<Tr3: ぺろの歯磨き。それから耳かき(右耳):ASMRパート>
;1/前
【ぺろ】「(飴噛み砕き)――(ごくんっ)」
;環境音 (空調)F.I.
【ぺろ】「はー、おいしかったぁ! ええ飴舐めると、
もっとええ飴つくりたなってしまうなぁ――って?」
【ぺろ】「どないしたのおにーさん?
なんや奥歯にものでもつまったような……って! ああ」
;SE 足音一歩
;1/前 密着
【ぺろ】「飴ちゃん、歯の間にはさまってしもたんやろ?
な? おにーさん。ぺろに見えるように屈んで、
ほんでもっておくち? おっきくあけて?」
【ぺろ】「はい、『あーーーーーーん』」
【ぺろ】「ん……(呼吸音)――ん~ よー見えひん。
あ、せやせや。スマホのライト――ん……
うん――」
【ぺろ】「(呼吸音)――あー、かなりガッツリはさまっとるなぁ。
これはブラシしてとっちゃうのが一番の早道やろなぁ。
あ、おにーさん。もうお口とじてええよ?」
;1/前
【ぺろ】「あんな? おにーさん。
このあとの予定とか時間ってどう?
もしもいそいでへんのやったら、歯磨き、してったらどーかな思うて」
【ぺろ】「あ、予定ないん? んふふ~ ええなぁ。
そないな旅が一番楽しい旅よね~。
ぺろ、ごっつうらやましいわぁ」
;1/前→『こっち』で移動で;6/左前
【ぺろ】「ゆーか! そしたら歯磨きしよな?
こっち――この戸の向こうがぺろのおうちになっとるさかいに」
;SE ガラリ戸開け
;6/左前
【ぺろ】「遠慮せんとあがってあがって。
さ、さ、さ! 早ぉ! 早ぉに!!」
;SE 足音
;SE 靴脱いで板敷きの廊下にあがる
;SE ガラリ戸閉める
;1/前
【ぺろ】「へへへー。ぺろのおうちによーこそやんなぁ。
あ!」
【ぺろ】「いや、大したことやあれへんけどな?
あー、やっぱちょっとは大したことかな? へへっ」
;7/左 接近囁き
【ぺろ】「あんな? おにーさんな? 人間でぺろのおうちにあがった、はじめてのお客さんやなぁ、思ーて」
;1/前
【ぺろ】「えへへへへっ! なんや、なんだかこそばゆいなぁ。って」
【ぺろ】「おにーさんは飴挟まって、こそばゆーてたまらんかったんやったっけ。
いけんいけん、ほんなら、この部屋、畳の部屋に入って入って」
;SE ふすまあけ
【ぺろ】「ほんでぺろは~――」
;SE 廊下足音 ;1/前→;16/左前遠
;16/左前遠
【ぺろ】「歯ブラシと~ コップのお水と~ からのバケツと~、バスタオル~」
;SE 足音 ;16/左前遠→;1/前
;SE 机の上にコップ置く
;SE バスタオル畳にしいて、その上にバケツ置く
【ぺろ】「はぁい。じゃ、おにいさん、ぺろのおひざに頭乗ってけ、おくちあーんして?」
【ぺろ】「ああ、いけんよ。おにーさん多分、まだかたまりきっとらん飴舐めてしもーて、それを歯にくっつけてしもーとるさかいに、普通に磨いてもなかなかとれひんもん」
【ぺろ】「その点、ぺろは飴ちゃんの専門家やさかいな。
歯にもどこにも負担かけず、ぱりっと綺麗にとったるさかい」
【ぺろ】「それに――な? おにーさん。ふふふっ」
;3/右 接近囁き
【ぺろ】「こーみえて、ぺろは結構、人間の体のつくりにも詳しいさかいに。
歯磨ききっと、おにーさんが自分でするより、ずーっとここちよーしれあげられるけん。な?」
;1/前
【ぺろ】「(呼吸音)」
【ぺろ】「んふふー。せやせや。元はといえばぺろがうっかり、
かたまりきっとらん飴をおにーさんに舐めさせてしもたんがいけんねやさかいに。
ぺろに責任とらせな、ね? おにーさん大損ゆーもんよ」
【ぺろ】「ほんなら、こーこ<膝ぽんぽん> な?
おにーさんの頭、ぺろのお膝に預けてな~」
;頭が膝に乗る
;1/前 密着
【ぺろ】「あ……なんやこれ――
ぺろもなんだか、こそばゆいゆーか……(呼吸音)――
あはは、なんやちょこーっと照れてまうなぁ」
【ぺろ】「んん……(呼吸音)――
さくっと! さくっと歯磨きしてしまおなー!
