トラック1:オープニング
;SE:ししおどしの音
//立ち位置:1・正面で普通に会話
【水月】
「それではセンパイ、はじめますね……」
//お茶を点てる音はそれっぽくなればいいかなと思います
;SE:茶碗を用意する音>小さめのカチャカチャ
;SE:茶碗にお湯を入れる音
;SE:茶碗のお湯に茶筅を通す音
;SE:茶碗のお湯を捨てる音
;SE:茶碗を拭く音
;SE:茶碗に茶葉を入れる音
;SE:茶碗にお湯を入れる音
;SE:茶筅で茶を点てる音
【水月】
「ふぅ……」
【水月】
「はい、センパイ。お茶できました、どうぞ召し上がれ♪」
【水月】
「茶道部なのにノリが軽い? そんなのいつもの事じゃないですか」
【水月】
「それとももっとぴしってした方が好きですか? センパイがそっちの方がいいなら考えますけど……」
【水月】
「でもその場合、センパイもしっかり作法に乗っ取ってくださいね」
【水月】
「片っ苦しいからそのままでいい? ふふふ、それでこそ先輩です♪」
【水月】
「あ、褒めてるんですよ? 本当ですよ?」
【水月】
「それよりお茶、どうでしたか?」
【水月】
「まあまあ? むぅ……センパイってば素直じゃないですね、美味しいなら美味しいって言っていいんですよ?」
【水月】
「まあそれはともかくとして……次はセンパイの番ですね。美味しいお茶、お願いします♪」
;SE:茶碗を用意する音>小さめのカチャカチャ
;SE:茶碗にお湯を入れる音
;SE:茶碗のお湯に茶筅を通す音
;SE:茶碗のお湯を捨てる音
;SE:茶碗を拭く音
;SE:茶碗に茶葉を入れる音
;SE:茶碗にお湯を入れる音
;SE:茶筅で茶を点てる音
【水月】
「はぁ……相変わらずきれいにお茶を点てますね……見ているだけでため息が出ちゃいます……♪」
【水月】
「そういえば言ってませんでしたっけ? 私、センパイのお茶目当てで茶道部に入部したんですよ」
【水月】
「部活紹介の時に、あんなきれいにお茶を点てる人がいる部活……いったいどんなところなんだろうって思って」
【水月】
「それでドキドキしながら入部してみたら――」
;SE:ししおどしの音
【水月】
「まさかセンパイ一人だけ、他は全員幽霊部員とは思ってもいませんでした」
【水月】
「ええ、もう本当に……驚きと言うか、ガッカリと言うか……」
【水月】
「まあセンパイのお茶を独り占めできるので、私としては嬉しい誤算でしたけど♪」
【水月】
「って、お茶出来たんですね。それでは早速、いただきます♪」
【水月】
「んっ……ずず、ずずずずず……」
【水月】
「ふはぁ……結構なお手前で……この一杯を飲む為に学校に来てるって感じです」
【水月】
「大げさ? 大げさじゃないですよ! 授業中も早く飲みたいなぁって、それだけで頭がいっぱいで――」
【水月】
「って、すみません、うるさくしちゃいました……」
;SE:ししおどしの音
【水月】
「でもセンパイのお茶の為に学校に来てるのは本当ですよ? もちろん勉学も大事ですが、私にはセンパイの方が大事なんです」
【水月】
「むぅ……信じてくれてませんね?」
【水月】
「ならいいです、私がどれだけセンパイのお茶の虜になっているのか、分からせてあげますよ♪」
【水月】
「ささ、センパイ。こちらにどうぞ♪ 大丈夫、痛い事はしませんから……ふふふ♪ 私の感謝の気持ち、受け取ってくださいね♪」