2.うちと一緒にスカイツリー観光ばい!
遥【はぁ...人混み、すごかねぇどこを見ても、人人人......これぞ東京って感じやねでも、一番すごいのは、目の前のこれ!スカイツリー!わぁ...ばり大きい......身体を反らしても...んっ......上ん方まで見えんっちゃが!一体何百メートルあるっちゃろ......お兄ちゃん何人分?ふふ今からこんな大きか建物を昇るなんて、全然想像できんなぁ...楽しみぃお兄ちゃん、さっそく中にいこ!さ、こっちこっち...こっちで、合っとーよね?あれ、お兄ちゃん、中のエレベーターに乗らんと?チケット?スカイツリーって、チケット買わんと昇れんったいじゃあ、当日券はこの四階で......え?お兄ちゃん、まさかこの行列...皆、チケットを買うために並んどーと?ほんとだぁ、四十分待ちって書いとぉうぅ、東京は色んなとこで並びすぎたい。
バス停にも行列できとーし...ん、何これ。
引き換え券?なんだぁ、お兄ちゃんネットで買っとったんやね。
びっくりしたよーじゃあ、あの長い列に並ばんでも良いったいね。
良かったぁ※」ナレーションこ:の後、うちとお兄ちゃんはエレベーターの前にやって来ました。
そこでも人が並んでいて、少し待つことになりましたが、お兄ちゃんと一緒だから、ちっとも退屈じゃありませんでした。
やっぱりお兄ちゃんと過ごす時間は、最高やね「あ、お兄ちゃん。
エレベーター来たばいわ...中綺麗やねぇ。
薄暗いけど、そのおかげで壁の飾りがきらきらしとぉ...あれって、花火を表現しとるんよね。
お洒落な飾り......へぇ、あれ、江戸切子え(どきりこ(っていうったい。
お兄ちゃん、詳しかね?もしかして、色々調べとった?ふふ、やっぱり今日のお兄ちゃん、うちのことリードしてくれるけん、ばり頼りになるばい。
ありがと䢣䢣あ、エレベーター動いとる!扉の上にある画面、ー メ トル、ー メ トル、 、䢣 䢣 って、どんどん数字が上がっとーけど、そんなに速く昇っとーと?...すごい。
すごいすごい!昇っと~音、全然せんのに2人で、あんなに高い建物を、昇っとるんよねなんか、実感湧かんなぁもうあっという間に... … ー メ トル...扉、開いたねほんとに、こげん高かとこまで䢣䢣うっ!お兄ちゃん、耳弱いのに、平気なん?うち...耳の奥がキーンってするっちゃけど.........耳抜き?唾を、ごくんって飲めば治るん?......ん、んく......っ、はぁ......ほんとだ。
耳のヘンな感じ、なくなったけど...どうして、急にそうなったんかな。
お兄ちゃん、分かる?ふむふむ...空気圧の変化で鼓膜が......ま、まあ、難しいことは置いといてここが天望デッキかぁ...まだ一分も経っとらんとに、こげな高い所に...確か、ー メ トルやったよね。
でも、いまいち信じられんというか...あ、お兄ちゃんお兄ちゃん!あれすごかー!なんかもう、今日すごいばっかり言っとー気がするけど、ほらあれ、大きなガラス張りの窓!ぐるーって、どこからでも景色が見えるばい!行こう、お兄ちゃんほんとだぁあげん大きかビルも、作り物みたいに小さくて......でも、これが東京の景色ったいねビルがいっぱい...ふふ。
けど、全部ミニチュアっぽくて、不思議な感じするな遥たち、下から見上げたスカイツリーの、あの出っ張ったところにおるったいねこれが、ー メ トル......。
こんな景色見たの、初めて......。
夜になったら、あちこちに灯りがともって、もっと綺麗に見えるんやろなぁ...あっ。
あの大きな川は、隅田川かな毎年、花火大会とかあるんよねさっきのエレベーターで見た、江戸切子の花も綺麗かったけど...いつか本物の花火も、お兄ちゃんと一緒に、見たか~今年はもう終わったけん...また夏がきたら、二人で見ようね毎年一緒に、すぐ隣で......うちの囁き声も、ちゃんと届く距離で...約束やけんねっ、お兄ちゃん※」ナレーションお:兄ちゃんと二人で、スカイツリーの展望台から、東京の景色を楽しむことができました。
