Track 2

ファミレスで食事

【明日梨】お、おはようございます、店長あの……昨日の、話なんです、えーと…なんだけどやっぱり…なしにして、良いかな…ほら、あの時の私、普段と違ってて… ヘン、だったでしょ……ちょっと、どうか…しとったのかも 「夏希:えー、せっかくあたしが取り付けたったのに…やめてまうの?」…と、とにかく。 そういうことだから…この話、もうお終いです。 あっおはようございますほら、店長。 他の従業員も来ましたから、そろそろお店開ける準備しますよ… 【明日梨】…ふぅ。 バックヤードの清掃、終わりました……はい、これで全部あ……調子悪いの、気付いて、ました? …確かに、今日はミスしちゃったし…電話対応でも、訊き返したり、間違えちゃうこと多くて…ごめんなさい……そんな、理由って言われても…。 単に、そういう日もあるというか…え? 私が失敗したの、初めて…? …そっか。 ちゃんと、見てて…くれとったんだ…でも、理由とかは……えっと… 「夏希:しょうがないなぁ。 このままじゃ話進まんで、チェンジね」え? そんな急に…っ、あ…今のは、その。 何でもないっていうか……んっ 【夏希】……ふぅえっと、今日調子が悪い理由だったよね? 実は、今朝デートの約束破っちゃったの…後悔しとって。 約束なしにしたの…また、なしにして良い? ふふ、ありがとそういう優しいとこ、好きだでね……あれ、顔赤くなっとる。 店長って、意外と照れ屋なのかな? 色々気になってきてまった? ここで訊いてまうのもアレだし…そうだ、この後って暇? ほんなら、近くのファミレスで話さん? ちょうどお腹も減ってきたし…ね? ……ふふ、じゃあ行こまい…あの子も、こんなふうに誘えりゃあ良いのに。 良い子なんだけど、自分からぐいぐいいくのは苦手だでねぇ…ああいや、何でもにゃーよ。 ただの独り言。 ほら、早く行こ夜は冷えるで、手繋いで行こっかほら、もっと指を絡めて…んぎゅうぅぅって、ね? ふふ…皆帰っちゃったで、きっと大丈夫だよ。 でも、もし知っとる人が近くにおって、こんなところを見られてまったら…誤解、されてまうかもね。 こんな、恋人みたいに手を繋いで…店長とバイトの子って、そういう関係なんだぁって。 付き合っとるんだって…ねふふ、まあファミレスは信号渡ってすぐだし…。 もし誰かおっても、気付かんかもね…別に、あたしとしては…見つかっても良いんだけど。 なーんて、ふふさ、早く行こう。 あたしはドリンクバーと、ハンバーグね…仕事の後だし、がっつりいきたい気分だで店長も、おんなじのにしとく? あたしと一緒に、がっつりいっちゃうのも良いんじゃない? ……ふふ、決まりね 「明日梨:…うぅ。 恥ずかしすぎて…声、出せんかった… 」 【夏希】あーあ、残念。 結局、誰にも会わんかったねもし会ったら、店長との仲、見せつけたろうと思っとったのに…ふふ、そうだね。 あたしと店長は、ただの仕事仲間。 上司と後輩。 …今は、まだねそのうち、変わるかもしれんよ。 女友達が彼女になるみたいに、関係ってすぐ変わっちゃうでねぇ…店長は、どう? あたしのこと、もっと知りたい? あーあ、困っちゃったあたしは、店長のこと、もっと知りたいけどなぁ今まで、何人の女の子と付き合ったの~とか……もしかして、まだ誰とも? …まあ、答えんくて良いけど。 じゃあ、もしあたしと付き合ったら、デートとか、どこ行きたい? ふーん、あたしの好きな場所かぁそれって、どこか知っとるの? …あたしは、店長の好きな場所にも行ってみたいなーイメージ的には、水族館とか、映画館とか? …… へぇ。 じゃあ、もし付き合ったら、浮気とかはしんタイプ? あと、その場限りじゃなくて、ちゃんと将来のことも考えとる? なるほど…見た目通り誠実なタイプなんだねーそういうの、印象良いと思うよ。 けっこう、好きかも。 ふふそれにしても、ハンバーグ遅いねぇ…もうちょっとだけ、質問しちゃおうかな 「明日梨:え? そんなに質問しんくても良いよ」店長も、あたしに訊きたいことあったら、何でも言っていいでね……そう? じゃあ……次は、エッチなことも訊いちゃおうかな? 店長の隣に座って…こっそり、ね 「明日梨:は、はぁ? ちょっと、何訊こうとしとるの? そんなの、絶対ダメ…っ」ほら、あたしも年頃だし。 そういうことに、興味あったりするんだよねー店長はそういうところ、全然見せてくれんもんでさあ…ほんとに、性欲あるのかなーって 「明日梨:…それは、ちょっと思っとったかも。 「明日梨:店長、私だけじゃなくて、他の女の人にも普通に接しとって… 」 「明日梨:いやらしい目とか、全然向けて来んし」…で、そこのところ、どうなの? 店長も、女の子を見て、こっそり興奮しとったりする? 人並みって言われてもなぁ。 例えば、可愛い子見て、セックスしたいなぁとか考えとるの? 「明日梨:せ、セックス…なんて…っ。 そんなわけないがん、バカっ」 「明日梨:店長に限って、そんな…こと…っ」……ふーん。 でも、セックスはしたいんでしょ。 店長だって、男の人だでそういうことも、考えるよね? えー、ほんとに? こんなセックスが好きーとか、そういう拘りもないの? そっかぁ…。 じゃあ逆に、こんなことされたいとか、ここを責められたいとか、ある? ……性感帯、とか。 そういう感じ易いところを、弄ってもらいたい…とかほんとにないの? 顔、赤くなっとるけど……こっそり、思い浮かべちゃった? あたしに…敏感なところ、弄られとる妄想。 教えてほしいな……あ。 もしかして、耳…とか? その反応…当たりなんだだって…こうしてこしょこしょ話すと、店長の身体、少しびくってするもんでさん…ふぅぅぅ――…耳…弱いんじゃないかなぁって。 図星、だったみたいだね。 くすっ他には…どこか、ないの? 性感帯あたし…店長の感じ易いところ、もぉっと知りたいな…あたしにだけ、こっそり教えてよ…。 教えてくれんなら、勝手に見つけちゃうっていうのも、アリかな一つ一つ、撫でるように触って…。 敏感なところを、探っちゃうの教えてくれんから、仕方にゃーよね。 この身体に、直接訊いちゃおっと………あー、ハンバーグ来ちゃったね。 ふふ、残念この話の続きは、また今度でも、ね…えー、そんなこと言わんといてよ。 ほんとは店長だって、あたしとこういう話したいんじゃない? そう? まあ、良いけど…ハンバーグ来ちゃったし、食べよっか今日は、がっつりいきたい気分だで…ね