Track 8

アルジェの精密耳掻き・左耳

;7/左(接近囁き) 「グート。上手だ。たいへんよろしい」 「(ふーーーーーーーーーーーーっ)」 ;室内環境音 和室 F.I. ;7/左 「それでは、こちらもまずは観察から入ろう。 少し失礼させてもらう」 ;色んな角度から覗き込み 「(呼吸音)(呼吸音)――ふむ……(呼吸音)(呼吸音)――ああ――(呼吸音)(呼吸音)――そういうことか――(呼吸音)(呼吸音)――なるほど、な」 ;7/左 「こちらも右耳と同様だ。特別なことは必要なく、いつもの手順で、アルジェがきれいにしてあげられる。 すなわち、ピンセット、スプーン、スパイラルの順番で――ああ」 「(微笑)――さっきよりももっと眠たそうだな。 アルジェは黙って耳掻きを――(呼吸音)(呼吸音)――ふふっ、なら、のんびりとした話でもしながら、すすめていこう」 「とはいえピンセット中は、あまり話もできないかもしれないが。 よ……」 ;SE ピンセットで耳掃除 「まずは、ここ――(呼吸音)(呼吸音) 一番、大きな――(呼吸音)(呼吸音) 他への、アクセスを――(呼吸音)(呼吸音) 阻害、するものを――(呼吸音)(呼吸音)」 「こうして、慎重に――(呼吸音)(呼吸音) くずさない、よう――(呼吸音)(呼吸音) つまんで、しまって――(呼吸音)(呼吸音) とりされ、ば(呼吸音)(呼吸音)――よし」 ;SE ティッシュで耳掻きふき 「あとは、多少は――(呼吸音)(呼吸音) 気楽に、なるが――(呼吸音)(呼吸音) それでも、やはり――(呼吸音)(呼吸音) ピンセット――(呼吸音)――は――(呼吸音)」 「耳掻き――(呼吸音)専用の――(呼吸音) もので、あっても……(呼吸音)(呼吸音) 他の、どれより――(呼吸音)(呼吸音) 取り扱いには――(呼吸音)――注意が、必要――(呼吸音)――っと」 ;SE stop 「(安堵の息)」 ;ティッシュ拭き 「こっちのお耳のピンセットは、今の二個だけで完了だ。 とはいえその分、細かなものが散らばっているゆえ、スプーンとスパイラルは念入りになりそうだが」 「ともあれゆるゆる、あせらず行こう。マスター、そのままどうかリラックスして……」 ;SE スプーン耳掻き(浅い・継続) 「しかし、こう――(呼吸音)(呼吸音) 今でこそ、アルジェは――(呼吸音)(呼吸音) 耳掻き、にも――(呼吸音)(呼吸音) マスターと、すごす――(呼吸音)――時間、にも――(呼吸音)」 「完全に、馴染んだ――(呼吸音)(呼吸音) 感さえ、あるが――(呼吸音)(呼吸音) これも、最初は――(呼吸音)(呼吸音) 出会った、ころは――(呼吸音)(呼吸音)」 「ふふふっ、だなぁ――(呼吸音)(呼吸音) 実際、いろいろ――(呼吸音)(呼吸音) 噛み合わないことが――(呼吸音)(呼吸音) いくつも、でてきて――(呼吸音)――あのころ、は――(呼吸音)」 「どうなることかと――(呼吸音)(呼吸音) 思った、けれど――(呼吸音)(呼吸音) 時間は、すごいな―(呼吸音)(呼吸音) 本当に――(呼吸音)(呼吸音)――っと」 ;SE stop 「(ふーーーーっ)(ふっ!)」 「……(耳穴観察)――。うん。上出来だ。 深いところも、この調子ですませてしまえればとアルジェは思う」 ;SE スプーン耳掻き(深・継続) 「よし、っと……(呼吸音)(呼吸音) う……ん――(呼吸音)(呼吸音) ああ、うん――(呼吸音)話の――(呼吸音) 途中、だったか――(呼吸音)(呼吸音)」 「時間を、重ねて――(呼吸音)(呼吸音) 乗務を、重ねて――(呼吸音)(呼吸音) マイスターのこと、少しずつ――(呼吸音)(呼吸音) アルジェは、学習――(呼吸音)――していって――(呼吸音)――」 「逆に、きっと――(呼吸音)(呼吸音) だよね、マイスターも――(呼吸音)(呼吸音) アルジェは、多分――(呼吸音)――一般的には――(呼吸音) 扱いづらい、レイルロオドで――(呼吸音)――けど、マイスターは――(呼吸音)――ふふっ」 ;SE stop ;SE ティッシュで耳かきふき 「……アルジェを信じてくれている。すべて委ねてくれている。 だからアルジェも――ふ……ぁ――(小あくび)」 「――いかんな。緩むにはまだ早い。 スパイラル、最後に仕上げ――それだけは終わらせてしまわねば。ん……」 ;ここからだんだん眠たく、スローになっていってください ;7/左 接近囁き 「もう少しだけだ。マイスター。もう少しだけ、アルジェに時間を預けてほしい」 ;SE スパイラル(深) 継続 ;7/左 「あとは……これだけ――(呼吸音)(呼吸音) スパイラル、して――(呼吸音)(呼吸音) こま、かな――(呼吸音)――ちり、を――(呼吸音) くっつけて――(呼吸音)――とって、しまえば――(呼吸音)――ふぁ――」 ;SE stop ;ティッシュふき 「ああ、だめだ。アルジェは今日は、はしゃぎすぎてしまったらしい。 もう眠たくて眠たくて――ん……精密作業を継続できる……状態、では――ない」 「ぁ――(大あくび)」 「すまない。アルジェのマイスター。 いまは、作業を……しばし、中断――させて、くれ――」 「うたたねを、して――ゆうごはんの、あと――ん……その、あと――」 「かならず、きれいに……すっかり、きれいに――アルジェは――しあ、げ――(あくび)――。 ああ、もうだめだ――アルジェもよこい……ならせてほしい」 ;SE 身じろぎ ;7/左(添い寝) 「ふぁ……あー……よこになるのの、なんてらくちんなことだろう……あ……」 「(くんくん、すんすん)」 「ふふっ、マイスターから、いつもと、ちがう……かおりが……する――」 「あぶらじゃ、なくて――(呼吸音)(呼吸音)――海の、においが――(呼吸音)(呼吸音) 楽しい、うれしい――(呼吸音)(呼吸音)――しおの、かおりが――(呼吸音)――ふぁ――」 「あるじぇ……だいすき……なった――にお、い…………ん――」 「(浅い寝息、ニュアンス多め)*8呼吸」 「(浅い寝息、ニュアンス多め)*8呼吸――ふぁ――」 「おや、すみ――まいす、た――(呼吸音)(呼吸音)―― アルジェの――(呼吸音)――大事、な――(呼吸音)」 「(浅い寝息、ニュアンス少なめ)*12呼吸」 「(落ち着いた寝息、ニュアンス少なめ)*12呼吸」 ;環境音 F.O