06.エピローグ
SE: シーツが擦れる音
︵恥じらい︶今日は初めてのことばかりで︑… ついつい恥じらいが出てしまっていたよ︒
最後の方だって… 本当は︑私がお前を快楽に導いてやりたかったのだが… なかなか上手く
いかず︑なすがままだったな︒
SE: 衣擦れなど︑寝返りの音
︵幸せそうに︶んぅ… しかし… 初めての相手がお前で… 本当によかったぞ︒
実に幸せな時間だった… ︒
なんて… 私は何をしんみりとしているのだろうな︒
心からお前を求め… 契りを結べたからか?
もしも︑何のきっかけもなく… 元の世界に戻ることになってしまったらと思うと… 不安︑な
のかな… ︒
︵キス︶ちゅーっ… ん… っ︑んぅっ︑ン… ︒
何かの拍子に… お前にもう二度と触れられない日が訪れてしまったら…… 私は堪えられな
いよ︒
お前は… どうだ?
私と契りを結べて… 嬉しかったか?心の底から満足… できたのか?
ふふ… お前は優しいからな︑そう言ってくれると踏んでいたよ︒
… ありがとう… ︒
私が元の世界に帰ってしまうその日まで… よろしくな︒
… ふふ︑やはり私らしくはないな!こんなにしんみりとしてしまうのは!
よーし︑私の胸を貸してやるから… 今日はもう寝るぞ!
それに… 明日は仕事が休みだと言っておったな?
ならば… 一日中︑私とともにいること!よいな?
契りを結んだ者同士は︑命を落とすまでともにいるのが︑私がいた部族のしきたりなのだ!
︵悲しげにつぶやく︶私とお前とでは… どうなるかはわからないがな… ︒
︵明るくキス︶ちゅーっ… ふふ︑おやすみ︒ともにいい夢を見ようぞ︒
FO