うざくてかわいくて這いよるあいつの耳かき
うざくてかわいくて這いよるあいつの耳かき
ネル子誕生日イベントの後のネル子
ドアを開ける主人公
ネル子 「いらっしゃいませ部長♪耳かき部屋にようこそ♪」
にこやかに正座で迎え入れるネル子
主人公 「……」
ドアを閉める主人公
ネル子 「ちょっ!部長!部長!?」
ドアを開けるネル子
主人公 「嫌な予感がした」
ネル子 「酷いですよー、なんでドア閉めるんですか!?正座の角度も笑顔も、そして屈んだ制服の間から
見えるブラチラとその配色のバランス、すべて完璧だったハズです!…え?嫌な予感がした?どのへんがですか?」
主人公 「まず不自然に片付けられた部屋、妙な位置にある布団、そしてこれみよがしなネル子のセリフとポーズ」
ネル子 「…まず不自然に片付けられた部屋、妙な位置にある布団、そしてこれみよがしな私のセリフと
ポーズ……ぶっちゃけ全部ですよねそれ…」
主人公 「で、なんのマネだネル子?」
ネル子 「…ふふん、実はですね、あ、話すと結構長くなりますので回想していいですか?」
主人公 「どうぞご自由に」
ネル子 「OKですね。では回想入ります~ほわんほわんほわんほわんほわん」
回想という名のネル子一人芝居
ネル子 「今日は部長少し授業が長引くみたいですし、たまには部室のお掃除でもしますかね」
ネル子 「部屋を片付ける私、んしょ…ジョンプも結構古い号が溜まってきましたし、そろそろ捨てますかー」
ネル子 「ジョンプをまとめた私、ふぅ、こんなものですかね。既に単行本化された3ヶ月以前のジョンプ
なら捨てても問題ないでしょう!さて、どんどんいきますよ」
ネル子 「部屋を掃除する私、大体終わりましたねー、こうなればついでです、部長の耳も掃除しましょう!
どうせなら耳かき部屋という設定で!あと部長のお気に入りの薄い本は使用頻度順に並び替えてぇぇぇぇ、ぎにゃあぁ、回想中にアイアインクローは時系列がおかしくなるのでNGですうぅぅ」
主人公 「ネル子ぉぉ!あと、お前のそれは回想じゃない!」
ネル子 「はぁはぁ……まぁ回想という名の一人芝居ではありましたが大体こんな感じです」
主人公 「いや、話飛びすぎてて意味わかんないぞ」
ネル子 「はぁ、話が飛びすぎてて意味わかんないですか?じゃあ別に意味わかんなくてもいいじゃない
ですか♪えい、彼女が彼氏に尽くしたいのは自然の摂理じゃないですかー」
抱きつくネル子
主人公 「わっ、ネル子廊下だから、誰かに見られるから!」
ネル子 「廊下だから恥ずかしいですか、ふふっ、じゃあ素直に部屋に入ってくるしかありませんねぇー」
主人公 「わかった、わかったから」
ネル子 「はい♪もう一度部室で待ってますね♪それと、彼女に抱きつかれた彼氏が下半身の血の巡りが
よくなるのも自然の摂理ってことですかね?」
主人公 「ね、ネル子おまっ!?」
ネル子 「恥ずかしいですか、フフフ、実は抱きついたのはこの下ネタが言いたかったからというのは
良い子の部長は秘密ですよ?ではひとしきり満足したので中でお待ちしています…あの、部長手、離していいですよ?」
主人公 「ネル子……」
ネル子 「あっ…何ですか、ぎゅって抱きしめて……もしやついに部長が積極的に求愛を!?
…あ、あのちょっと抱きしめるの強くないですか…いっ、ぎぎ」
主人公 「我、天啓を得たり」
ネル子 「ぎ、ギブです、ギブですぅぅ、サバ折りみたいになってますぅぅぅ、
これはデスホールドと命名しますぅぅ」
主人公 「まったくいつもお前は」
離す
ネル子 「はぁはぁ……ダメージは大きいですが、幸せゲージは上がる技です……
あう、では中で準備していますので、少し経ったらきてくださいね」
主人公 「俺は行くとは行ってないぞ」
ネル子 「え、行くとは行ってない……ふふっ、信じています♪」