トラック1:オープニング
;SE:夜の鳥の声
;SE:道を歩く音
;SE:ガラガラと引き戸を開く音
//立ち位置:1・正面で普通に会話
【史佳】
「いらっしゃいませ~。銭湯、夏の湯へようこそ♪」
【史佳】
「って、あれ? もしかしてセンパイ? センパイじゃないですか♪ 私ですよ、あなたの可愛い後輩、史佳ですよ~♪」
【史佳】
「なんでここに……番台に座っているのか不思議ですか? ふふふ、何を隠そう、この銭湯は私の実家なのです!」
【史佳】
「ほらほら、この銭湯の名前は『ふみの湯』。私の名前はここから来てるんですよ♪」
【史佳】
「話した事ありませんでしたっけ? ありませんでしたか。まあそれよりも……」
【史佳】
「こんな夜中に逢えるなんて私とセンパイは運命の赤い糸で結ばれてるに違いないですね♪」
【史佳】
「え? 違う? 銭湯に入りに来ただけ? ふふふ、照れなくてもいいですよぉ♪」
【史佳】
「って、なに回れ右してるんですか!」
//立ち位置:3・右側で普通に会話
【史佳】
「せっかく来たのに、お風呂に入らずに帰るつもりですか? お外は寒かったですよね? ほら、指もひえひえです! うちのお風呂は温かいですよ? 温まっていきましょうよぉ♪」
【史佳】
「それにほら、なんと今ならセンパイの貸し切りです!」
【史佳】
「…………」
【史佳】
「あ、でも流行ってないわけじゃないですよ? もうそろそろ店を閉めようと思ってた時間ですし……センパイが来るのが遅いんです」
//独り言
【史佳】
「まあ、遅かったお陰でいろいろと好都合なんですけどねー……」
【史佳】
「ふふふ、何でもありませーん♪」
【史佳】
「それよりほらほら、遠慮なさらずに♪ 一名様、ご案内~♪」
【史佳】
「せっかくの初来店ですし、いっぱいサービスしますから楽しみにしていてくださいね♪」
;SE:ガラガラと引き戸を開く音