砂蒸し風呂でリラックス
;参考 http://nagomiyu.jp/publics/index/17/
;環境音 (スチームサウナっぽい室内環境音)
;砂かけ音は、密封したレコーダーのLRマイク付近に砂をシャベルでかけるイメージでご作成ください
;↓(壁越しエフェクト)
;15/左遠
【りいこ】「マスター! マスター! 着替え終わったらこっちきて!
<;SE ドア開け>」
;りいこはだし。駆け寄る足音数歩
【りいこ】「砂蒸し風呂、いいでしょ~。あったかでしょ~。
えへへ、茎喜(くき)まで来たかいあったよね~!」
【りいこ】
「茎喜も三勢崎線沿線の主要駅だし。
いい音聞いてもらいながら、マスターとも遊べるし。
えへへ、ここ来て大正解!」
【りいこ】「それじゃあまずはね、はい、タオル。
これ、あたまから顎まで、顔だけだしてすっぽり包む感じにするの。
りいこ、ぐるーってまいてあげるね」
;SE りいこ、リスナー頭にタオル巻く
;1/前
【りいこ】「(呼吸音)――ん……(呼吸音)――よ――っと」
【りいこ】「うん! 上手にできた。
それじゃあマスター、横になって。
そこ、砂が四角くほってあるとこが、
マスター専用の砂風呂スペースだから」
【りいこ】「(呼吸音)(呼吸音)……
ん。そしたらりいこが砂かけしてあげる。
やり方ぜぇんぶめいこから共感で教えてもらって、
プロのテクニックそのまんまになるから、安心していいよ」
【りいこ】「(呼吸音)(呼吸音)――めいこ、引退したあとはここでお仕事してるから。
だから、りいこが砂かけやらせてもらうのにもオッケーもらえたの。おねーちゃん特権! えへへー」
【りいこ】「安心できたら、いくね? マスター。体、ぽっかぽかになっちゃうからねー。
お楽しみに!」
;以降指示あるまで、マスターは仰向けにねころがってて、りいこはそれを見下ろしてるイメージです
;1/前
【りいこ】「まずはこのショベルで
<;SE ショベルを砂に刺す>
ゆっくり砂をかけていくから、
マスターはそのまま目を閉じて、動かないでいてね」
;SE りいこ足音 ;1/前→;3/右
;3/右
【りいこ】「いくよー――ん、しょっ」
;SE シャベルで右半身、右肩から右つま先まで、上から下に砂をかけていく
【りいこ】「(呼吸音)(呼吸音)――っ――
(呼吸音)(呼吸音)――砂って、結構――
(呼吸音)(呼吸音)――重たい、な……んっ――」
;3/右→;1/前→;7/左
【りいこ】「そしたら今度は~~~ えへへっ」
;7/左
【りいこ】「左側うめてくね。
マスターはそのまま、なぁんにもしないでリラックスだけしていてね」
;SE シャベル。右と同じことを、左側で
【りいこ】「んっしょ――(呼吸音)(呼吸音)――
っ――(呼吸音)(呼吸音)――重すぎない 平気
(呼吸音)(呼吸音)――重すぎるよなら、砂減らすから――
(呼吸音)――いつでも――いって、ねっ! よいしょっ」
;7/左→;1/前
【りいこ】「次は真ん中埋めてくねー。
首からいくから、ちょっとだけくすぐったくても、我慢しててね」
;SE シャベル センターで
【りいこ】「(呼吸音)(呼吸音)――なんか、これ――
(呼吸音)(呼吸音)――こうしてる、と――
(呼吸音)(呼吸音)――映画とかでみる――
(呼吸音)(呼吸音)――海の、砂浜――(呼吸音)――みたい、だね……っと」
;SE stop
;1/前→;3/右
【りいこ】「りいこ、群真のこだから、海とか行ったことも見たこともないから――
えへへ、なんだかすっごく楽しい!」
;SE りいこ、しゃがみ込む
;3/右 (近い)
【りいこ】「マスターも楽しいと嬉しいけど――
(呼吸音)(呼吸音)……
って、あはは、いまは楽しいよりなにより、暑いのが先に来ちゃうよねー」
【りいこ】「それでもね? ここの砂蒸し風呂は、他のところよりも結構低めに温度設定してあるんだって。
<;SE スコップざくり>
掘ったばっかりのやつでも、50度ないの」
:SE 耳元に砂をざー
【りいこ】「だからその分、掘ってかけてを繰り返すの。
それでポカポカで気持ちいいのが、ながーく続くようになるんだよー。ふふっ(呼吸音)(呼吸音)」
【りいこ】「サウナって100度とかあるんでしょ?
