪
よーし、よーし。
よし、よし、よし。
頭も、なでなでしていいですか?
ありがとうございます♪
なーで、なーで。
なで、なで、なで。
本当に……私にお話ししてくれて、ありがとうございました♪
とっても、嬉しいです♪
あなたはたくさん頑張りました。
今度は私が、あなたを守れるように、代わりに頑張りますから♪
安心してくださいね。
……ん♪
はい♪ もちろんです♪
あなたも、私のこと、ぎゅ~ってしてください♪
あなたの心が落ち着くまで……落ち着いたあとも、このままでいましょう♪
ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ~~♪