01_ようこそ。レズビアン専門風俗店へ。
「失礼致します」
「私、ご指名頂きました番結――番結紅花と申します」
「私、特定のお客様以外からはなかなか指名が入らないので、ちょっとびっくりしていたりします」
「……あまりプロフと説明を読まないお客様から指名を頂き、キャンセルされることはままあるのですが……こうして指名されるのは珍しいです」
「というわけで、早速ではありますが、当店のシステムについて説明させて頂きます。他のキャストをご指名の折に聴かされているかと思いますが決まり事ですし、それに私の場合、他のキャストさんと異なる部分が多いので」
「では……こほん。当店はご存知のことかと思いますが、女の子同士でエッチなことをする・されてしまうお店です」
「エッチなことをしたい、されたい、そう言ったご要望に可能な限り応えさせて頂きます」
「……というのが、他のキャストさんのシステム説明となっております。私の場合、他のキャストさんと異なる点があります」
「私……プロフに記載させて頂いておりますが……殆どのことがNGです。セックスもクンニをするのもされるのも、ハンドプレイをするのもされるのも、全てNGとなっております。もちろん、私のオナニーを鑑賞するのもNGです。お客様のオナニーなら……鑑賞するのは可能ではありますが。キスは……基本的にはNGですが気分によるかな、といった感じです」
「……それでは何のためにキャストとして働いているのかと思われるかもしれませんが……」
『私……大好きなんです。女の子のお耳を攻めるのが』
「……ふふっ」
『私……大好きなんです。女の子がお耳を攻められて感じているの姿が』
『それだけでアソコがくちゅくちゅになっちゃって……イッちゃいそうになるくらいに♪』
『なんちゃって♪』
「と、いうわけなのですが……どうします? お客様」
「やっぱりーやめちゃいます?」
「それともー」
『私にお耳、攻められちゃいます? 私にお耳を攻められて……感じちゃいます?』
「……ふふっ」
『私にたーっぷりお耳を攻められて気持ちよくなっているところ……見せてくれちゃいます?』
「ふふっ、それではこのまま私が担当させて頂きます」
「えーっと……それでは、プレイに入る前にお客様の呼び方を決めないといけませんね」
「「お客様」と距離感をつけて呼ばれたいといった方もいますけれど……」
「お客様だと……お姉ちゃん……お姉様……うーん……先生って感じでもありませんし……お母さんはもちろん違いますし……ちょっと悩んじゃいます……」
「……」
「……うーん……ぴったりの呼び方……」
「……」
「……あーっ……なんとなーくお客さんにぴったりの呼び方……思い付いちゃったかも……」
『……ねえ……貴女?』
『なーんて呼ばれるのは……如何でしょう?』
「……ふふふっ」
『ねえ、貴女? 嫌?』
「ふふっ、それじゃあ……貴女? 今日はたーっぷり……可愛がってあげる♪」
「……」
「……思い付きで貴女なんて呼んじゃってるけど……何だか少し恥ずかしいかも」
「ねえ、貴女? 貴女はどんな風にお耳、攻められたい?」
「他のキャストさんじゃなく、私を指名するということは……されてみたいこととかあったりする?」
「それともー……ただの興味本位での指名、だったり?」
「ふふっ、どういう理由にせよ……貴女が選んでくれたんだから……思う存分楽しませてあげちゃうから」
「と、い・う・わ・け・で」
『貴女は……どんな風に・どうやってお耳、攻められたい?』
『私を指名して……あんな風にされたいとか、こんな風にされたいとか……考えて来たの?』
『それとも――』
「……ふふふっ」
『ただただお耳を攻められてみたいって感じだったりするのかしら?』
『さては……エッチな動画でも見て耳攻めに興味でも持っちゃった? 貴女ったらエッチなんだから』
「うーん……そうだなぁ……」
『もしどうしてもって希望が無い感じだったら……私のお任せで、どう?』
『ご希望があれば勿論沿っちゃうけれど……私、お任せのほうが燃えちゃうかも♪』
『貴女の反応を見ながら……貴女に合ったお耳攻めを♪』
『ふふふっ、どうする? 私はー、お任せのほうが嬉しいんですけれど』
『ねえ、貴女? 私に身を任せて……くれない?』
『お耳がおまんこになっちゃうくらいに……気持ちよくしてあげちゃうから♪』
『ほーら、貴女♪ どんな風にお耳、気持ちよくなっちゃいたいー? 私に……お・し・え・て』
「……」
『ふふっ、お任せにしてくれるなんて……貴女ったら優しいんだから♪』
「それじゃあ……今日はたっぷりと私の好きなようにお耳、攻めさせて頂くね」
「ふふっ、クセになって……エッチのときにお耳を攻められないと物足りなくなっちゃっても責任は取りませんけど♪』
「それじゃあ……」
『たーっぷり……気持ちよくなっちゃってね♪ あ・な・た♪』