それよりずーっと温度低いのに、そんなに汗がダバダバでちゃうヒミツは~、重さ!」
;SE 砂堀り→かけ
【りいこ】「いまマスターの身体をすっぽり包んでる砂の総重量が、大体25kgくらいあるの。だから、あっついのと重いので、身体の中がぎゅーってされて、汗と一緒にわるいのがどんどん出ていくんだって。デトックス!」
;3/右
【りいこ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
ふふふっ、マスターの息もぽかぽかしてる」
;SE 砂堀り→かけ
【りいこ】「……おなかと背中とか。手とか足とかのさきっぽとかは、きっともっとぽかぽかだよねー。。
とっても気持ちよさそうでりいこもなんだかうれしいな――(呼吸音)(呼吸音)」
【りいこ】「っていうか、マスター、お顔もう汗びっしょりだね。
りいこ、拭いてあげるから、ちょっとだけ待っててね」
;SE りいこ足音 ;3/右→;11/右遠→;9/前遠
;9/前遠
【りいこ】「ん、しょ――」
;SE 洗面器に蛇口から水注ぎ込む
;SE りいこ、洗面器かかえて慎重な足音
;9/前遠→;11/右遠→;3/右
;3/右
【りいこ】「おまたせー
<;SE りいこしゃがみ>
えへへー」
【りいこ】「りいこ、いまからタオル絞るね
つめたーいお水で絞るから、きっとすっごく気持ちいいよー」
;SE 洗面器の水でタオルすすいで→絞る
【りいこ】「ん……(呼吸音)(呼吸音)――
よい、っしょ――ぎゅーーーーーっ――(呼吸音)――うん!」
【りいこ】「じゃ、汗ふくね め、閉じててね」
;SE 濡れタオルで顔の汗ふく(継続)
【りいこ】「ん……(呼吸音)――っと――(呼吸音)――
おでこ……(呼吸音)――おはな――(呼吸音)――
ほっぺ――(呼吸音)――おく、ち――(呼吸音)――
あーご――(呼吸音)――あごの、下――」
;SE すすぎ→しぼり
【りいこ】「右のお耳と――(呼吸音)――お耳の後ろ――」
;7/左 (足音をともなう移動なし。体を伸ばして移動なしでふいてあげる)
;7/左 ”うん”で→;3/右
【りいこ】「左のお耳と――(呼吸音)――お耳の後ろも――(呼吸音)――うん」
;3/右
【りいこ】「(呼吸音)(呼吸音)――えへへー、マスターがサッパリしたならよかったー」
【りいこ】「砂蒸し風呂がおわったらね、冷たいお水で喉をうるおして、シャワーで汗をながして、もっとサッパリできちゃうから。
そのときのために、りいこ、もうちょっとお砂、かけてあげるねー」
;SE 砂かけ(右)
【りいこ】「あつくてぼーっとしちゃわないように、
りいこおもしろいこと教えてあげるね」
;3/右 接近囁き
【りいこ】「どうしてりいこの妹――めいこが、この砂蒸し風呂でお仕事してるのか……っていうお話」
;SE 砂かけ(右)
;3/右
【りいこ】「めいこ、りいこの妹だから、蒸気機関車レイルロオドでしょ。
でも、めいこの6号機関車は、解体されちゃったでしょお」
【りいこ】「解体されたボイラーは、そのままここに買い取られたんだって。つまり――
(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」
【りいこ】「そうなの、6号のボイラーは、この施設ができた当初は、砂蒸し風呂を下からあっためてるお仕事をしてたんだって――ん」
;SE りいこ足音 ;3/右→;1/前→;7/左
;3/右→;1/前→;7/左
【りいこ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っと」
;SE 砂かけ(左)
【りいこ】「で、めいこがそのボイラーの管理をしてて。
でも、6号のボイラーが使ってるうちにぼろぼろになっちゃって、だから新しいボイラーといれかえて。
でもめいこは、変わらずここでお仕事してるの」
;砂かけ(左)
【りいこ】「……レイルロオドが鉄道以外のお仕事につけるようになったなんて、時代、すっごく変わったよね」
;砂かけ(左)
【りいこ】「昔は絶対、車両と一緒に解体・廃棄だったのに――
って、マスター、すっごい汗」
;SE 汗拭き
【りいこ】「もう出たほうが良さそうな気がするけど
(呼吸音)(呼吸音)――」
【りいこ】「そうしたら、りいこが10だけ数えるから、そうしたら、砂からあがろうね」
【りいこ】「それじゃあ、最後のひとがんばり。
じゅーう、きゅーう、はーち、なーな、ろーく、
ごーお、よーん、さーん、にーい、いーち、ぜろ!」
【りいこ】「はぁい、マスター、お疲れ様でしたー。
まずは手と足の砂、りいこ、崩してくねー」
;SE 手足の砂崩す
【りいこ】「えへへ、マスターお顔ほーってした。空気、涼しくて気持ちいいよねー。
そうしたら、身体の上のお砂もりいこ、ゆっくりゆっくり落としていくねー」
;SE 胴体の砂落とす
【りいこ】「ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり――
ん……(呼吸音)(呼吸音)――っしょ――(呼吸音)(呼吸音)」
【りいこ】「うん。これでお砂は落ちました。
そうしたらマスター、冷たいお水とシャワーだね。
そのあとにはね、えへへへへー」
【りいこ】「すずしいとこで、のんびりのんびりやすもうねー!」