町に一個しかないショッピングセンターで買い物デート
はー……❤
いっぱい買ったねぇ❤
もうこれでしばらくは大丈夫だな。
そしたら。欲しいものは皆買えたし。もう少ししたら帰ろっか。
んー? 靴はいいよ。あんたがくれたのがあるもん❤
はぁ。すっごい楽しかった。
バス。田舎の古い奴だって言うから『どんなのよ』って思ってたのに。
可愛かったね。
エアコン効いてるから、ずっと手ぇ繋いで乗れたし。
今も繋いでるけど。ふふふふ。
で、ね? あの……。
うん?
うん❤ お店涼しいからずっと繋いでられるね❤
へ? なんで?
あ。お手洗い。なるほどね。
そりゃ、このままじゃ行けないよね。
わかった。
じゃあ、荷物もあるしここで待ってる。
いってらっしゃい。
あ……!
よかった、やっと来た。
じゃあ、そういう事なんで、すみません。
行こ。
はぁ……あの人。しつこくて……。
一人になった途端、急に声かけてきてさぁ。
付き合ってる人、待ってるって言ったのに。
全然いなくなんないの。
ん?
大丈夫だよ。なんかされた訳じゃないし。
でも、しばらくどっか隠れてた方がいいかな。
このまま出ても、また会っちゃうかもしれないし。
へ?
あ、帰りは乗るとこずらして、行きとは違うバス停から乗ろうって事?
いいね。そうしよう。
なんか、探検って感じだね。
行こ!