ほんならおにいさん。お口、あーんて大きくあけてな?」
【ぺろ】「ん……(呼吸音)――ほんならいくなー
歯ブラシ、まずはコップの水で湿らせて――」
;SE コップに歯ブラシつけて濡らす
【ぺろ】「はじめはゆっくりするさかいにな?」
;SE ゆっくりと歯ブラシ (右下の奥歯。1分ほど)
【ぺろ】「あー(呼吸音)――
ん……(呼吸音)――
なるほどなぁ」
【ぺろ】「やっぱり、歯にくっついてしもとるのがあるな。
これ、ちょっとヨウジでつっついてはがしてしまうなぁ?」
;SE ヨウジで歯についてる飴を剥がす(一分ほど)
【ぺろ】「ん……(呼吸音)――
ここが一番、うすいさかいに――(呼吸音)
――めくって、はがして――(呼吸音)――
そんで――――よしっ!」
【ぺろ】「んふふ~ さすがはぺろさんやんなぁ!
剥がれた飴、これ、おにーさん舐めなおしはる?」
【ぺろ】「よしとくん? もったいないなぁ。
ほんならぺろが~ (ぱくっ、ぱりっ、ごくっ)」
【ぺろ】「あ……ぺろちょこっとはしたなかった?
人間のしきたり、わことるつもりやったんやけど細かいとこまでは……へ?」
【ぺろ】「気にしないならかめへんって……なにを?
カンセツキス?? カンセツキスて――
間接……キっ!!? いややー! もー!!!」
;SE おにーさんの体をばちばちたたく
【ぺろ】「なんでそないなこといいはるのん!
ぺろ、なんか急に恥ずかしくなってもーたやんかー!
いけずー! おにいさんのいけず!!!」
【ぺろ】「むぅぅぅ~ もう。いけずなおにいさんにはな!
――どないしよ……ん~ (考え込む)」
【ぺろ】「あ! これ以上いけずなこといえんよーにな!
ぺろがお口のぜぇんぶをな? 綺麗綺麗にみがいてしまうさかいに! 覚悟したってな~」
【ぺろ】「まずは~ 左上の奥歯から!!」
;SE 歯ブラシ (左上奥歯 一分ほど)
【ぺろ】「ん……(呼吸音)」
【ぺろ】「でぇ。上の前歯~」
;SE 歯ブラシ (上前歯 一分ほど)
【ぺろ】「……前歯の裏も……(呼吸音)――
丁寧に……(呼吸音)――
ん……(呼吸音)――」
【ぺろ】「そしたら今度は、右上の奥歯」
;SE 歯ブラシ (右上奥歯 一分ほど)
【ぺろ】「あ――……ん? (呼吸音)
ここ、虫歯になりかかっとるかもなぁ――(呼吸音)
ん~(呼吸音)――」
【ぺろ】「な。おにーさん。歯医者、近い内いっかいいっといたほうがええかもな。
右上の奥歯、ちょっと虫歯になりかかっとるかもしれんさかいに」
【ぺろ】「ほかはぜんぜん、気になるところあれへんかったけど、そこだけな?
ゆーことで、今度は下の歯。
もーちょっとだけ、ええ子にしてて、こらえてな?」
【ぺろ】「ほんなら、左下の奥歯~~」
;SE 歯ブラシ 左下奥歯 一分ほど
【ぺろ】「ん~……(呼吸音)――
ん……(呼吸音)――
あやしい歯ぁは――ないな、うんうん」
【ぺろ】「そしたら、下の前歯やな~」
;SE 歯ブラシ 下前歯 一分ほど
【ぺろ】「ごしごし、くしゅくしゅ――(呼吸音)――
前歯の裏も……(呼吸音)――
丁寧、に――(呼吸音)――」
【ぺろ】「そしたら仕上げ! 右下の奥歯!
さっき飴ちゃん張り付いてしもとったとこやさかいに。
もっかい、ゆっくり丁寧に――ん……」
;SE 歯ブラシ 右下奥歯 90秒ほど
【ぺろ】「ん……(呼吸音)――
っと……(呼吸音)――
もう飴ちゃんは……(呼吸音)――
のこっとらんな――(呼吸音)――うん!」
【ぺろ】「おつかれさんやなー。
みがきおわったでー。
お口、ぶくぶくゆすぎたいやろ?」
【ぺろ】「はい。こっぷのお水。それから、このバケツ――え?
洗面所でゆすぐ方がええのん? 恥ずかしい?
はー、人間はなんぎなもんやなー。
そんなら――こっち、洗面所」
;SE 廊下移動、ふたり
;3/右
【ぺろ】「ここ。どーぞ、お水流して好きなだけぶくぶくしてな。
恥ずかしいなら、ぺろ、さっきの部屋に先にもどっとるさかいに。ごゆっくり」
;SE 足音 ;5/後→;14/後左遠
;SE 水道の水流す(30秒ほど)
;SE 足音
;1/前
【ぺろ】「あ、おかえりー、おにーさん。
な? ぺろの歯磨き、どないやった??」
【ぺろ】「んふふ~ (呼吸音)――そーやろそーやろそーやんなぁ!
