Track 2

02_日常パート2

ーSE(ふたりの足音)IN 付き合い始めてからしばらくたったけどさ、まだ誰もわたしたちのこと気づいてない みたいだね 告白したときはすっごく緊張してたしこのさきどうなるのかなって思ってもいたんだ けど、 これまで通りでいられてるね こうやって一緒に帰ってる恋人の時間は、ちょっぴりドキドキだけど…… 君はどう? わたしといるとドキドキする? …… するよね、同じ気持ちだ あ、あのさ、わたしたち、そろそろ次の段階にいっても、いいかなって思うんだけど …… どう? 手、繋いでみようよ…… いいよね? はいっ、どうぞ こういうのは男の子からきてほしいな ーSE(手を握る音) …… んっ、ありがと 手汗とかかいてないよね? わたし 大丈夫だよね? 感覚が変になってもう自分じゃわからなくなってる…… なんか恋人って感じだね どんどん恋人っぽいことやっていこうね…… ー短い間 ん? 君もしたいことあるの? いいよいいよ、なんでも言って 君がなにをしたいのか知りたいし …… デート? いいねっ、デート でもいますぐにはできないよ 来週はテストがあるでしょ、だからそれが終わってからね わたしだってすぐに行きたいけど、それで勉学が疎かになるのはよくない お互いに支えあって高め合うのがパートナーでしょ? …… ん? あー、一緒に勉強かー、それなら、いいかも…… 恋人っぽいし…… えへへ …… お家に行ってもいいの? ってことは、君のお父さんお母さんに紹介されるんだよね 大丈夫かな? 恋人として認めてくれるかな? …… 平気そう? ならいいんだけど…… なんだか緊張してきちゃった…… ーSE(ふたりの足音)FO ーしばらく空けて ここが君ん家(ち)か ちょっと緊張してきちゃった…… ーSE(玄関が開く音) お邪魔しまーす …… 家族のひと、出掛けちゃって、いないんだ? そっか、ちょっとホッとしちゃった 家族に紹介とかはまだ先かなって思ってたから、 心の準備とかできてなくてね ーSE(靴を脱ぐ音) 君のお部屋は…… 2階? ーSE(階段を上る音) ーSE(部屋のドアを開ける音) わー、ここが君のお部屋かー 今日突然来たのに、お部屋片付いてるね わたしの部屋なんて散らかしっぱなしだから、人なんて呼べないレベルだよ ーSE(春奈、床へ座る音) …… えっ、わたしなんて全然しっかりしてないよ みんなにはそう思われてるかもだけど、自分では思ってないし、 家族に言われたこともない この先付き合っていったら、抜けてるところ、見ちゃうよきっと がっかりしないでよ? そういうところも含めてわたしなんだから わたしも逆に、君の意外なところとかも知れちゃうのかな? へへ、楽しみー わたしだけが知ってる君のいいところと早く出会いたいな ーSE(主人公、床へ座る音) …… 顔になんかついてる? じっとわたしのこと見てるけど もしかして変なところに汗かいてる? えー、どこどこ、恥ずかしいな…… んー、別になにもついてないし、汗もかいてないけど…… ーSE(小さな衣擦れ) ちょ、ちょっと近くない? 顔 あの…… えっと…… そういうこと…… チューしたいってことかな? んん、まだ早いような気も…… したくないわけじゃないし、興味も、あるけど…… そんな見つめられると困るよぉ…… いいよ…… しよ …… んちゅっ しちゃったね…… 唇ってこんなに柔らかいんだ、初めて知っちゃった わたしのファーストキス、だからね