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お父さん? ビールのお代わりいかがですかはい、わかりました。 それでは、日本酒にしましょうか……んふふ。 私も、ちょっとお相伴にあずかっちゃおうっと♪ ふんふふ~ん……おっとっと。 はい、どうぞ♪ あらやだ。 お父さんってば、いつもお上手ですね……会社でも、女の子にモテるんじゃないですか? そんなコトありますよ。 それに比べてあの人ときたら、お世辞の一つも言えないんですから……あ。 お世辞って言っちゃいましたね、んふふ。 でも、女の子はお世辞ってわかってても喜びますから。 私ですか? あ~……そうですね。 せめて、お世辞くらい、言われたいですよね~。 ふぅ~……最近は特に忙しいようで、私の方が労りの言葉をかけるばかりです。 もう何年も、愛の言葉さえもらってない気が……って、あ、あはは。 すみません、こんな愚痴……うう、そうですか? 情けない嫁ですみません。 でも、ありがとうございます♪ あ~ぁ、お父さんが旦那様なら良かったですね。 亡くなられたお母様、幸せだったと思います。 絶対そうです! 私から見ても、お父さんは本当に魅力的な人だと思いますよ。 って。 こ、これじゃ、愛の告白みたいですね……あはは。 それに、今夜も二人きりで夕飯……あの人がいる時の方が少ないんじゃ、まるで私とお父さんが夫婦みたいですよ。 えぇ、本当に……えっと、あ、あはは……。 んひゃっ!? あっ、あぁ、やっと帰って来た? すみません。 迎えてきますね? お、お帰りなさい、あなた~。 あぁ、もうっ……なんでそんなに酔っ払ってるんですか!? お酒弱いんだから、あれほど飲み過ぎないようにって……あ、あん! そんなコト大声で言わないで? お父さんに聞かれちゃうわ。 それに、そんなに酔ってたら何もできないでしょ……。 ほら、寝るならお部屋でっ。 お風呂は明日の朝……あぁもう、歯磨きくらいできないんですか? ふぅ~、やれやれ……。 まったくもう……酔ってる時ばっかりその気になって。 どうせ途中で中折れしたり、寝落ちしちゃうんだから……あ。 あらやだっ……お父さんっ、いらっしゃったんですね? うぅ、恥ずかしい……すみません。 また、変な愚痴を聞かせてしまって。 忘れて下さい。 えっ……あぁ、えっと。 そう、ですね……夜の元気は、あまり出ないようで……。 これでは、いつになったら孫を抱かせてあげられるのか……本当に、不甲斐ない嫁で申し訳なくて。 あぁいえ、昇進したばかりで、仕事を頑張る時期なのはわかってますから。 で、でも……あはは。 お恥ずかしながら、私もいつまでも若くはないですから、できれば、早いに越したことはないと思ってはいるんです……思っては。 でも、あの人があれでは。 本当に……あの人が、お父さんくらい精力的な人だったらって思います。 お酒も強いですし、きっと、あっちの方だって……って! い、いやだ私ったら……うう、すみませ~ん!

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