ぺろはこうみえて、人間の体のつくりのことそこそこくわしいあやかしやさかいな。
おにーさんをここちよーしてあげるくらいのことは、朝飯前や!」
【ぺろ】「あ! そんならな? 耳かきも試してみぃひん?
ぺろ、実際にはまだ人間に耳かきってしたことないさかいに、一度ためしてみたかったんよ」
【ぺろ】「耳かきも、な? <SE 懐から取り出す>
えへへ――これ、ええ品って一目でわかるやろー!
縄のうれんのゆえゆーあやかしがつくってくれた、
煤竹の耳かき」
【ぺろ】「薄くてしなって上等やさかいに。
これつこーておにーさんの目玉――やのーて、
あはは、お耳、ほじってあげたら、
きっとここちよーしてあげられるとぺろ、思うんやけども」
【ぺろ】「えへへ! せやなー。ほんなら、しよな?」
;3/右 接近囁き
【ぺろ】「こっちのお耳を上にして、ぺろのお膝に、ごろーんて頭預けてな?」
;これ以降安眠誘導の方向性。メリハリ強弱、リスナーさんを驚かせることがないようにという範囲内でお願いします。
;3/右
【ぺろ】「んふふっ。おにーさんのお耳さん。こんにちわー。
そしたら、ご機嫌うかがいましょか~」
;3/右 接近囁き
【ぺろ】「(ふーーーーーーーーーっ)」
;3/右
【ぺろ】「ん……んーーー。
んんふっ、奥が深そーでほじりがいありそなお耳やねー」
【ぺろ】「楽しみすぎて生唾わいてしまいそうやさかいに。
飴玉、ちょこっと失礼するな~?」
【ぺろ】「(飴玉口に。ころころ。以降、耳かき中舐めたまま)」
【ぺろ】「ほんなら、まずは浅いとこから~」
;SE 耳かき 浅 一分ほど
【ぺろ】「ん~~(呼吸音)――
よごれはそないに目立たへんなぁ――(呼吸音)」
;SE 耳かき 浅 一分ほど
【ぺろ】「それでも、やっぱり――(呼吸音)――
裏側に張り付いてるよーなんは――(呼吸音)――」
;SE 耳かき 浅 90秒ほど
【ぺろ】「ん……(呼吸音)――
こんなんも――剥がしやすいとこから――(呼吸音)――
んん……(呼吸音)――うん!」
【ぺろ】「っと、うっかりするとこやった。
耳かき使う度ティッシュで綺麗に拭かんと、ええ耳掃除はできひんって、結はんにおそわっとったんやった」
;SE ティッシュ引き抜き→耳かきふきふき
【ぺろ】「えへへ、これで――(呼吸音)――うん!
浅いところはこれでええなー。
そしたら今度は――深そな穴の、深いとこ――」
;3/右 (接近囁き)
【ぺろ】「(ふーーーーーーーっ)――ふふっ。たぁのしみ」
;3/右
【ぺろ】「ん~……(呼吸音)」
;SE耳かき 深 90秒ほど
【ぺろ】「……(無言で集中する息遣い)」
【ぺろ】「ん……やっぱり結構、深いなぁ」
;SE耳かき 深い 90秒ほど
【ぺろ】「……ふふっ――みぃつけた――(呼吸音)――
おっきいお宝……逃されへんで~(呼吸音)――
ん――(呼吸音)――
っと――(呼吸音)――」
;SE 耳かき 深 一分ほど
【ぺろ】「もーちょっと――(呼吸音)――
ん……っと――(呼吸音)――よしっ――
零さんよーにせん(呼吸音)――うん」
;SE ティッシュ抜き→ふきふき
【ぺろ】「あとは仕上げで……」
;SE 耳かき深 一分ほど
【ぺろ】「ん……(呼吸音)――
と――(呼吸音)――
うん……(呼吸音)――えへへ~」
;3/右 接近囁き
【ぺろ】「(ふーーーーーーーっ)」
;3/右
【ぺろ】「どやろか? ん~~(呼吸音)――うん!
えへへ、右耳のお掃除、おしまいやー」
【ぺろ】「どないやった、おにーさん?
うんうん、せやろなー。
ごくらくやろなー。
ぺろ、なんやおにーさんがうらやましいわ」
【ぺろ】「ふふっ! そしたら、左のお耳やね~
こっちももーっと、ここちよーしたげるさかいに。
期待してなー?」
【ぺろ】「ほんなら体、いれかえよーな?
ぺろがごろーんて言うさかいに、
それにあわせて、左のお耳が上になるよう、ころげてなー」
【ぺろ】「せやったら、いくなー?
せーので」
;;3/右→;1/前→;7/左
【ぺろ】「ごろーーーーーーーーーん」