Track 2

愁子の作るカクテル

//SE:グラスに氷を入れる:かちゃっ、かちゃっ:カウンター下:ボイス位置9番位置から 【愁子】 「それじゃ、まずはあなたの分から――お客様の分からお作りいたしますか」 //SE:トングをアイスバケツに入れる:さくっ //SE:グラスをカウンターに置く:ことっ //SE:シェーカーを手元に引き寄せる:かしゃっ:シェーカー上下が微かに擦れる際の音です //SE:メジャーカップを手元に引き寄せる:ことっ 【愁子】 「今から作るのは――マスターは、古典的なレシピって言ってたんだけど、牛乳を混ぜるジンフィズ」 【愁子】 「昔々、戦後間もない日本には、外国人の軍人さんがいて……朝からお酒を飲みまくってたんだって」 【愁子】 「でも、さすがにそれを他の人に見られるのは気が引けたみたいで……そこで考えたのが、ミルクを混ぜちゃって、お酒を飲んでるように見られなくすること」 【愁子】 「見た目を白くしちゃえば、普通に牛乳飲んでるようにしか見えないからね」 //※バーテンダーなら基本的に動作は迅速なものだとは思いますが、今回は音を心地よく聞かせる作品ということですので、全体的にゆったりした動作をイメージさせる配置間隔をお願いしたく思います(中島大) //SE:瓶を開ける音:きゅっ:小さめ:瓶は最初から開封済みの物です //SE:メジャーカップにジンを注ぐ音:それほど聴こえるものでもないので無しでもいいかも //SE:シェーカーにジンを入れる音:ぱしゃ:小さめ //SE:メジャーカップ置く音:ことっ //SE:瓶を閉める音 //SE:冷蔵庫開ける音:ぱかっ:パッキンの音:小さめ:方向はボイス位置10、ヒロインの足元から聴こえるイメージです //SE:冷蔵庫閉める音:ぱふっ:パッキンの音:小さめ:方向はボイス位置10、ヒロインの足元から聴こえるイメージです //SE:瓶を開ける音:きゅっ:小さめ:瓶は最初から開封済みの物です //SE:メジャーカップにジュースを注ぐ音:それほど聴こえるものでもないので無しでもいいかも //SE:シェーカーにジュースを入れる音:ぱしゃ:小さめ 【愁子】 「……そんなにジッと見なくても、特別なことはしないよ? 今だってシェーカーにレモンジュース入れただけなんだし」 【愁子】 「あとはここに砂糖と――牛乳を入れて、あとは普通にシェークして、グラスに入れて、さらにそこにソーダを注いで完成」 【愁子】 「難しいことは――いや、そういうわけでもないかな。ほら、レモン汁と牛乳って合わせると固まるでしょ?」 【愁子】 「そうしないように作らないといけないのが、牛乳入りジンフィズの難しいところなんだって。……まあ、普通のジンフィズも全然難しいんだけどね」 //SE:瓶を閉める音 //SE:瓶を置く音:ことっ:カウンターではなくその手前内側に置くイメージです //SE:冷蔵庫開ける音:ぱかっ:パッキンの音:小さめ:方向はボイス位置10、ヒロインの足元から聴こえるイメージです //SE:冷蔵庫閉める音:ぱふっ:パッキンの音:小さめ:方向はボイス位置10、ヒロインの足元から聴こえるイメージです //SE:メジャーカップにミルクを注ぐ音:それほど聴こえるものでもないので無しでもいいかも //SE:シェーカーにミルクを入れる音:ぱしゃ:小さめ //SE:紙パックを置く音:ことっ:カウンターではなくその手前内側に置くイメージです //SE:マドラーをワンバウンド:とんっ:ラバーの上にマドラーの先端を一度「とん」と弾ませる音です //ボイス:「なんかこうしてると」の前に「くすっ」と小さな笑い声をお願いします 【愁子】 「はーい、材料が全部入ったので、シェークする前によく混ぜまーす。……なんかこうしてると、カクテルの作り方を教えてあげてるみたい」 【愁子】 「せっかくだし、自分で覚えてやってみたら? ……って、そうされたらうちに来なくなっちゃうか。覚えなくていいよ。今日見たものはぜーんぶ忘れなさい」 //SE:シェーカー内ステア:かちゃっ……:まだ氷が入っていないので、縁に軽くマドラーが擦れる際の音です //演技依頼:「ちろっ……」は手の甲辺りに酒をつけて舌先で味見、というニュアンスですので、小さめでお願いします。極端な舐め音を出して頂かなくても問題ございません。 【愁子】 「味は……ちろっ……うん、大丈夫そう」 //SE:マドラーをアイスバケツに置く音:からん //SE:シェーカーに氷入れる音:かしゃん:5~6回程度? //SE:シェーカーをカウンターに置く音:かしゃっ…… //SE:シェーカーの蓋をする音:かちゃっ 【愁子】 「――よし、氷も入れたし準備完了。それじゃあ、シェークしまーす」 【愁子】 「……シェーカー振る前にわざわざ宣言するとか、考えてみたら初めてしたかもしれない。なんかちょっと照れくさい気がする」 //以下ボイス位置:9:軽く一歩下がってください //演技依頼:軽く息を吸うニュアンスをお願いします 【愁子】 「……………………」 //SE:シェーク:「シャカッ」が50回程度:最初の5回程度がゆっくり、最後の5回程度もゆっくりで、徐々に勢いを落としていくイメージ //以下ボイス位置:9:下がる前の位置に戻ってください 【愁子】 「……なんか、シェークしてるの見られてること意識しちゃってた。