Track5 ペーストつかって揚ゴマ団子!
;9/前遠 (背中向)
【夏葉】「えっとー、バター、バター、っと」
;SE 冷蔵庫ドアしめ
:SE 夏葉足音 ;9/前遠→;1/前→;3/右
;3/右
【夏葉】「おにいちゃん、お待たせー。っと、換気扇もつけなきゃ!」
;環境音 キッチン(換気扇) F.I
【夏葉】「お芋のおやつっていったらやっぱりすみちゃんの大学芋だけど──
もうお芋、きんとんだから、夏葉、別のにチャレンジするね!」
【夏葉】「っていうことできんとんの半分はおゆはん用にわけといて、
残りの半分を──じゃじゃん! またまたボウルの中に戻します。
んしょっ──っと──」
;SE 木べらできんとんを鍋からボウルに
【夏葉】「半分……半分──(呼吸音)(呼吸音)
ん、もちょっとかな……(呼吸音)(呼吸音)
ってか、目分量って案外むつかしいよね──(呼吸音)(呼吸音)
ほんとなら、計量した方がいいんだけど……(呼吸音)(呼吸音)──っと」
;SE セリフあわせでバターきってボウルに
【夏葉】「うん。多分こんなもん。
そしたら、バターを……バターナイフでカットして──
ボウルの中に……二切れ──ん──(呼吸音)(呼吸音)──三切れ!」
;$=SE 片栗粉大さじ1をそのままボウルに
【夏葉】「そしたらここに、片栗粉もいれます。
この分量なら、大さじ一杯くらいでよさそう。
ん……$──っと」
【夏葉】「ぜーんぶいれたら、バターと片栗粉がきんとんと一体になるように、
なめらかになるまで混ぜます」
;SE 木べらで混ぜ
【夏葉】「木べらで、ごつごつ──(呼吸音)(呼吸音)
最初はバターを──(呼吸音)(呼吸音)
切るみたいにして──(呼吸音)(呼吸音)
縦に、縦に、で──(呼吸音)(呼吸音)」
【夏葉】「バターが、なんとなく──(呼吸音)(呼吸音)
くずれて、きた、ら──(呼吸音)(呼吸音)
木べら、だと──うっ──(呼吸音)(呼吸音)
こういう、ふうに、コビリついて──(呼吸音)──きちゃう、から──っと」
;SE 木べらを左手に、右手にシリコンヘラを
【夏葉】「切るのにはむかないけど、くっつきづらいシリコンヘラに持ち替えて、
木べらについたの──ん……$──ぜんぶ、ボウルの、中に──(呼吸音)──おとし、て──(呼吸音)」
;SE シリコンヘラで混ぜ
【夏葉】「そしたら、今度は──(呼吸音)(呼吸音)
シリコン、ヘラで──(呼吸音)(呼吸音)
ぐるぐる、ぐるぐる──(呼吸音)(呼吸音)
全部を、ぐるぐる──(呼吸音)(呼吸音)」
【夏葉】「ぐるぐる、まぜまぜ──(呼吸音)(呼吸音)
伸ばして、まぜて──(呼吸音)(呼吸音)
なめらかに、なる、まで──(呼吸音)(呼吸音)
もーちょっと……(呼吸音)──ん……(呼吸音)──うん!」
;SE stop
【夏葉】「かなりなめらかになった……よね!
バターも片栗粉ももう、完全においもと一体化!」
【夏葉】「そしたら次は~ バットを出して~。
そこにゴマを──$──だー、えへへ、まんべんなくケチらず敷きつめます!」
;SE バット出す
;SE セリフ合わせで
【夏葉】「ヘラで、ペーストを……(呼吸音)(呼吸音)──このっくらいかな?
一口大くらいの大きさにとって、それを手のひらで、そっとやさしく、
ころころこころころ……(呼吸音)(呼吸音)──ころがし、て──(呼吸音)(呼吸音)──
はい、ひとつめおだんごになりました!」
【夏葉】「おだんごにしたらバットの端っこにおいといて──っと。
これを、ペーストがなくなるまで繰り返します」
【夏葉】「ペーストとって──(呼吸音)(呼吸音)──ころころまるめて──ころがして──(呼吸音)(呼吸音)──
ペーストとって──(呼吸音)(呼吸音)──丸めて、丸めて──(呼吸音)──転がして──(呼吸音)(呼吸音)」
【夏葉】「(一分ほど、作業に集中呼吸音)──っと!」
【夏葉】「でーきた。おだんご6つ。最後の一個は、えへへ、ちょっぴりちっちゃくなっちゃったけど」
【夏葉】「そしたらお団子ごろごろターイム!!