それと、素敵な約束もしちゃって、大満足です。
...ただ、スカイツリーの楽しみ方はまだまだあるらしくて......「あれ?こっちのタッチパネルっぽいのは、なんなん?東京の景色が映っとーけど...わっ、触ったら大きくなったこれ、面白かータッチしたところが虫眼鏡みたいになっとって、景色をじっくり見れるったいねへぇ...建物に合わせて、文字も浮かんでくるんやね...なんか、未来って感じがするったい!......あ、この三日月のマークは......わぁ、夜景に切り替わったばい素敵ぃ......夜の景色も見てみたかぁって思っとったけど、あっという間に叶っちゃった東京ってすごかぁ...何でんあるし、楽しいことも、数え切れんくらい、いっぱいあるよね......でもやっぱり一人やったら、こげん楽しめとらんよねうちの隣には、お兄ちゃんがおらんとねえ、もっと面白いものがあると?どれどれ?んー、こっち?ふふ、うちの手を引っ張っちゃって...今日のお兄ちゃん、男らしかねえ、え、もう着いたん?何か面白かもん...ある?......ん、足元?䢣䢣って、】
遥【きゃあああぁっ!?お、お兄ちゃん下ぁっ、落ちるぅ!......ふぇ、ガラス?ほ、ほんとだ。
足元、ちゃんある...でもこれ、わ、割れたり、せんよね?安全だよね?うぅ......怖かぁ思わずお兄ちゃんの胸に飛び込んじゃったけど、もう少しこのままで、良か?足、震えちゃって......え、このガラスの床で、記念撮影?せんよっ、そういうインスタ映えとかよかけん、別のところで写真撮ろ?お願い?お兄ちゃん...】
遥【はぁ...ばり怖かったよぉもう、お兄ちゃんったら意地悪するっちゃけん......まあ、うちのこと、受け止めてくれたし。
あん時のお兄ちゃん、かっこ良かったけど...ほんと、ドキドキしたんやけんねほら、うちの鼓動、確かめてみそ、そういう意味じゃなくて。
け、健全やから...胸んところに、左耳を...こうやって...ね?うちの心臓、ドキドキ...しとーやろうん、怖かったとは、ほんとやけどお兄ちゃんと一緒やけん、嫌じゃ、なかったばいこういうところで、いちゃいちゃできたし...ふふそれにね、こうして、お兄ちゃんとくっ付いとると...落ち着くんよお兄ちゃんの温もりと、お兄ちゃんの......匂いほっとして...胸のドキドキが、静かになってくる......お兄ちゃんこれからも、うちんこと、守ってねさっきみたいに、ぎゅぅって、抱きしめて...ほしかんっ......ありがとう、お兄ちゃん......ばり好いとーよ。
ふふっ※」ナレーションお:兄ちゃんと密着して、別の意味でもドキドキしちゃいました。
今のままでもばり高いスカイツリーやけど、もっと上に行けるらしくて。
そのためのチケットを買って、二人で天望回廊っていう長い通路を歩くことに。
もちろん、恋人繋ぎの手はそのままです。
......そして、最後は二人で......「】
遥【ふんふんふ~ん♪お兄ちゃんと、空中散歩しとるみたいやね...あ、空中デートの方が合っとーかな、ふふこの長い通路からも、東京の景色が見れて......うぅ、こういう時の気持ちって、何て言えばいいっちゃろ最高...じゃないし。
綺麗、っていうのもちょっと違うし...やっぱり、すごいくらいしか言葉が出てこんけど...お兄ちゃんになら、伝わっとーよね二人で、空中デートしとる時の、うちの気持ちあ、着いたみたいやねこの大きな柱に書いてある数字...だ m 、 . って。
さいこーとーたつてん、ったい未だに、少し信じられんけど...夢じゃ、なかよねだって、うちん右手...こげんあったかかもん。
ふふねえお兄ちゃん、ここで写真撮ろっか。
せっかく空中デートしたんやし、その記念にうん、もっと寄り添って...そうそう、笑顔で...じゃあ、撮るよスマホんカメラをタイマーにして......はい、チーズ䢣䢣ん、ちゅっふふ、どうしたとお兄ちゃん?顔、真っ赤ば~いはいこれ、良く撮れとーやろうちとお兄ちゃんの、ドキドキしちゃう、思い出たい♪これでもう、忘れられんくなったね、ふふ)