いつもはそんなことないのに」 【愁子】 「あんまり緊張させないで? グラスに注ぐとき、こぼしちゃうかもしれないから……なーんて」 //SE:シェーカーの蓋を開ける音:きゅっ…… //SE:グラスに注ぐ音:しゃかしゃか……:小さめ:細かく振りながら注ぐので小さく氷の音が鳴っています //SE:シェーカー移動:じゃっ:グラスの上でのシェーカーを素早く横移動する際の音です //SE:シェーカー置く音:ことっ:小さめ 【愁子】 「よし、っと。あとはソーダを注いだら、完成」 【愁子】 「あ、もし自分で作るとき用の参考で1つ教えておくと……炭酸を注ぐときには、なるべく氷に当てないようにするといいよ。こういう風に、ね……?」 //SE:炭酸注ぐ音:そっと注いでいるので小さめ。無しでもいいかも? 【愁子】 「私、最初のころはそれがなんだか苦手でねー……よくマスターに注意されてた。他の子はちゃんとできてたのに」 【愁子】 「っと、昔の話はいいや。……で、あとは軽くステアして――」 //SE:ステア:からん 【愁子】 「はい、お待たせ致しました。ジンフィズでございます」 //SE:コースターに置く音:ことん 【愁子】 「さあさあ、どうぞ冷たいうちに。……って、そっか。2人で飲むって話だったもんね。私の分も作らないと」 【愁子】 「待っててくれるのはありがたいけど、飲みたくて我慢できなくなったら、先に飲んじゃってていいから」 //以下ボイス位置:9:後ろを向きながら? 【愁子】 「同じの作って、あんまり待たせるのも申し訳ないし……私はやっぱりハイボールにしようかなあ」 //SE:瓶が擦れる音:かちゃっ:小さめ //SE:瓶を置く音:とん //以下ボイス位置:9:正面向き 【愁子】 「氷、氷……あ、ちょうどこの1杯分でなくなりそう」 //SE:トングで氷を掴む音:すっ //SE:トングで氷をグラスに入れる音:かちゃっ //SE:トングで氷を掴む音:すっ //SE:トングで氷をグラスに入れる音:かちゃっ //SE:トングで氷を掴む音:すっ //SE:トングで氷をグラスに入れる音:かちゃっ //SE:氷入グラスを置く音:かちゃ //SE:水差しから水を注ぐ音:とぽぽ……:グラスいっぱい 【愁子】 「……なんでハイボール作るのに、最初に水入れてるか気になるでしょ?」 【愁子】 「これね、最初にこうして水入れてステアすると、グラスも冷やせて氷の角も取れるんだよ。それが終わったら水を捨てて……ウィスキーを入れるのは、そのあと」 //SE:ステア:から……:15回程度 //SE:グラス持ち上げる音:かちゃっ //SE:水を捨てる音:ちょろろ……:ボイス16の辺りからの想定 //SE:グラス内の氷の音:かちゃっ 【愁子】 「これくらいなら、さっきのジンフィズと違って手間も少ないし、家で飲むときにやってみるといいんじゃないかな」 //SE:ウィスキーの蓋開け:かしゃっ:栓は開封済みの想定です 【愁子】 「お客様に出すときはちゃんとメジャーカップ使うけど……今は自分用だから、ウィスキーは目分量でいいや」 //SE:ウィスキー注ぐ音:ゆっくり:極小 //SE:グラス内氷が動く音:からん:小さめ //SE:ウィスキーの蓋閉め:かしゃん //SE:瓶を置く音:ことん 【愁子】 「で、先に入れたウィスキーを混ぜます。……これもさっきと同じで、作り方講座みたいになってるね」 【愁子】 「でも、これはシェークとかの必要もなくてお手軽だし、家でも作れるからね。見といて損はないかもよ?」 //SE:マドラーをワンバウンド:とんっ:ラバーの上にマドラーの先端を一度「とん」と弾ませる音です //SE:グラス内にマドラーを入れる音:かちゃっ //SE:かき混ぜる音:からから…… //SE:マドラーを置く音:かちゃん:アルミバケツに入れます:ボイス位置16辺りからの想定 【愁子】 「よし、っと……あとはソーダを注ぐんだけど、これもさっきのジンフィズと同じ。できるだけ氷に当てないように、ウィスキーの水面を狙って注ぐの。理由は炭酸が抜けるのを防ぐため」 //SE:瓶の蓋を開ける音:すぽっ:小さめ 【愁子】 「慎重に、慎重に……自分用なんだから、そんなに気ぃ遣うこともないんだけどね」 【愁子】 「……で、注いだら、あとは軽くかき混ぜて、ハイボールの完成」 //SE:ソーダ注ぐ音:とぽぽ……:ゆっくり //SE:瓶の蓋を閉める音:きゅっ、ぽん //SE:マドラーをワンバウンド:とんっ:ラバーの上にマドラーの先端を一度「とん」と弾ませる音です //SE:グラス内をゆっくりかき混ぜる音:から……から…… //SE:マドラーを置く音:かちゃん:アルミバケツに入れます:ボイス位置16辺りからの想定 【愁子】 「――はい、お待たせしました。ごめんね、待ってもらっちゃって」 //SE:グラスの氷の音:からん:小さめ 【愁子】 「それじゃあ早速、乾杯――って、なんかカウンター越しだと、私がまだ仕事してるみたいだね」 【愁子】 「そういうわけだから……移動、するね?」 【愁子】 「普通に、どこかのバーで飲んでるみたいに……隣に」