バットのに敷き詰めてあるゴマの上を、ペーストだんごちゃんたちに~
ごろごろころがってもらいます!」
;SE ごまの上に団子ころがしてゴマ団子にする
【夏葉】「ごーまだんご~ ごまだんご~
ごろごろごろごろ ごまだんご~
おいもとごーまがであったら~
おいしいだんごになりました~──っと」
【夏葉】「えっへへー、いい感じでしょ! 綺麗! まぁるい! おいしそお!!」
【夏葉】「この調子でのこりのいつつも!! ん……
(呼吸音)*4 ──っと
もひとつ──(呼吸音)*4──んしょ」
【夏葉】「あとみっつ~
ごろごろ、ごろごろ──(呼吸音)(呼吸音)──で。
このこも──ごろごろ──(呼吸音)(呼吸音)──うん」
【夏葉】「最後のいっこ、ちびっちゃいのは~
ごまをなるたけたくさんたくさん──(呼吸音)(呼吸音)
ごろごろごろごろ──念入りに──(呼吸音)(呼吸音)
っと! うん、でーきた!!」
;$=SE お鍋に油たぽたぽ
【夏葉】「ここまできたら、あげるだけ~!
お鍋に油を──$──おだんごがひたひたになるくらいにいれて~──(呼吸音)(呼吸音)──っと!」
;SE コンロ点火
【夏葉】「そしたらコンロに──$──点火! で、
あったまるのをちょっと待ちます──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ん……
どうかな、まだかな──」
【夏葉】「油の温度を知りたいときには~──じゃじゃ~ん、菜箸!」
;$ 菜箸を油にin(いれっぱなし)
【夏葉】「菜箸をこう──$──油に入れて……(呼吸音)(呼吸音)──
あ、ほら、ちっちゃい泡が出てきたでしょう? これが大体170度くらいで……(呼吸音)(呼吸音)──このまま加熱をつづけると──(呼吸音)(呼吸音)」
【夏葉】「おっきな泡がぶくぶく出てきた! こうなったら180度だから、この温度をキープできるようにコンロの火を調節して~(呼吸音)(呼吸音)」
【夏葉】「で、おだんごたちを投入していきます! どぶん! ってやったら油が跳ねてチョー危ないから、
こうやって──(呼吸音)(呼吸音)──ひとつずつ木さじですくって──油の中に沈めるみたいに……(慎重な呼吸音)──うん。」
;SE 油の中にだんご投入。以下であと5つ投入
【夏葉】「これを──つぎつぎ──(呼吸音)(呼吸音)
おんなんじ、ように──(呼吸音)(呼吸音)
くっつかないよう──(呼吸音)(呼吸音)
しずめて、しずめて──(呼吸音)ころがして──(呼吸音)」
【夏葉】「うん、オッケー。あとは音が変わるのを待つだけ。
いまはシュワシュワいってるやつが、あげあがるとチリチリピチピチ、ちっちゃくて高い音に変るから」
;効果音→“あ!”のちょい手前で揚げ上がりの音に
【夏葉】「おにいちゃんも、耳を済ませてよーく聞いててね……
(一分ほど息詰めた呼吸)──あ! ──っ!!! 油からあげなきゃ!」
;掬い網でだんごをつぎつぎに油からあげ、キッチンペーパーしいたトレイの上にころがしていく
【夏葉】「(集中した呼吸音。1個あげるのに短い1呼吸)*5 ──ラストいっこ──(呼吸音)──よし! っと!!」
【夏葉】「ぜーんぶあげおわったから、えっへへー! あとはキッチンペーパーに油吸わせて、粗熱とれるのを待ったらおいしくたべられちゃうよ!」
【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──まだかなー
(呼吸音)(呼吸音)──もういいかなー……あちっ!
(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──んっー ふーーっ! ふーーっ ふーっ!
(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ああ、もうがまんできない! 夏葉、いっこいってみる!!!」
;SE 箸でだんごつまむ
【夏葉】「(ふーーーっ! ふーーーーっ! ふーーーっ! ふーーーーーっ! ふっ! ふっ! ふーーーーっ!)
もういいかな……いいよね──ん……指でさわってもあっつくないし、いけるはずっ!」
【夏葉】「いっただきまーす! (さくっ)──ん~っ!!! んっ! はふっ! は、わっっ──ふあっ!
あふっ! あひゅいっ! あっひゅい! へほっ──んっ──(ごくっ)──ふぁ! おいしーーーーー!」
;$=SE 蛇口ひねってコップに水(水止めない)
【夏葉】「ってか、お水お水っ! $ ──(ごくっ! ごくっ! ごくっ! ごっくんっ!!!)──ぷあー」
;SE 蛇口ひねって水止
【夏葉】「……あまくてあっつくてこうばしくっておいしかった~!
夏葉ずーーーっと、油ものってつわりトリガーだったけど、これ、もう全然平気!!!」
【夏葉】「あ、ってかさっきよりさめてると思うし。おにいちゃんもいっこいくよね?
夏葉、あーんてしてあげる」
;$=SE 箸でゴマ団子つまむ
【夏葉】「んっと──$──んふっ! はぁい、おにいちゃん」
【夏葉】「『あーーーーーーーーーーーーーーーーーん♪』」
;環境音 F.O.