■01
こんな時刻に、こんな村外れの土蔵などに呼び出したりして、一体何用だ。
もう少し早めに声をかけてくれれば、夕餉を共にできただろうに……。
最近は料理の腕も上がってな?
そろそろ、飯炊きとしても潜り込めるほどだ。
あぁ!
武術も忍術も、村の若手くノ一の中では私が一番だからな!
昔は苦手だった読み書きも、もう一端の……ん?
何だ?
おぉ、そうかそうか♪
そう言ってもらえると、努力してきた甲斐もあったと言うものだ。
まぁ?
ひ弱なお主よりも、私の方がよほど任務に向いているというもの……あぁいや。
私とお主では、活躍の場が違うがな……それでも、お主よりもよほど荒事に向いていると思う……の、だが。
ふむ……ここのところあまり落ち着いて話すこともなかったが……。
お主、案外体が大きくなっているな。
肉付きも良くなって……以前はもっと細っこかったが、立派な男になったように見える。
良い良い♪
これでもう、私の方が男らしいなどと言われずに……んん?
あぁ、すまん。
それで、こんな所で何用だ?
うむ。
武術も忍術も、学術や家事一通り……いつでも任務に就けるようになっていると自負している♪
早く出向きたいものだ!
ん?
何?
ぼーちゅ……ぼうちゅー?
お、おぉ、房中術。
と、言うと……あれか。
確か、くノ一としての肉体を使った、閨での、技……だったか。
おぉ、知らぬではない。
ない、が……いや、待て。
それはまだ、私には早いと母様が……え。
母様たっての指名で?
お主が?
私の……房中術の、修行を……おっ、お主が!?いや、ま、待った待った!
お主と私は幼なじみで、い、言わば兄妹のような間柄でっ……だって房中術って、その、あれだ。
性の、あれやこれや?
赤子を成す行為で、男を喜ばせるための、不純で、卑猥な……ごくん。
いや、違う。
待て待て。
お主以外と、となるともっとな?
もっと困るだろ?
困るって!
こ、困る~っ……うう、うはぁ、はぁ、はぁはぁ。
んん、ごっくん……す、する、のか?
お主と、その……赤子を成す行為を?
あぁ、そ、そうだな。
その行為で、男を惑わす。
そうそう。
これも忍術の一つ。
くノ一の修行の、最も大切なことの、一つ……ごくん。
なるほど。
それでこの土蔵か……ここが、その修行の場所なのだな。
うむ。
物わかりは良い方だと自負している。
そうか……そうか……ごくん。
わ、わかったってば!
嫌ではないっ。
それに、その……どうせなら、相手はお主がいい。
私も、お主に修行をつけてもらうのが、いい。
だから、その……初めてなのでな。
手柔らかに、頼む、ぞ♪
手柔らかにと言ったではないかっ。
な、何故縛る!
うう、動けんっ、んん、抜けん~っ!
昔から器用ではあったが、人を縛ることばかり上手くなったのか?
こんな……おお?
なっ、何だこれはっ。
で、でっか……いや、肉棒なのはわかるが。
こんなに大きなモノ、普段はどこにしまっておくのだ?
では何故こんな大きくなっている。
まずは、ほら。
その、普通の状態というモノからだな……興奮するとこうなるって!
お主、私を縛って興奮したのか?
それは、少しおかしな性癖ではないのか!?
ちょ、ちょっ、待っ……。
はぁ、はぁ、はぁはぁ、はぁ~……び、ビックリしたぁ。
いや、殴られるかと思った。
まぁ、これで頬をはたかれたところで、さほど痛くはないだろうが……お、おぉ、そうか。
なるほどな。
まずは、見た目から慣らしていこうと言うワケか。
いや、しかし……案外、不気味なモノだな。
こんなに血管が浮いて、赤黒いし、んん……クン、クンクン。
クンクン、んん、んっは~……はぁ、はぁ。
汗臭さと、何か、よく分からない匂がする。
うわぁ!?
いきなり動かすな!
はぁ?
自分の体の一部だろう。
何故、自由にならぬ。
そう言うものって……お主、本当に房中術を教えられるような知識があるのか?
それに、経験とか……ん?
いや、ちょっと待て。
教えられると言うことはお主、すでに経験が。
あ、あるのか!
私以外と、すでにまぐわっているのだな!?
く、くぅ~っ。
私はまだだと言うのに。
それは、お主の方が年上ではあるが……ま、まぁ、知識がなければ、なぁ。
確かに、無知な者に体を好き勝手されたくはないが……お、おぉ。
そうだな。
続けてくれ。
って!
いきなり脱がすヤツがあるか!
私にだって、羞恥心というものが。
え。
言葉?
言葉づかいがどうした?
お淑やかに……か弱そうに?
あぁ、なるほど。
相手の男を惑わす言葉づかいというものもあるだろうな……あ、あります、わよね?
いや、待ってくれ……行為自体初めてなのに、言葉まで駆使するとあっては、頭が付いていかん。
なるべく注意はするが、まずは体の方の基礎的なことを教え込んでもらいたい。
そうか、そのつもりでいてもらえるならありがたい。
だったら、やはりこの縄は解いてもらってだな……ん、んん!?
何だ。
下まで脱がすのか?
おい。
おい待て。
待てって!
んあっ、あっふ……んっ、んん。
うぅ~っ。
やはり、腕を縛られていてはなんとも……いや。
普通に縛られたくらいなら、すぐに縄抜けできるんだが……んん?
何をしてる。
冷たっ……ん、ん!?
こ、こらこらっ。
そんな所をさわるものでは……あ、そっか。
不浄な部分が重要な……んぁあ!?
あんっ、あぁん。
何だそれ?
ぬっ、ヌルヌルしてぇえ。
はぁ、はぁ、あっふ、んん、んぁあ?
あ、あ、あぁ、はぁ、はぁ、はぁはぁ、あぁん。
何だ?
はぁ、はぁ、何だこれ……っくぁ、はぁ、はぁ、あっふ、んん、んぅん、んん。
はぁはぁ、あぁ、そ、そんなにさわったら、あぁん、んん。
小便が、で、出そうに、あぁ、んぁん。
んはぁ、はぁ、はぁはぁ……ま、待て。
待ってってぇ、あぁあ、お、おかしい。
はぁ、はぁはぁ、あぁん。
おかしな、んん、気分になってきて……んっく、んぅん。
うん、んん、んぁあ。
何だか、はぁ、はぁ、股間が痺れてきて。
あぁ、ゾワゾワしてきてぇ♪